
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
登山のテント泊でフリーズドライは切っても切り離せない食料。
でも、フリーズドライにもいろんな種類があり、何を食べればよいか迷いませんか?
ここでは、筆者の実体験をもとに登山のテント泊でフリーズドライをおいしく食べる小技を紹介します。
個人的な意見もありますが、参考に読んでいただければうれしいです。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
登山形態で異なるフリーズドライの食べ方

一般にフリーズドライの大きな利点は『保存期限が長い』ことですが、登山での利点は『超軽量』だということ。
でも、フリーズドライにもいろんな種類があり、何を持って行けばよいか迷いますよね
僕のこれまでの経験から、登山形態(↓)で異なると思います。
- 日帰り登山
- 一泊のテント泊登山
- 長期テント泊登山
日帰り登山の定番はカップヌードルが大道なので、ここでは省略しますね。
では、テント泊でフリーズドライを美味しく食べる方法ってあるんでしょうか?
まずは、一泊のテント泊登山から、紹介します。
一泊のテント泊でフリーズドライを美味しく食べる小技

一泊のテント泊登山では、テント場で豪華な食事を楽しみたいもの。
例えば上の写真の様に、『肉』と『サラダ』と『缶ビール』。
重いザックを担いで上がった人の最高の贅沢ですよね。
でも、そんな場でもフリーズドライも大活躍します。
メイン料理に添える『フリーズドライスープ』

食事の際の必須アイテムのスープ。
これには、『フリーズドライスープ』が大活躍。例えば、こんな↓感じで、重さも10g程度。

スープがあれば食事の豪華さが全く違いますよ。
最近はいろんな味のものがあり、こんな↓感じでまとめ買いしておくと便利。
メイン料理後の腹ごしらえに『フリーズドライご飯』

『肉』と『サラダ』と『ビール』だけでは、お腹がいっぱいにならない。
そんな時に活躍するのが、こんな↓『フリーズドライご飯』。

いろんな味付けのものがありますので、こんな感じでまとめ買いしておくと、家庭の防災グッズにも役に立つかと。
白米にトッピングする方法もありますが、これは後述します。
緊急用にも使える『フリーズドライご飯』

道に迷ってビバーグを余儀なくされた場合にも、『フリーズドライご飯』が役に立つと思います。
時間をかければ、お湯じゃなくて水でも十分美味しく食べれます。
重さも100g前後ですし、緊急用に持参するのもいいかと。
長期テント泊でフリーズドライをおいしく食べる小技
長期テント泊登山では、一泊テント泊登山と違って、重要なのは『食料の軽量化』。
生ものは長期間保存できないこともあり、フリーズドライに頼るケースも多いかと思いますが、ここに落とし穴が!
最近の『フリーズドライご飯』は美味しいが、連日だと飽きる

3泊のテント泊縦走をした時の事。徹底的に軽量化しようと、フリーズドライご飯だけで、乗り切る予定でした、大失敗。
その時は、隣のテント泊のおじさんから、豚汁のおすそ分けをしていただき、なんとかしのぐことができました(-_-;)
最近の『フリーズドライご飯』は美味しいですが、連日だと飽きる。
そんな経験から、連泊する際は次のような食べ方を考案(やや、大げさ?)。
『白米のフリーズドライご飯』は意外に使える
用意するものは、たったの2つ。
❶『白米のフリーズドライご飯』

❷『フリーズドライのどんぶりの素』

❶と❷を合わせて、親子丼の出来上がり~~

中華丼やビーフシチュー丼などトッピングするものはなんでもOK。
最初から味付けしてある『フリーズドライご飯』に比べると格段に美味しく、連日のテント泊でも飽きることはないかと。
どんぶりの素は、こんな↓感じで、いろんな種類がありますので、是非試してみて下さい。
晩飯の『白米のフリーズドライご飯』を少し残して、翌日の朝は『かにぞうすい』
ややマニアックになりますが、『白米のフリーズドライご飯』を少し残して、虫が付かないように、こんな↓感じでテントにぶら下げてみて下さい。

これ、翌日の朝食に使います。
前日残しておいたご飯に、かにぞうすいの素をふりかけて、お湯をかけるだけでOK。
『フリーズドライの卵スープ』も加えてやると、さらに豪華になります

忙しいテント泊の朝のかにぞうすい、お腹にしみること間違いないですよ。
それでもエネルギー不足なら『山小屋の昼カレー』で補おう

フリーズドライだけだと長期のテント泊登山ではエネルギー不足に陥ることも。
そんな時は『山小屋の昼カレー』でエネルギーを補えます。
詳細は【長期テント泊登山の食糧計画】 1日450gで3000kcalを摂取する小技で紹介しています。
フリーズドライをパッキングする小技
標高の高い山に行くと、こんな↓感じで、フリーズドライ袋がパンパンになることありませんか?

パンパンになったフリーズドライ袋がザックを圧迫して入らないことも(;^_^A
でも、山に入る前に、マチ針とセロテープを使って、こんな↓感じで細工しておけば、パンパン問題が回避できます。

詳細は登山でポテトチップスが膨らむのは、なぜ?その原理をフリーズドライに応用してみたで紹介しています。
まとめ
以上、筆者の実体験をもとに登山のテント泊でフリーズドライをおいしく食べる小技を紹介しましたが、いかがでしたか?
やや、独断と偏見もありますが、フリーズドライを持参する場合の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。