登山テントにはペグ不要|登山テントをペグ打ちなしでスピーディに設営するノウハウ
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

登山のテント泊って、大自然との一体感が最高ですよね。

でも、テント泊初めての方とかは、テントをどうやって張るんだろう?って悩んでいませんか?

ここでは、登山テントにはペグ不要と題して、登山テントをペグ打ちなしでスピーディに設営するノウハウを紹介します。

ベテランさんには当然かもしれませんが、知っておくと便利なノウハウも書いてますので、読んでみて下さい。





登山テントのペグとは?

まず簡単に、登山テントのペグについて、簡単に紹介しますね。

登山では自分の足で運ぶ必要がありますので、オートキャンプ用のペグとはサイズ・重さとも大きく違います。

これ↓は、僕の持っている、ペグを比較したもの。

オートキャンプ用ペグと登山用ペグの比較
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サイズも大きく違いますが、重さがオートキャンプ用と比べると1/20~1/10と軽く、ガイロープも含めて185gとスマホ一台分

ペグ単体で比較しても、こんな感じで1/10程度。

オートキャンプ用ペグと登山テント用ペグの比較
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でも、登山テントにはペグは不要なんです。

次に、何故、登山テントにはペグは不要なのかその理由を紹介しますね。

登山テントにはペグ不要

ペグが不要なのは、山には『石』があるから。

さらに、代用として『石』を使うわけではなく、『石』の方がペグより優れています。

なぜ『石』の方がいいのか、理由を3つ紹介しますね。

ペグの代わりに『石』で固定した方がいい3つの理由

理由❶ ペグ打ち不要で楽ちん

雷鳥沢キャンプ場でペグの代わりに石で固定
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山にはオートキャンプで使うハンマーまでは持って行かないですよね。

ペグ打ちには、ハンマーの代用として『石』を使う事になりますが、これが結構めんどくさい。

それよりも、『ペグの代わりに石で固定』した方が楽ちんです。

理由❷ 地面が硬いテント場だと、ペグより『石』の方がしっかり固定できる

冷池山荘テント場でペグの代わりに石で固定
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上の写真のように、テント場によっては、地面が硬くてペグが刺さりにくいこともあります。

無理やりペグを打ち込んでも、ペグが曲がったり、強風で負荷がかかると抜けたりすることも。

こんな場所では、『ペグの代わりに石で固定』する方が安全

理由❸ そもそもペグ打ちができないテント場もある

涸沢カールテント場で石を使う2
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また、そもそもペグ打ちができないテント場もあります。

その代表格が涸沢カールのテント場ですが、こんな場所では『石』が唯一の固定手段に。

実は、殆どの登山者がペグ打ちしてません

鷲ヶ岳 三俣山荘テント場でテントを張る
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いろいろと理由を説明しましたが、そんなこともあり、実は殆どの登山者がペグ打ちしてません

上の写真は北アルプスで有名な三俣山荘テント場ですが、誰一人としてペグは使っていません。

テントを張るためには手ごろな石が必要となりますが、こんな↓感じで、石はゴロゴロあります(笑)。

テント張るための石がゴロゴロある
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次に、登山テントをペグ打ちなしでスピーディに設営する3つのノウハウを紹介しますね。

登山テントをペグ打ちなしでスピーディに設営する3つのノウハウ

ノウハウ❶ 事前にガイロープで 輪 を作っておく【重要】

ガイロープで輪を作っておく
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オートキャンプではテントを張るのも楽しみの一つですが、登山で疲れ果てている時に、ガイロープをテントに取り付けたりするはしんどい。

なので、僕は最初からテントにガイロープで輪を作って取り付けています。

こうやっておくと、石を輪の中に入れるだけで張ることが可能で、強風の中でも楽ちん。

輪は比較的大きな石でも通せるように大きめに作っておくことがポイント

ガイロープは山屋さんで売ってますが、こんな↓感じで通販もされているので、まとめ買いしておくと便利です。

ノウハウ❷ 小さい石をダブルで使うと効率的

小さい石をダブルで使う
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近くに手ごろな大きさの石が無い時は、大きい石を運ぶって大変ですよね。

そんな時は、やや小さめの石をダブルで使うと、しっかり固定できます。

ダブルといわず、たくさんの小さい石で補強して、ピラミッドを作ることも効果的

ノウハウ❸ 前室用の石は手ごろな大きさを選ぶ

前室用の石は手ごろな大きさのものを選ぶ
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出入りする前室の石は、こんな↓理由で、大きすぎず小さすぎずって感じで、慎重に選んだ方がよいと思います。

前室の石を慎重に選んだ方がよい理由

  • ファスナーを閉めたり開けたりする時は、ややテンションを落としたい
  • 雨の日に前室で調理する際は、空間を広くしたいので、しっかりテンションを張りたい
  • 寝る時もテントがバタバタしないように、しっかりテンションを張りたい

この選定を間違えると、夜中に、軽すぎる場合はテントがバタバタ、重すぎる場合はファスナーが開けにくかったり、大変ですよ。

とはいっても、登山テントのペグは必ず持って行きましょう

以上、『登山でペグは不要』と説明しましたが、登山テントのペグは必ず持って行ってください

その主な理由は二つあります。

理由❶ 石の使用禁止のテント場も少なからずあります

テント場によっては『石の使用禁止』となっている所が少なからずあります

石の使用禁止のテント場がある理由

  • 狭いテント場では、少しでもたくさんテントを張れるようにするため
  • 山小屋の営利目的ではなく、泊まれない事態を回避するため(テントが張れない場合は、山小屋泊になってしまう
  • ペグが打ち込みやすいように、整備されていますのでご安心を

その例を2つ挙げますが、事前に山小屋のHPなどでしっかりチェックしておいてください。

例1)南アルプス 鳳凰小屋テント場

鳳凰小屋テント場はペグが必要
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  • 鳳凰小屋のテント場は、樹林帯のため風がほとんどなく、平らに整地してあり、水場やトイレも近い、テント泊初心者の方にもおすすめできるテント場です。
  • ただし、石は使用出来ません。ペグの持参をお願いいたします。

例2)北アルプス 種池山荘テント場

種池山荘テント場はペグが必要
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混んでいる時は、張った後でも『スペースを空けたいのでテントを全員移動させて詰めてください~』って山荘の方から要請があり、テントの大移動が始まり、大変なことに。

僕の時も満員電車の様でした(笑)。

  • 張り綱等は必ずペグを使用してください
  • 混んでいるときはできるだけ間を詰めて張ってください。

理由❷ ペグを”いかり”にして、岩の割れ目などに固定した方がいい場合もある

ペグは打ち込むだけのものではなく、”いかり”代わりに使えます。

涸沢カールテント場で石を使う
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例えば、上の写真のようなテント場で、使えそうな岩の割れ目を見つけたら、ペグとガイロープで”いかり”を作ってみて下さい。

石を移動させるよりも、簡単にテントを固定できますよ。

ペグとガイロープでいかりを作る
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まとめ

以上、登山テントにはペグ不要と題して、登山テントをペグ打ちなしでスピーディに設営するノウハウを紹介しましたがいかがでしたか?

『たかが石』、でも『されど石』って感じですよね。

今年もコロナ禍で、テント場が閉鎖されたり、完全予約制になったりしていますが、しっかり準備して行きましょう。