こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
今年は雨が多くて、天気いい時は用事があるなど、なかなか山に入れない状態でしたが、9月も半ばになって、やっと北アルプスへ行けました。
天気予報とのにらめっこで、初期の計画から大幅に変更て、結果的には10年前に歩いたコースとおんなじ中房温泉ー燕岳ー大天井岳ー常念岳ー一の沢ルートとなりましたが、1日目の最高の青空で大満足の山旅でした。
今回は初トライで、写真動画に挑戦してYou Tubeにアップしました。
変更に次ぐ変更で、いつものように珍道中となりましたが、よかったらどうぞ~
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
ワンポイントアドバイス
超メジャーなルートなので、知ってるよって方は、読み飛ばしてくださいね。
中房温泉は”日本秘湯を守る会”の公認温泉
登山口にある中房温泉は古い所ですが、秘湯で、お肌もツルツルになります。お風呂は数えきれないくらいあり、混浴も時間で区切ってあるし、いいところです。
登山者用の宿泊施設は古いですけど、レトロ感満載です。
レトロ感が嫌って方は、燕グループが運営しているオシャレな有明荘がいいかもしれません。
このルートは縦走初めての方の入門ルートです
中房温泉から燕岳へ登るには、”日本三大急登”と呼ばれている合戦尾根を登る必要ありますが、信じられないくらいきちんと整備されている上、約一時間おきに休憩ベンチがあり、想像以上に楽に登れます。
今回はナイトハイクで登ったので、暗くてすみません。
合戦小屋のスイカはお忘れなく
合戦尾根を登りきると、名物の”合戦小屋のスイカ”にありつけます。このスイカ、一度食べると病みつきになること間違いなしです。
今回は朝早すぎて、小屋は閉まってました。下山してきた人に聞いたら、この時期(9月中旬)でもスイカあるそうです!
燕山荘はまるでホテル
日本で一番メジャーな山荘は白馬岳の”白馬山荘”だと思いますが、”燕山荘”も白馬山荘以上にきれいなところです。山荘のカフェでくつろぐケーキとコーヒーは山ガールさん御用達らしい(ビール党の亀はまだ食べたことありませんけど)。
ここに泊まると、夕食後、オーナーのアルプホーンの演奏が聴けます。テン泊だと、外から覗くだけね(笑)。
大天荘はオシャレな山小屋
燕グループの運営でもあり、ここもオシャレですね。最近リフォームしたのかすごくオシャレで、雲上カフェから見える雲海が、今回の山旅で一番印象に残りました。
水も400m下の沢からエンジンポンプでくみ上げているとのことで、水も豊富にあったです。
山荘の向こうにあるのはテン場です。稜線上にあるので、強風の時はちと厳しそうですね~
常念小屋から見える槍ヶ岳は絵になります
常念岳と横通岳の間のコル(谷)にある山小屋ですが、ここから見る槍ヶ岳は絵になります。
テン場はコルにあるので、強風の時は、ここはべストかもしれません。
一の沢は沢道なので天気の良い時に下山できるように計画してください
常念岳から一番近い下山ルートで、ここを使って日帰りで常念岳まで登っている方も多いいです。
ただ、沢道で、一部沢の中を歩くルートもあるので、天気の良い時を狙ってください。
常念小屋から下山する場合は事前にタクシーを予約しておくと便利です。常念小屋で予約できます。
タクシー代は一の沢登山口から穂高駅まで4800円。ソロの場合も、常念小屋前でソロで来てる人に声を掛けると相乗りすることができるかもです。
今回はソロの若い女性から逆ハンティングされてラッキーでした!N.O.さんありがとう!
以上、初めての方へのワンポイントアドバイスでした。
次に、今回の登山日記をYou Tube主体に書きましたので、よかったら読んでみてください。
登山計画
登山日記の前に、変更に次ぐ変更の登山計画から紹介しますね。
そもそも上高地からテン泊で入る予定でした
燕岳ー常念岳ルートは歩いていたので、そのルートを上高地までつなげたいって事で、昨年から、立てていた計画はこんなルートでした。
超ノンビリと全てのテン場に泊まって歩く亀ルートね。
天候とにらめっこして、山小屋泊で逆回りに変更
計画①のルートを晴れの中で歩きとおすには4日間は晴れる必要ありってことで、なかなか実行できず。
夏山シーズンも終わりになり、テン泊じゃ寒いぞぉ~って事で、ルートも逆回りにして、山小屋泊に変更しました。
山小屋泊なので、荷物も少ないし、ちょこっとハードに歩くことに!
大天荘で計画変更
一日目に大天荘、二日目に蝶が岳ヒュッテの予定でしたが、予想通り三日目が確実に雨予報。
ならば、一気に二日目は上高地まで抜けちゃおうと計画変更。
ちと、長いけど、徳沢園まで下りれれば、観光ルートですもんね!
常念岳山頂で計画変更
お腹グルグルのアクシデントで常念岳を1.5回登る羽目に。
タイムオーバーと疲労で、最初の計画通り蝶が岳ヒュッテで泊まるか、一の沢ルートで下山するか迷いましたが、雨嫌いの亀さんは一の沢ルートで下山。
結果的には、10年前のテン泊ルートとおんなじになったですが、一日目の最高の天気でお腹いっぱいだったので、大満足で下山できました。
以上、登山計画について書きましたがいかがでしたか?
今回ほど登山計画を変更したことは稀ですが、その時のベストを選べばよいと思います。ただ、登山計画の変更は山小屋の方にはちゃんと連絡しておいてくださいね。
前置きが長くなりましたが、次に、You Tube の動画をどうぞぉ~
登山記録(1日目)
ベストショット
大天井岳直前の登りで、ノビてる亀です。歩いてきた縦走路が延々と続いてます。
一番遠くに見える山が燕岳です。
You Tube写真動画
約9分と長いですが、写真と動画を説明付きで作りましたので、見てください。
登山記録(2日目)
ベストショット
大天荘からナイトハイクで常念小屋に向かう途中で見た朝焼け。
富士山・南アルプス・八ヶ岳のコラボです。大町の街並みも見えて、感動したぁ~
You Tube写真動画
動画が多くて、約12分と長いですが、こちらもどうぞ~
まとめ
以上、中房温泉ー燕岳ー常念岳ー一の沢ルートの山行記録を紹介しましたがいかがでしたか?
計画通り上高地ー常念岳のルートをつなぐことができなかったのは、やや心残りですが、一日目の最高の天気でお腹いっぱいになったので、大満足の山旅でした。
来年は上高地ー蝶が岳ー常念岳ー一の沢ルートで計画してみようと思います。
ではでは、皆さんも、いろんな山旅を計画してみてください。