8000m峰 全14座を制覇した『14サミッター』について徹底調査
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

8000m峰とは地球上にある標高800mを超える14座の山の総称

そんな8000m峰に数多くの登山家が挑戦していますが、どんなドラマが繰り広げられているんでしょうか?

ここでは、そんな8000m峰 全14座を制覇した『14サミッター』について徹底調査したので、紹介します。


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
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九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





『8000m峰 14座』とは?

そもそも8000m峰とは?
出典:いらすとや

地球上には8000mを超える山が14座ある

8000m峰(Eight-thousander)とは、地球上にある標高8000mを超える14座の山の総称

世界で一番高い山はエベレスト(8849 m)ということは誰でも知っていると思いますが、8000mを超える山って14座もあるんです。

では、どこにあるんでしょう?

『8000m峰 14座』ってどこにある?

8000m級 14座とは?
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14座全てが上図のようにヒマラヤ山脈(B地域)とカラコルム山脈(A地域)に集結しています。

世界で空に最も近い場所であることから『世界の屋根』とも。

カラコルム山脈(A地域)は世界で二番目に高い『K2』ヒマラヤ山脈(B地域)には『エベレスト』やキラーマウンテンとも呼ばれている『アンナプルナ』がっ。

『14サミッター』とは?

『14サミッター』とは

講義するモグラ
出典:いらすとや

8000m峰 全14座を制覇した登山家を『14サミッター』と呼んでいます。

似たような言葉で『セブンサミッター』がありますが、これは七大陸最高峰を全て登った人のこと。

詳細は7大陸最高峰を制覇した日本人のセブンサミッター4人について調べてみた!で紹介しています。

『14サミッター』は何人いるの?

2022年時点では45人の登山家がその称号を得ています。

ただ、その達成にあたってはこんな↓騒動もあるようですね〜

呉銀善(オ・ウンソン)さんの14座制覇疑惑

呉銀善さんは2010年にアンナプルナの登頂に成功し、女性世界初の8000m峰全14座制覇を発表

ただ、前年に登頂したカンチェンジュンガに実際には登頂していないのではないかという疑惑がおこり、記録達成からほんの数日で、“世界初の女性”から一転、“疑惑の登山家”として世界に発信されてしまうことに。

この↓頂上での写真に岩肌が写っており、そこは頂上ではないのでは?らしい。

呉銀善さんのカンチェンジュンガ登頂写真
出典:中央日報

苦労が報われない呉銀善さん、かわいそうな気もします。

世界初の『14サミッター』は誰?

ラインホルト・メスナー
出典:Wikipedia

8000m峰 全14座を世界で初めて制覇した登山家は『14サミッター』と呼ばれています。

その最初の人物はラインホルト・メスナー(イタリア)で、1986年10月16日に達成。

その偉業はメスナー著書のこの本↓で紹介されていますので、ぜひ読んでみてください。

生きた、還った―8000m峰14座完登(ラインホルト・メスナー著)
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日本人の『14サミッター』は?

日本人の『14サミッター』は竹内洋岳さんただ一人で、1995年〜2021年で達成しています。

その登頂履歴はこれ↓。

  • 1995年 1座目マカルー
  • 1996年 2座目エベレスト・3座目K2
  • 2001年 4座目のナンガパルバット
  • 2004年 5座目アンナプルナ・6座目ガッシャブルムI峰
  • 2005年 7座目シシャパンマ
  • 2006年 8座目カンチェンジュンガ
  • 2007年 9座目マナスル
  • 2008年 10座目ガッシャブルムII峰・11座目ブロードピーク
  • 2009年 12座目ローツェ
  • 2011年 13座目チョー・オユー
  • 2012年 14座目ダウラギリ

ご興味のある方は竹内さんの著書↓を読んでみてください。

下山の哲学(竹内洋岳 著)
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なお、8000m峰登頂の詳細は、竹内洋岳さんの公式サイトで紹介されています

『14サミッター』に王手をかけている『渡辺直子』さん

日本人の『14サミッター』は竹内洋岳さん一人ですが、渡辺直子さんもすごい。

渡辺直子さんは看護師をしながら8000m峰14座を目指しておりこれまで13座に登頂しており、残り1座のシシャパンマを登ると全座制覇となるんです。

そのシシャパンマに2023年に臨んだのですが、中国政府の入山許可が得られず断念。

13座を制覇していた中国人女性登山家には同時期にシシャパンマの入山許可が下り、「アジア人女性初の14座制覇」を果たしたらしい(なんか変?)

ただ、帰国会見で、渡辺さんは「自分に理由がなく入山許可が下りなかったのは悔しいですが、8000m峰に登るのは記録のためじゃない。人生の一部で、ただ好きだから」と前を向いているそう。

素晴らしいコメントで、ファンになっちゃいました。

詳細は渡辺直子さんの公式サイトで紹介されています。

まとめ

以上、8000m峰 全14座を制覇した『14サミッター』について徹底調査したので紹介しましたが、いかがでしたか?

僕のような凡人には想像もつかない世界ですが、読むと勇気をもらえるような^^;

最後まで読んでいただきありがとうございました。