こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
登山の三種の神器とは『登山靴・カッパ・ザック』。
でも、本当にこれだけなんでしょうか?
ここでは、登山の『三種の神器』とは『登山靴・カッパ・ザック』だけなのか考えてみたので、紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
一般的には『靴・カッパ・ザック』
登山始めた初心者の頃に、先輩などから「三種の神器なんだから、これだけは絶対先に買え!」と教えられたのでは?
『靴・カッパ・ザック』は初心者といえども絶対に必要なので、『三種の神器』と呼ばれるのはもっともな話。
まづは、三種の神器の由来を調べてみたので、次に紹介します。
そもそも『三種の神器』って?
歴代の天皇の宝物
三種の神器(じんぎ)は皇位とともに歴代の天皇に伝わる宝物で、鏡(かがみ)・剣(つるぎ)・曲玉(まがたま)のこと。
皇位継承の際に使われるもので、令和天皇の即位の際にもテレビでやっていましたよね。
なので『代々伝わる皇室の宝物』のことですが、昭和の頃からやや変化あり、次に紹介します。
世相を反映した庶民の宝物
新しい生活・消費習慣を表す「豊かさ」や「憧れ」の象徴として、昭和の頃から三種の神器が登場。
こんな↓感じ。
- 1950年代:白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫
- 1960年代:車・クーラー・カラーテレビ
- 平成:デジカメ・DVDレコーダー・薄型テレビ
- 最近:ドラム式洗濯機・ロボット掃除機・食洗機
要は『世相を反映した庶民の宝物』のこと。
登山では必需品という定義に変化
庶民の宝物とはいえ、購買意欲を高めるためメーカ戦略で『新しい時代の生活必需品』と言われるようになった(個人的意見)。
そんな生活必需品という考え方から『登山での必需品(靴・カッパ・ザック)』を三種の神器と呼ぶように。
『皇室の宝物』が『庶民の憧れ』となり『必需品』に変化していますが、ここでは本来の『宝物』にこだわってみたい。
そんな思いから『僕にとっての宝物は何なのか?』を、3つのシーンで考えてみた。
- 歩く時
- くつろぐ時
- テント泊する時
次に、ひとつづつ紹介しますね(あくまで個人的な三種の神器です^^;)
歩く時の『三種の神器』
❶Helinox FL-120
ストックの要否には賛否両論ありますが、テント泊で重い荷物を背負う事の多い僕は、必須装備。
最初はアンチショック付きのストックを使ってましたが、Helinox FL-120に買い替えて目から鱗。
手から羽が生えたように軽いので、僕の神アイテムになってます。
❷CW-X
登山でサポートタイツって履いてますか?
サポートタイツの中でも王道なのが「CW-X」ですが、僕にとっては登山に無くてはならない相棒です。
❸SUPER feet
会社の後輩に、SUPER feet信奉者がいたこともあり、勧められるまま使ってみると、離せなくなっちゃいました。
インソールとしてはやや高価ですが、騙されたと思って買ってみることをお勧めします(笑)。
くつろぐ時の『三種の神器』
❶Jet Boil
JetBoilは『お湯を沸かすだけにしか使えない』『ラーメンが吹きこぼれる』など登山には使えないって声もあります。
でも、長年使うと、燃費がいいので予備のガスボンベが不要など、いい使い方がたくさんあり、JetBoil信奉者に。
JetBoil抜きの登山など考えられない今日この頃です(笑)
❷mont-bel ウインドシェル
なんといっても、重さ50gという驚きの軽さ。
これが一枚あるだけで、行動する時以外でも山での快適さが格段にUP間違い無しです。
❸Mammutサコッシュ+mont-bel財布
サコッシュは歩いている時だけじゃなく、くつろぐ時も財布やスマホを肌身離さず携帯できる。
以外に盲点ですが安心感が全然違います。
財布もこれ↓があれば、軽くて使いやすく、僕の神アイテム。
テント泊する時の『三種の神器』
❶mont-belクラッシャブルランタンシェード
重さは、驚きの5gで、使わないときはポストイット1枚程度の超超コンパクト。
それなのに明るさも電池式のランタンと比べても遜色ありません。
❷軽量ダウンジャケット+軽量ダウンパンツ
夏でも北アルプスの山頂などでのテント泊は3シーズンシュラフでも寒い時がっ。
僕は夏専用シュラフでコンパクトにして、寒いときはダウンを上下着込んで寝るようにしてます。
起きてる時も暖かいし、寒がりの僕にとっては欠かせない神アイテム。
❸ペットボトル+シリコンロート
雪山に限らず、春秋でもテント泊は超寒い。
そんな時はペットボトル湯たんぽが最高。
神アイテムというほどのものじゃないですが、100円程度で快適さを得られることもあり神アイテムとしました。
以上、僕の三種の神器を紹介しましたが、出版社やアウトドア用品店が提唱する『新三種の神器』を最後に紹介します。
出版社やアウトドア用品店が提唱する『新三種の神器』
『山と渓谷社』提唱の三種の神器
「ストック」「サポートタイツ」「アミノ酸」。
「アミノ酸」は僕も顆粒タイプを携帯しています。
『そろそろバテそうだ〜』って時に摂取すると不思議に歩ける神アイテムで、三種の神器と言われるのも、もっともですね〜
『石井スポーツ』提唱の三種の神器
「地図・コンパス」「ヘッドランプ」「ツエルト」の遭難対応アイテム。
個人的な意見としては「ヘッドランプ」「ツエルト」は必須。特に「ヘッドランプ」無しは「カッパ」無しよりもリスク大かと。
まとめ
以上、登山の『三種の神器』とは『登山靴・カッパ・ザック』だけなのか考えてみたので、紹介しましたが、いかがでしたか?
みなさんも自分の三種の神器とは何なのか考えてみるのも面白いかと。
最後まで読んでいただきありがとうございました。