
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
登山靴のソールって使っていくうちにすり減りますよね。
そんな時、みなさんはどうされてます?
ここでは、登山靴のソールと題して、すり減ったら『新品を買う』vs『張り替える』どちらがいい?か紹介します。
やや、僕の独断と偏見もありますが、読んでみてください。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
登山靴のソール|そもそもソールって?
ソールとは?

ソールとは上のイラストにある様に登山靴の一番下にあるゴムの部分。
登山靴に限らず、一般の靴にも当然ある代物ですが、登山をする上でもっとも大事な部分と言ってもいいかもしれません。
登山靴のソールの種類

ソールと言っても、こんな↓風にいろんなパターンあり。
- トレッキング用:ブロックが大きくて、溝が深く、岩場でもしっかりとグリップするもの
- ハイキング用:岩場とかはあまり歩かない前提で、浅めの溝で軽快に歩けるもの
- トレイルランニング用:溝は浅いが、ブロックが細かく、全方向にグリップするもの
ここでは、僕の使っているトレッキング用を前提として紹介します。
- 普段靴は”靴づれ”で泣いているのですが、モンベルのアルパインクルーザー2000は足のトラブル全くなし
- それでも外反母趾が赤くなることありましたが、今使っているワイドモデルに買い替えて以来、それすらなし
- 昨年廃盤になった様ですが(泣)、それに近いモデルがこれ↓
荷物の重い長期縦走や積雪量の少ない冬季トレッキングに適した全天候型レザーブーツ。足囲が大きい方に適したワイドモデルです。
登山靴のソール|『新品を買う』より『張り替える』方がいい場合もある
ソールがすり減った状態
まずはソールのすり減った状態を確認してみましょう。
新品の写真がないので、mont-bell オンラインショップの写真を使わさせていただきました
全景はこんな↓感じ。

年間20回ぐらい(購入してから50〜60回程度)使ってますので、確かにソールはすり減ってます(^^;;
裏側から見た写真がこれ↓。

ブロックは残っているので今シーズンはなんとか使えそうですが、岩場でのグリップが効きにくい時もあり、来シーズンはなんとかしないといけないレベルです。
なんとかする方法は下記二つ。
- 新品を買う
- ソールを張り替える
どちらがいいんでしょう?
実は、『新品を買う』より『張り替える』方がいい場合もあります。
どんな場合なのか?次に紹介します。
『新品を買う』より『ソールを張り替える』方がいい場合もある
場合1:ソールの張り替えができない靴は『新品を買う』しかない
例えば、こんな軽登山靴(ノースフェイス ミッドカットシューズ)。

こういう商品はソール交換ができません。
見た目ではわからないこともあるので、もし、将来張り替えを考えようかなって思っていたら、店員さんに確認した方がいい。
場合2:現在の靴に不満な点が少しでもあれば『新品を買う』方がいい
僕が数年前に『アルパインクルーザー2000』のソールを張り替えに行った時の店員さんとのやりとり。
僕:「既に1回ソールを張り替えてるんですが、張り替えお願いします」
店員さん:「長く使ってもらってありがとうございます。痛いところなどないですか?」
僕:「全く問題なく使えてるんですが、何日も歩いてると外反母趾が痛くなることも(^^;;」
店員さん:「アルパインクルーザー2000にワイドモデルが出てるのですが、試し履きしてみませんか?」
30分ぐらい店内で試し履きすると、唯一違和感のあった外反母趾に当たる感覚なし〜
僕:「めちゃくちゃいいんですが、ワイドなので少し重いんじゃ?」
店員さん:「いえいえ、最新型は逆に100g程度軽くなってますよ」
っていう経緯でワイドモデルに買い換え、これまでで最高の履き心地を得ております。
こんな感じで、現在の靴に不満な点が少しでもあれば『新品を買う』方がいい場合もあります。
場合3:現在の靴に愛着があれば『ソールを張り替え』が絶対おすすめ

場合1と場合2は『新品を買う』方がいい例でしたが、現在の靴に愛着があれば『ソールを張り替え』が絶対おすすめです。
例えば、
- 自分の足に合っていて、履き心地が良い
- デザインがお気に入り
- ソール以外はまだ使えそう
といった場合とか。
なぜ『ソールを張り替え』た方がいいんでしょう?
その理由は3つほどあり、次に紹介します。
登山靴のソール|『ソールを張り替える』方がいい理由は3つ
理由1:自分の足に馴染んだ靴は世界に一つの宝物

登山靴(特にレザータイプ)って最初は硬い。
でも、履いているうちに、だんだん馴染んできます。
そんな、自分の足型に馴染んだ靴は世界に一つの宝物。
そんなお金に変えられない宝物を簡単に手放すことって、マジでもったいないです。
理由2:新品を買うよりお得

お金に変えられない宝物ですが、新品を買うよりソールを張り替えた方が安い。
一般的にソールの張り替えは1万〜2万円程度。
新品だとメーカーにもよりますが、3万〜4万円程度なので、半分の値段。
お金に変えられない宝物が半額程度でよみがえるなんて経済的だと思いませんか?
理由3:意外にも即戦力になる

モンベルの場合だと、張り替え期間は2~3週間くらい(実際はもっと早く仕上がることが多い)。
それだけ聞くと、新品に買い換えた方が翌日から使えるので即戦力では新品に軍配が上がりそうですが、その逆。
なぜかって、新品の場合は近場の山での慣らしが必須。
自分の足に合うのか慣らしをしないまま、北アルプス縦走なんて、恐ろしくてできませんよね?
ソールを張り替える場合はこれまでの履き心地は変わらないので、意外にも即戦力になります。
注意:海外製の靴でソールの在庫がない時は、海外から取り寄せるために最大1か月半程度かかる場合もあり
登山靴のソール|ソール張り替えの『時期』と『場所』
張り替えの『時期』は?

メンテナンスや使用状況・保管状況により変わりますが、登山靴の寿命は製造から約5年といわれています。
なので、張り替えは2年に1回程度が目安。
まぁ、車の車検期間と同じと考えてもらえば良いかと。
当然ですが、2年に一回はあくまで目安なのでソールのすり減り状態も確認してください。
なお、ソール張り替え回数のボーダーラインは3回くらいが目安だそう。
使用せずに保管していた場合でもソールのゴムは経年劣化しますので、ショップに持参してチェックしてもらうと良い。
貼り替えの『場所』は?
モンベルの場合は、以下の2通り。
- 店頭に持ち込み
- 郵送で依頼
僕はモンベル店に持ち込んで実物を見て見積もりしていただき、張り替えたら郵送で送ってもらい代引きで支払うパターンを使ってます。
お店では『修理痕が残る可能性がある』や『見た目に変化がある可能性がある』など説明いただくのですが、気になったことはありません。
なお、石井スポーツや好日山荘でも同様な対応をとられている様なので海外メーカの靴などの張り替えはお店に持って行って相談すれば対応してくれると思います。
自分で張り替えるって方もおられますが、靴は登山の命綱なので自己責任でお願いしますね
まとめ
以上、登山靴のソールと題して、すり減ったら『新品を買う』vs『張り替える』どちらがいい?か紹介しましたがいかがでしたか?
僕の独断と偏見もありますが、参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。