
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
皆さん、登山でサポートタイツって履いてますよね?
サポートタイツの中でも王道なのが「CWX」。僕も登山始めてから、CWXは登山に無くてはならない装備となってます。
ただ、CWXにはいろんなモデルがあり、どれにしようか迷っている方や、今履いているモデルが合わなくて悩んでいる方も多いかと。
ここでは、登山に適したCWXのモデルはどれ?と題して、CWXを長年履き尽くした僕の経験をもとに、いろんな角度から紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
CWXには大きく分けて3つのモデルがある
サポートタイツにも「コンプレッション系」と「サポート系」の2つあり

サポートタイツと一言で書きましたが、実は「コンプレッション系」と「サポート系」の二つあり、その特徴を簡単にまとめると、こんな↓感じ。
「コンプレッション系」
圧力をかけ血行を良くし、血液循環が改善されると疲労回復速度が速まるので、長時間の登山でも疲れにくくなる。
- 効果:血流改善、疲労の軽減、むくみ防止
- おすすめの人:足がむくみやすい人、疲労を残したくない人
「サポート系」
筋肉や関節のサポート。筋肉に圧力をかけ動きをサポートし、パフォーマンスの向上を図り、けがの防止にも。
- 効果:筋肉・関節の負担軽減、動きのサポート
- おすすめの人:膝や腰に不安がある人、長時間歩く人
ここでは「サポート系」に焦点を絞って紹介します。
CWXには大きく分けて3つのモデルがある
「サポート系」タイツの王道がCWXで、大きく分けて3つのモデルがあり、こんな↓感じです。
細かく言うと、フィットネス用やマラソン用も含めて5つのモデルがありますが、ここでは省略します
エキスパート
- 効果:股関節・ふともも・ひざ・ふくらはぎの保護
- 用途:ウォーキング・ジョギング
スタビライクス
- 効果:エキスパート+腰の保護
- マラソン・登山(短〜中距離)
ジェネレーター
- 効果:スタビライクス+おしりの保護
- 用途:トレイルラン・登山(長距離)
値段もエキスパート<スタビライクス<ジェネレーターの順に高価になります。
登山には「スタビライクス」と「ジェネレータ」が適しており、僕もこの2モデルを登山初めて15年間程度で4枚履き尽くしています。
その経験を涙の体験も含めて順に紹介しますね。
登山に適したCWXのモデルはどれ?|❶登山始めて「スタビライクス」を2世代使いまわす
CWX 1代目スタビライクス

登山初めてすぐに、スタビライクスモデルを購入。
当初は、日帰りか、2泊程度のテント泊でしたが、即CWXの魅力にはまりました。
なんといっても、膝と腰のサポートが抜群で、歩いていてもブレない。

着脱は大変ですが、無くてはならない相棒になりました。
CWX 2代目スタビライクス

だんだん、登山にはまって、CWXも1代目から2代目のスタビライクスに更新。
更新した理由は白いラインが、こんな感じで気に入っただけでした(笑)。

このころは山岳会に入って、毎週の様に登っていたので、穴だらけに。
CWXはワコールに送れば無償で補修してくれますが、送付している時間がもったいないので、穴が空くたびに近くの縫製屋に頼んでましたが、数日でこんな感じでバッチリ。

ワコールの無料保証については、さきまるさんのブログ、【補修】CWXのタイツを破ってしまいワコールに修理を依頼した話で紹介されていますのでご参考に。

この2代目はベストチョイスで、履き尽くして補修だらけに(笑)。
この後、「ジェネレーター」にグレードアップ。次に、その涙の経験を紹介します。
登山に適したCWXのモデルはどれ?|❷長期縦走を契機に「ジェネレーター」にグレードアップ

だんだん登山にハマッてきて、1週間程度のテン泊長期縦走に行くように。
「2代目スタビライクス」がボロボロになってきたこともあり、長距離向きの「ジェネレーター」にグレードアップ。

「ジェネレータ」はおしり廻りもサポートするため、腰からおしり廻りはきつく締まりますが、1週間程度のテン泊でも問題なしでした。

でも、思わぬ大問題が発生
長く歩いていると左の腰から足にかけてシビレが起こる。
左の腰から足にかけてのシビレは「大腿外側皮神経痛」のようでした
シビレの原因がわからず悩んでいたら、山友から「大腿外側皮神経痛では?」との指摘を受けました。

ネットで調べてみると、こんな↓感じ。
- 大腿外側皮神経痛は、神経の出口をつぶしてしまうような、きつめのガードルをはいたりすることで、起こることもあります。
- 太ももの前や外側にしびれや痛みが起こりますが、運動麻痺は起こりません。立ったり歩いたりすることで痛みが強くなるため、腰の病気と間違えやすいことがあります。
引用元: 整体院-カイルHP
これ、僕の症状とピッタリ一致。
「ジェネレーター」の腰回りのサポートが強すぎて、『大腿外側皮神経』が締め付けられた事が原因の様です。
なので、こんな↓感じで、肩パッドを腰回りに入れたりしましたが、効果は限定的。

悩んだ挙句、他メーカーの「コンプレッション系」などを履いてみたが。。。

そもそも、CWXはサポートが強すぎて、自分には合わないかもって、上の写真のような他メーカーのモデルにも手を出しました。
確かに、左足のシビレは軽減されるものの、CWXのようなサポート性はなく、一度履いただけでお蔵入り(笑)。
試行錯誤していた所に、ワコールから新製品が発売されました。次に、紹介します。
登山に適したCWXのモデルはどれ?|❹最終的に「スタビライクスモデル」に戻る

我慢して「ジェネレーター」や2代目「スタビライクス」でごまかしてましたが、2020年9月にワコールから「スタビライクス2.0」という新製品が。
試着してみると、これまでの痛みはどこやらって感じで、「スタビライクス2.0」が3代目スタビライクスに。

「CWXスタビライクス2.0」の特徴
2020年9月に発売となった「スタビライクスモデル2.0」。
これまでのものとはウエスト廻りが大幅に変わっており、簡単に言うと「20cm程度の幅広のゴムベルトで締める」ような感じ。

「ジェネレーター」は線で締め付けていたのが、こんな↓感じで腰回りの締め付け力が分散します。

1代目・2代目スタビライクスも同様です。

3代目スタビライクスになった途端に、腰から足のしびれが全くなくなってしまいました。
更に、サポート性も十分すぎるほどあります。
この効果は本当に絶大。
最後に、僕の経験からのCWX選びのアドバイスを紹介します。
登山に適したCWXのモデルはどれ?|僕の経験からのアドバイス

僕の経験からのアドバイスは、こんな↓感じです。
- 中高年で初めてCWXを買う人は「スタビライクス2.0」
- これまで、僕の様に足のシビレを感じたことがある人は「スタビライクス2.0」に買い替える
- 若い人で長距離をバリバリ歩きたい人には「ジェネレータ」
もちろん、個人差はあると思いますので、参考程度と考えて下さいね。
なお、「スタビライクス2.0」と「ジェネレータ」のスペック詳細はここ↓を参照ください。
まとめ
以上、登山に適したCWXのモデルはどれ?と題して、CWXを長年履き尽くした僕の経験をもとに、いろんな角度から紹介しましたが、いかがでしたか?
もちろん、個人差あると思いますが、記事を参考にしていただき、自分に合ったCWXを選んで、怪我無く登山を楽しんでいただけたら嬉しいです。