カンチェンジュンガのトレッキングツアー比較|大手3社のツアーを徹底調査【2020年版】
出典:アルパインツアーHP

こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

ネパールとインドの国境にある、カンチェンジュンガ。世界で3番目に高い山。

当然、難易度は高く、登頂するには相当な技量と覚悟が必要なことは言うまでもありません。

最近は、エベレストと同様に、カンチェンジュンガの麓までトレッキングで行くツアーが組まれており、僕の知り合いも何人か行ってます。

ここでは、カンチェンジュンガのトレッキングツアー比較として、大手3社のツアーを徹底調査しましたので、紹介します。





カンチェンジュンガのトレッキングツアー|カンチェンジュンガとは?

カンチェンジュンガ

ネパールとインドの国境にあり、標高は8586mと世界第三位の山(インドの最高峰)。

カンチェンジュンガとはチベット語で「偉大な雪の5つの宝庫」の意味を持っており、最高点を中心に半径20km内に7000m以上の高峰10座、8000m級のカンチェンジュンガ主峰と第II峰の2座がある。

2016年現在で、登頂者は187人。その内、40人が登山中に死亡しており、死亡率は22%で、エベレストの4%弱と比べると極めて登頂困難な山。

ただ、マラヤの避暑地ダージリンの丘陵上から手に取るような近さで眺められることもあり、多くのトレッキングツアーが組まれています

登頂は困難なのに、トレッキングツアーが組まれているって、なぜなんでしょう?

カンチェンジュンガのトレッキングツアー|トレッキングと登山の違い

山へ行くことを表す言葉に「トレッキング」と「登山」。なにが、違うのでしょう?

  • 登山(mountaineering, mountain climbing):山の頂上まで登ることを意味し、例えば、ヨーロッパのアルプスの頂上まで登るには、途中に氷河があり、岩稜があり、アイゼンやピッケル、ロープといった道具が必要。
  • トレッキング(trekking):登頂にこだわらず、山の中を歩くことを意味します。道具を使わず、2本の脚でできるのがトレッキング。

二つは全く意味が違うのに、日本ではトレッキングの道具と技術で、無雪期ならほとんどの山頂に登ることができるから、明確な区別がありません

ここでは、トレッキングツアーに絞って、3社のツアーの特徴を調査しましたので、次に、紹介します。



カンチェンジュンガのトレッキングツアー|① 西遊旅行

ツアー名:カンチェンジュンガ大展望 ヒマラヤ・トレッキング(HPはここをクリック

  • 日数:15日間
  • 料金:458,000円
  • 15名様限定・添乗員同行
  • 日程:天候が安定する乾季のベストシーズン限定(10月17日(土) ~ 10月31日(土)、11月07日(土) ~ 11月21日(土))
  • トレッキング中の荷物はポータや牛が運んでくれるので、トレッキングはデイパック程度を背負うだけの軽量装備でOK

大まかな日程とトレッキングのベストポイントはこんな感じ。最初から最後まで山の展望にこだわった日程ですね。

  • 1 日目:東京からインド デリーへ【ホテル泊】
  • 2日目:飛行機と車でインド国内を移動【ホテル泊】

ホテルはこじんまりとしているけど、瀟洒(しょうしゃ)な所のようですね。

カンチェンジュンガのホテル
出典:koyaken4582さんのブログ
  • 3 日目タシ・ビューポイントから朝日のカンチェンジュンガを展望し、車でトレッキングポイントまで移動【ホテル泊】

出発前にカンチェンジュンガの朝日を眺めて、あそこまで歩くんだ~って思う所なんでしょね。

シッキムからカンチェンジュンガを眺める
出典:西遊旅行HP
  • 4日目~7日目:カンチェンジュンガまでトレッキング【テント泊

テントや食事は全て用意されているので、日本での登山と違って楽ちん。

カンチェンジュンガでテント泊(アルパインツアー)
出典:アルパインツアーHP

テント泊での食事風景。食事は同行するコックさんが作ってくれるとのこと。王様になった気分かも。

カンチェンジュンガで食事
出典:アルパインツアーHP

7日目の朝はゾングリ・ビューポイントから朝日をこんな↓感じで見れるそうです。絶景っす。

ゾングリ・ビューポイントからの朝日
出典:西遊旅行HP
  • 8 日目カンチェンジュンガ南壁ビューポイント往復トレッキングテント泊

カンチェンジュンガの麓まで歩くので、ド迫力。

カンチェンジュンガを眺める
出典:アルパインツアーHP
  • 9日目: 悪天候等に備えたトレッキング予備日&帰還【テント泊
  • 10 日目:帰還【テント泊
  • 11日目 :帰還【ホテル泊】
  • 12 日目:ダージリンまで車で移動【ホテル泊】

ダージリンはご存じの通り紅茶の産地で、ヒマラヤの避暑地だそうです。

ここからのカンチェンジュンガの景色は有名。

ダージリンからカンチェンジュンガを眺める
出典:西遊旅行HP
  • 13日目早朝にヒマラヤの展望台タイガー・ヒルへ移動し、朝焼けの展望。その後、世界遺産のヒマラヤ鉄道トイ・トレインで観光【ホテル泊】

タイガー・ヒルから見るカンチェンジュンガの朝日。

タイガーヒルズからカンチェンジュンガを眺める
出典:Trip’n holidays HP

世界遺産のトイ・トレイン。

ヒマラヤ鉄道トイ・トレイン
出典:etours.world HP
  • 14 日目:ダージリン~デリーへ車と飛行機で移動【機中泊】
  • 15日目: 早朝に東京着、解散。

なお、参加にあたっての注意事項も記載されてました。

  • 体力: 7時間以上歩く日や、急登が続く箇所もありますので、十分な体力が必要です。南壁ビューポイントは寒い深夜に行動を開始し、モレーン上の足場の悪い箇所を歩きます。
  • 高度:最高宿泊高度は4,154m、最高到達地点は4,600mです。高所順応には充分配慮していますが、高山病の影響が十分に予想されます。
  • テント泊:テント設営はすべてスタッフが行い、テント場は整備されていますが、十分な寒さ対策が必要です。
  • 荷物:日本からはスーツケースでご参加いただき、現地で荷物を詰め替えます。7泊8日分の荷物(15kg以内/寝袋含む)が入るバッグをご用意ください。トレッキング中に使う、デイパックをご用意ください。
亀太郎チェック

  • テント泊の日数は7日と予備日も備えているようで、3社の中では一番オーソドックスなツアーの様に思えました。
  • トレッキングを終えた後の観光は辛いなぁって思う方は、アルパインツアーのパターンをおすすめします。
  • また、15日間は長すぎって方はアトラスツアーのパターンがいいかもしれません。



カンチェンジュンガのトレッキングツアー|②アトラストレック

秘境シッキム・カンチェンジュンガ展望トレックとダージリン12日間(HPはここをクリック

  • 日数:12日間
  • 募集人員:15名(最少催行人員 6名)
  • 料金:412000円~418000円(日程でやや違う)
  • 日程:天候が安定するシーズン限定(2019年11月16日(土)~11月27日(水) 、2020年3月11日(水)~3月22日(日) 、2020年4月15日(水)~4月26日(日))
  • トレッキング中の荷物はポータや牛が運んでくれるので、トレッキングはデイパック程度を背負うだけの軽量装備でOK

大まかな日程はこんな感じです。

  • 1日目:成田・関西空港 発 デリー 着【ホテル泊】
  • 2日目:移動【ホテル泊】
  • 3日目:移動 【ロッジ泊】
  • 4日目~5日目: カンチェンジュンガまでトレッキング【テント泊
  • 6日目: ゾングリ・ビューポイントから朝日を眺め、下山開始【テント泊
  • 7日目:トレッキングで下山【テント泊
  • 8日目:帰還後、ダージリンまで車で移動【ホテル泊】
  • 9日目:ダージリン滞在(トイ・トレイン乗車、自由行動)【ホテル泊】
  • 10日目:タイガーヒルで展望を楽しんだ後に、デリーへ移動 【ホテル泊】
  • 11日目:デリー市内観光(世界遺産フマユーン廟など)【機中泊】
  • 12日目:成田・関西空港着
亀太郎チェック

  • テント泊の日数は4日と3社の中でもっとも短く、それだけトレッキングの距離も短いようです。
  • 西遊旅行のツアーに比べ日程が3日少ない分、カンチェンジュンガの麓まで行く行程がありません。
  • ただし、トレッキング日数も少なくて済むというメリットもあり、体力的には楽かも。
  • それ以外の内容は、ほとんど西遊旅行と同じ。




カンチェンジュンガのトレッキングツアー|③アルパインツアー

カンチェンジュンガの直下・大展望トレッキング 15日間(HPはここをクリック

  • 日数 15日間
  • 最少催行人数:10人
  • 料金:2020年3月現在は募集しておらず不明
  • トレッキング中の荷物はポータや牛が運んでくれるので、トレッキングはデイパック程度を背負うだけの軽量装備でOK

大まかな日程はこんな感じ。

  • 1日目:東京・大阪 発 デリー 着【ホテル泊】
  • 2日目:ダージリンへ移動【ホテル泊】
  • 3日目:ダージリン滞在(トイトレイン乗車など)【ホテル泊】
  • 4日目:旧シッキム王国発祥の地ヨクサムへバスで移動【ロッジ泊】
  • 5日目~9日目:トレッキングでカンチェンジュンガへ【テント泊
  • 10日目:カンチェンジュンガ南壁を仰ぐ峠を往復【テント泊
  • 11日目: トレッキング予備日【テント泊
  • 12日目:ゾングリ経由ではないトラバースルートで下山【テント泊
  • 13日目:帰還、バスでリゾート地ペリンへ【ホテル泊】
  • 14日目:バスと飛行機でデリーへ【機中泊】
  • 15日目: 東京・大阪着。
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  • テント泊の日数は8日と3社の中でもっとも長く、余裕を持たせている。
  • 西遊旅行・アトラストレックのツアーはダージリンでの観光は帰国前ですが、アルパインツアーはトレッキング前。
  • トレッキング後は疲れているので早く帰国したいって方は、アルパインツアーが良いかもしれませんね。
  • アルパインツアーは、日本で初めてこのツアーを実施したところで、経験も豊富なようですが、現在募集していませんので、気を付けてください。



まとめ

以上、カンチェンジュンガのトレッキングツアーを大手3社のツアーで徹底調査しましたが、いかがでしたか?

ツアーには各社の個性が出ておりり、自分の体力や好みに合わせて選択すればよいかと。

僕の知り合いも何人か行ってますが「スケールが日本の山とは全く違う。行くと人生観かわるかも。」って言ってます。

40~50万円で人生観が変わるなら行ってみたいって思われる方、検討されてみてはいかがでしょうか?

なお、調査は2020年3月時点のもので、ツアー日程や内容は変わる可能性あるので注意してください。