
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
南極大陸のヴィンソンマシフはテレビ番組「世界の果てまでイッテQ」のイモトアヤコが2018年12月25日に登頂したことでも有名。
でも、こんなところに登るような山なんてあるの?って疑問に思い、「ヴィンソンマシフの難易度」に絞って調査しました。
調べるとこの山の恐ろしい所は極寒と強風ながら、登山を含む南極大陸行きのツアーがあり、びっくり。
まずは、どんなツアーなのか紹介しますね。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
ヴィンソンマシフ登山を含む南極大陸行きのツアー

- ツアー名:「七大陸の最高峰ヴィンソン・マシフ登山(4892m)12日間」
- キャッチフレーズ:「雪と空が一つに溶け合う、原始の雄大な世界、広大な氷河と雪に覆われた峰々への挑戦」
- 費用:約453万円(チリ発着)
- 参加条件:
参加条件:
- 遠隔の南極大陸(内陸部)で、何日間も生理的高度が3350mを超え、強い風と寒さ、吹雪の中、-40度以下の気温になる登山やスキーなどの冒険旅行は、非常に厳しい活動をともないます。
- 何日も重い荷物を背負って8~12時間行動しなければなりません。。。。
引用元: 株:クルーズライフHP
やはり、想像を超えた厳しい山で、世界一のハードなツアーかもしれません。
詳細はここ↓にありますので、覗いてみてください。
雪と空が一つに溶け合う、原始の雄大な世界、広大な氷河と雪に覆われた峰々への挑戦
次に、ヴィンソンマシフって、どんな山なのか、紹介します。
ヴィンソンマシフって、いったいどんな山?
七大陸最高峰の標高4892mの頂を誇る世界屈指の名峰

七大陸最高峰の中では、オーストラリアのコジオスコに継ぐ2番目の低さですが、氷河と雪に覆われたその大自然の壮大な姿は、七大陸最高峰の中でも特に美しいことで有名。
4892mっていえば、日本の富士山よりは高いが、エベレストよりは4000mも低い山。
初登頂は?これまで何人ぐらい登頂しているの?

初めて人類がヴィンソン・マシフの登頂に成功したのが今から約60年も前の1966年。
初登頂者はアメリカ人のニコラス・クリンチさんで(上の写真は晩年の写真です)、それ以降1400人近くの人が登頂しているようです。
詳細は、ここ↓でも紹介しています。
世界の山 難易度ランキング|世界の危険な山10座と初登頂した世界の登山家を紹介
エベレストなどに比べると難易度は低い

登山のプロ視線からでしょうが、エベレストに比べると、難易度としては下がるようで、最低温である極寒と最強クラスのブリザードを除けば技術面ではそう難しくないそうです。
なので、とんでもないツアーが組まれていたことも理解ができるかと。
エベレストも最高に難易度が高い山というわけでもなく、死亡率42.8%ともいわれているアンナプルナなど、より難しい山もあり。
エベレストは死体が多いことで有名で、死亡した216人のうち、150人の遺体が凍結された状態のまま放置されており、その遺体を目安にして登山することになるようです。
ヴィンソンマシフの難易度|①この山の恐ろしい所は極寒と強風

南極では嵐(ブリザード)で、強風が吹き荒れると-40℃まで気温下がる場合も。
嵐は風速40~50mで、山頂付近では風速80mを超えるらしい。風速80mは、時速では300km/hで、新幹線の窓から顔を出しているようなもので、想像を超えますよね。
ヴィンソンマシフの難易度|②南極という遠さが難易度をさらに上げている

南極大陸は何と言っても遠い。
事故や病気などにかかると、病院は海を渡ったチリにしかないため、山からは最低でも1週間はかかる行程となっています。
でも、1985年から個人冒険家の旅行をサポートする代理店が誕生し、そこから登山をする人が徐々に増えていったんだとか。
まとめ
以上、ヴィンソンマシフの難易度について調査し、その恐ろしさは極寒と強風、でも登山を含む南極大陸行きのツアーもあることを紹介しましたがいかがでしたか?
ヴィンソンマシフ以外の山や、世界の危険な山10座についてはここ↓で紹介していますので覗いてみてください。
世界の山 難易度ランキング|世界の危険な山10座と初登頂した世界の登山家を紹介
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