
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
アウトドアブームに乗って、最近、はやっているキャンプ。
春や秋にキャンプに行こうって計画しているけど「暖房って必要?」って思われている方も多いのでは?
ここでは、キャンプ歴30年の経験をもとに、春や秋のキャンプに暖房って必要?と題して、夜になると意外にキャンプの寒さ対策を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
春や秋のキャンプの夜は意外に寒く、暖房があるとうれしい

天気のいい春や秋は昼間はポカポカ陽気で、気持ちいいい。
でも、夜になると意外に寒く感じます。まずは、その理由について考えてみます。
昼夜の寒暖差が大きい
春で考えてみると、関東地方では、3月の平均気温は9℃ほどですが、夜は5℃を下回ることもあり、昼夜の寒暖差が大きい。
特に、標高の高い場所は寒暖差が激しく、10℃以上の差がある場合があります。
冬キャンプの様に四六時中寒い場合は備えも万全ですが、春や秋のキャンプの夜は不意打ちを喰らったように寒くなることも。
特に春は天候がコロコロ変わる
春先は意外にコロコロと天候が変わります。なので、陽が出ると暑いと感じたり、曇ると寒いと感じたり、忙しい(笑)。
花見を想像すると分かりやすいですが、「太陽が照ってる時はTシャツだったけど、曇ってくると急に寒くなった」って事ありますよね。
しかし、必ずしも暖房が必要だとはいいきれません。
次に、その暖房が要らない対策を紹介します。
春や秋のキャンプで暖房を使いたくない場合はこんな計画を立てるとよい

寒さ対策っていうと、暖房を想像すると思いますが、意外に落とし穴となる計画による対策を紹介します。
計画1:自身の寒さ限界を知っておく
「寒い」といっても、その体感温度は、個人でマチマチ。なので、自分や家族が寒がりなのか、よく知っておく事が大切。
夜になったキャンプ場でいったん寒くなると、僕のような寒がりさんには、マジで地獄です。
家族から「キャンプとか二度と行きたくない」って言われない様に、寒さの限界を事前に相談しておいてください。
計画2:キャンプ場の最低気温を事前に把握
寒さの限界を知った上で、もっとも重要なことは、キャンプ場の最低気温を事前に把握しておく事。
例えば、三重県と長野県のキャンプ場では、同じ時期でも気温が全く違っており、10度ぐらい違う事も。
最低気温が15度の場合と5度の場合を想像してもらえれば、容易にわかるかと。
計画3:標高が低い場所を選ぶ(特に初心者の方)

初めて春や秋にキャンプする方は、標高が低いキャンプ場を選んでください。
標高と気温はこんな式で表せます。
T2=T1−0.0065×(H2-H1)
- T2:キャンプ場の気温(℃)
- T1:住んでいる所の気温(℃)
- H2:キャンプ場の標高(m)
- H1:住んでいる所の標高(m)
簡単にいうと、標高が1000m高くなると6.5℃気温が下がる。
標高が低い地域は高い地域に比べ、施設も充実してて安心なので、まずは、海辺などの地域で慣れ、その後、標高の高い地域に移行する方法がよいかと。
僕の体験からですが、最初は山間部は避けた方が無難。空気も美味しく気持ちいいですが、昼夜の寒暖差が非常に激しく、場合によっては、寒い程度で済まない場合も。
以上、春や秋のキャンプで暖房を使いたくない場合の対策を紹介しましたが、「それじゃ、好きなキャンプ場に行けないじゃん」って方も多いのでは?
そんな方にうれしい、春や秋のキャンプにおすすめの暖房グッズを次に紹介します。
春や秋のキャンプにおすすめの暖房グッズ(電源なしサイト編)
まずは、電源なしサイトで使える暖房グッズから紹介します。
手軽に使える「カセットガスファンヒーター」

平地といえども夜は冷えるので、大型テントやスクリーンテント内は暖房したいですよね。
石油ストーブがあれば完璧ですが、そこまで大げさにしたくない方には、イワタニのカセットガスファンヒーターがおすすめです。
僕は車中泊用で愛用してますが、電源なしサイトでは大型テント内でもよく使っています。
カセットガス1本で2時間程度しか持ちませんが、交換は1分もかかりません。
ガスボンベはコンビニで売ってますし、1本100円もしませんので、燃費もすごくいいです。
詳細は、車中泊でカセットガスファンヒータ|風暖なら暖房費が一泊100円でヌクヌクで紹介してます。
おしゃれな「センゴクアラジンガスストーブ」
もっとオシャレなガスストーブが欲しいって方には、昨年(2020年)発売されたセンゴクアラジンのガスストーブがおすすめ。
冬キャンプでは暖房性能がイマイチという声もありますが、春や秋のキャンプなら暖房性能もこれで十分かと思います。
オシャレ度アップ間違いなしですよ。
「石油ストーブ」があれば完璧

以上、おすすめのカセットガスストーブを2つ紹介しましたが、冬キャンプにも使える「石油ストーブ」があれば完璧。
春や秋のキャンプではオーバースペックかもしれませんが、大型テントやスクリーンテント内でTシャツ一枚でビールを飲めることを考えると、ワクワクしませんか?
キャンプに適した石油ストーブは冬キャンプのテント内におすすめの石油ストーブ ランキングベスト5【2020年版】で紹介しています。
寝る時は「電気毛布と大容量ポータブル電源」の組み合わせ

寝る時は電気毛布使いたいけど、電源付きサイトしか使えないって思っていませんか?
電気毛布は消費電力が小さいので大容量ポータブル電源との組み合わせで、一泊程度なら問題なく使えます。
ただ、その組み合わせには、ちょっとしたノウハウが必要です。
そのノウハウは、冬の車中泊で電気毛布の使い方|電気毛布とポータブル電源は冷気にさらすとNGで紹介しています。
なお、大容量ポータブル電源は、車中泊におすすめのポータブル電源ランキング5選【2020年版】で、性能比較しています。
「百均湯たんぽ or ペットボトル湯たんぽ」で足元ヌクヌク

電気毛布まで持って行きたくないって方には、湯たんぽもいいかと。
冬キャンプにはブリキ製の本格的な湯たんぽが欲しいですが、春キャンプなら百均湯たんぽかペットボトルで十分です。
詳細は、冬キャンプに湯たんぽ|『ペットボトル湯たんぽ』から『ダイソー』までキャンプスタイル別に紹介で紹介しています。
次に、電源付きサイトにおすすめの暖房グッズを紹介しますね。
春や秋のキャンプにおすすめの暖房グッズ(電源付きサイト編)
意外に安い「セラミックファンヒーター」
電源付きサイトのメリットは、電化製品がフツーに使えること。
このメリットを生かして、セラミックファンヒーターを持って行くのもいいかもしれません。
最近は、こんな↓安いミニセラミックファンヒータもたくさんあるので、2台ぐらい持って行くと暖かいと思います。
なお、セラミックヒーターは、一酸化炭素を発生しないので、寝る時も常時ONで暖かく就寝できるメリットがあります(僕は、寝る時の必須アイテムとなってます)。
奥様には「電気ひざ掛け」を用意しよう

春や秋のキャンプで、暖房付けていても意外に足元は寒い。
特に、冷え性の奥様にはこんな電気ひざ掛けがあれば重宝されること間違いなし。
僕の家でも必須アイテムとなってますよ
「ホットカーペット」があれば完璧
僕は使っていませんが、ホットカーペットは寒い時期の最強のキャンプ暖房器具。
キャンプでは足元から冷えてくるので、これさえあれば寒さ知らず。寝る時も他の暖房器具は要らないようです。
ただ、持ち運びにかさばるので、こんな↓2~3畳用がおすすめかと。
まとめ
以上、「春や秋のキャンプに暖房って必要?」って思われている方に、夜になると意外に寒いキャンプの寒さ対策を紹介しましたが、いかがでしたか?
春や秋のキャンプは「虫も少なく」「汗も出ず」、快適です。
備えあれば憂いなし。しっかり寒さ対策して、キャンプへ行きましょう。
キャンプで延長コード|電源付きサイトで使う延長コードは何メートル必要?
キャンプで延長コード|電源付きサイトで使う延長コードを雨(防雨)対策する小技
キャンプの用語集|知っているようで意外に知らない用語をキャンプシーン別に紹介
孫太郎オートキャンプ場のブログ|孫太郎を愛する僕の「おすすめポイント」「注意点」13選
車中泊でカセットガスファンヒータ|風暖なら暖房費が一泊100円でヌクヌク
テント内におすすめの石油ストーブ ランキングベスト5【2020年版】
【必見】テント内で石油ストーブを使う時の換気方法|一酸化炭素に要注意!
車中泊で電気毛布の使い方|電気毛布とポータブル電源は冷気にさらすとNG