こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
キャンプで悩まされるテントの結露。特に冬キャンプでは悩ましい問題ですよね。
朝起きたらテントがびっしょり。撤収まで乾かなくて、濡れたまま車内に持ち込んで苦労したことありませんか?
ここでは、テントの結露を撤収までに乾かす6つの小技を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
テントの結露を撤収までに乾かす6つの小技とは?
キャンプで撤収する際に意外に悩ましいのがテントの結露。特に冬キャンプでは悩ましい〜
乾かないままテントを畳んで、そのままバッグに入れると車内が濡れたりトラブルの元になります。
結露を乾かす方法はいろいろと紹介されていますが、ここでは、キャンプ最終日に撤収しようとするシーンを念頭に、実体験から学んだ小技を紹介します。
そんな小技とはこれ↓
- 早めに朝日がテントに当たるサイトを選ぶ【最重要】
- 朝起きたら、まずテントを揺する
- 意外と忘れがちなテントスカートの水たまりを早めに拭く
- 大型テントは『窓ふきワイパー』が便利
- 時間に余裕あればレイトチェックアウトを選択
- 撤収時は早めにテントを逆さまにする
当たり前じゃんって言う項目もあるかもしれませんが、意外な盲点もあり、次から一つづつ紹介していきますね。
小技1:早めに朝日がテントに当たるサイトを選ぶ【最重要】
一番大事なのは、撤収時ではなく設営時の配慮。
冬キャンプは比較的空いているので、テントサイトをある程度自由に選択ができますよね。
そんな時に必須の装備が『コンパス↓』。
その時のポイントがこれ↓
コンパスで朝日が出る方向を確認して、朝日がテントに早く当たるサイトを選びましょう!
わかりやすいように、僕がよく行っている三重県の孫太郎オートキャンプ場を例に簡単に説明します。
孫太郎オートキャンプ場は海辺にありますが、サイトの裏側は山が迫っており、サイトの選び方で朝日の当たり方が大きく違う
- サイト①:早々に朝日がばっちり入る
- サイト②:センターハウスが朝日をブロックして、なかなか朝日は入らないい
- サイト③:夏は木陰でいいですが、昼頃まで日が入ってこない。
なので、孫太郎オートキャンプ場で冬キャンプする際はサイト①を選ぶべし!
こんな↑感じのサイトの選択は、撤収時にテントの結露を乾かす最大のポイントと思います。
サイトの予約が必要な場合でも、管理人にどこが朝日が当たりやすいか確認すると教えてもらえると思います。
小技2:朝起きたら、まずテントを揺する
冬の太陽は弱いので、早く乾かすためには、早く夜露を落としてやることが重要。
朝起きてテントから出たら、真っ先にテント揺すって下さい。
ガイロープを持ってブルブルっと揺するだけで十分です。
朝食が終わって撤収し始めようとしてからじゃ遅すぎます!
小技3:意外と忘れがちなテントスカートの水たまりを早めに拭く
テントを揺すった後に意外に忘れがちなことが、テント下部の水の処理。
場所によっては水たまりになっていることもあるので、ぞうきんで拭いておいてください。
これ、テントたたみ始めた頃に濡れたところを発見する”キャンプあるある”です。
小技4:大型テントは『窓ふきワイパー』が便利
テントを揺すってあげれば夜露は流れていきますが、ぞうきんで拭いた方が乾きが早いです。
ただ、スクリーンテントや僕愛用のピルツ15などは、高すぎて上の方まで拭けません。
そんな時に大活躍するのが、こんな『窓ふきワイパー』。
窓ふきワイパーは、大型テントを持っている方の必須装備と言ってもいいと思います。
小技5:時間に余裕あればレイトチェックアウトを選択
時間に余裕があれば、レイトチェックアウトで予約しておくと、確実に乾かすことができます。
通常だとチェックアウトが12時なので、テント撤収は11時までには必須ですが、意外と乾かないことも。
レイトチェックアウトだと更に3時間は余裕ができるので、冬キャンでは絶対おすすめです。
注意:1000~1500円の追加料金が掛かります
小技6:早めにテントを逆さまにする
一番濡れててやっかいなのがアウターのグランドシート。
ドームテントの場合は、荷物を出してテント内を空にしたら、真っ先にひっくり返して乾かすといいです。
ただ、風で飛ばされない様に、必ずペグで2か所固定しておいてくださいね。
キャンプ初心者の頃に、突風で飛ばしてしまって、テントポールを折ってしまった(そよ風だと思って安心していると危険!)
ワンポールテントの場合は、逆さまにはできませんが、極力早めにグランドシートを取り出して乾かしておきましょう。
室内側は、呼気や汗などが水蒸気となり「湿度」が上がることでテントの内側に水滴として残るもので、特に暖房を使ったりする冬は結露が起こりやすい。
でも、テントインナーを付けると、アウターとの間に空気層ができて、インナーは結露しません。
写真は愛用のピルツ15ですが、インナーが結露したことは殆どありません。
まとめ
以上、テントの結露を撤収までに乾かす6つの小技を紹介しましたが、いかがでしたか?
ちょっとした事ですが、実践してみると、気持ちよくテントの撤収ができますので、参考にしてくださいね。
では、結露問題を克服して、キャンプに行きましょう!