
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
冬キャンプで悩まされるテントの結露。
朝起きたらテントがびっしょり。撤収まで乾かなくて、濡れたまま車内に持ち込んで苦労したことありませんか?
ここでは、冬キャンプの結露対策として、撤収までにテントアウターの結露を乾かす6つのノウハウを紹介します。
冬キャンプの結露対策|室内側の結露を防ぐにはインナーが必須
先ずは室内側の結露から紹介します。
室内側は、呼気や汗などが水蒸気となり「湿度」が上がることでテントの内側に水滴として残るもので、特に暖房を使ったりする冬は結露が起こりやすい。
でも、テントインナーを付けると、アウターとの間に空気層ができて、インナーは結露しません。
この↓写真は愛用のピルツ15ですが、インナーが結露したことは殆どありません(全くないかな!)。

ただ、アウターはびっしょり。これで撤収したら車内が濡れちゃうじゃん(泣)。
僕もその一人でしたが、撤収時までにテントアウターの結露を乾かす6つのノウハウを、実体験から、次に紹介します。
2室タイプのスクリーンテントのリビングエリアとか、インナーが無い場合は、こんな感じで対処してください。
- できるだけ換気した状態で寝る(寝室は寒いのでしっかり閉めて、リビングは換気ね!)
- 起床してテントから出る前に、乾いた布でひたすら拭く(出入りの振動で水が落ちてきて、リビングが水浸しになります!)
- コットン生地のテントにする(コットンは空気が通る隙間があるから、結露が発生しにくい!)
冬キャンプの結露対策|撤収までにテントアウターの結露を乾かす6つのノウハウ
ノウハウ1:朝日が出る方角を確認してテントサイトを選ぶ【最重要】

冬キャンプは比較的空いているので、テントサイトをある程度自由に選択ができますよね。
そんな時に必須の装備が『コンパス↓』。

その時のポイントがこれ↓
コンパスで朝日が出る方向を確認して、朝日がテントに早く当たるサイトを選びましょう!
僕がよく行っている三重県の孫太郎オートキャンプ場を例に簡単に説明します。
孫太郎オートキャンプ場は海辺にありますが、サイトの裏側は山が迫っており、サイトの選び方で朝日の当たり方が大きく違う

孫太郎オートキャンプ場での冬キャンプは、サイト①がベスト。朝日がばっちり入ります。
サイト②はセンターハウスが朝日をブロックして、なかなか朝日を拝めません。
サイト③は夏は木陰でいいですが、昼頃まで日が入ってこない。
こんな↑感じのサイトの選択は、テントアウターの結露を乾かす最大のポイントと思います!
ノウハウ2:朝起きたら、まずテントを揺する

冬の太陽は弱いので、早く乾かすためには、早く夜露を落としてやることが重要。
朝起きてテントから出たら、真っ先にテント揺すって下さい。
ガイロープを持ってブルブルっと揺するだけで十分です。
ノウハウ3:意外と忘れがちなテントスカートの水たまりを早めに処理

テントを揺すった後に意外に忘れがちなことが、テント下部の水の処理。
場所によっては水たまりになっていることもあるので、ぞうきんで拭いておいてください。
ノウハウ4:大型テントは『窓ふきワイパー』が便利

テントを揺すってあげれば夜露は流れていきますが、ぞうきんで拭いた方が乾きが早いです。

ただ、スクリーンテントや僕愛用のピルツ15などは、高すぎて上の方まで拭けません。
そんな時に大活躍するのが、こんな『窓ふきワイパー』。
窓ふきワイパーは、大型テントを持っている方の必須装備と言ってもいいと思います。
ノウハウ5:時間に余裕あればレイトチェックアウトを選択

時間に余裕があれば、レイトチェックアウトで予約しておくと、確実に乾かすことができます。
通常だとチェックアウトが12時なので、テント撤収は11時までには必須ですが、意外と乾かないことも。
レイトチェックアウトだと更に3時間は余裕ができるので、冬キャンでは絶対おすすめです。
注意:1000~1500円の追加料金が掛かります
ノウハウ6:撤収時は早めにテントを逆さまにする
一番濡れてて、やっかいなのが、アウターテントのグランドシート。
ドームテントの場合は、荷物を出してテント内を空にしたら、ひっくり返して乾かすといいです。
ただ、風で飛ばされない様に、必ずペグで2か所固定しておいてくださいね。
キャンプ初心者の頃に、突風で飛ばしてしまって、テントポールを折ってしまった(そよ風だと思って安心していると危険!)
ワンポールテントの場合は、逆さまにはできませんが、極力早めにグランドシートを取り出して乾かしておきましょう。
まとめ
以上、冬キャンプの結露対策として、撤収までにテントアウターの結露を乾かす6つのノウハウを紹介しましたが、いかがでしたか?
ちょっとした事ですが、実践してみると、気持ちよくテントの撤収ができますので、参考にしてくださいね。
では、夜露を克服して、冬キャンプに行きましょう!