冬キャンプは虫がいない?|虫はゼロではありません!そんな冬の虫を徹底調査!
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

アウトドアブームの中、家族でキャンプに行く方がどんどん増えています。

でも、そのネックとなっているのが、奥さんや子供さんの大嫌いな『虫』。

冬キャンプだと、ほとんど虫がいませんが、でも、実際は、冬キャンプでも虫はゼロではありません

ここでは、そんな冬に活動する虫を徹底調査したので、紹介します。


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
この記事を書いている人
九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





極寒の冬キャンプなら虫はゼロ

御嶽山雪中訓練の様子
My camera(御嶽山雪中訓練)

冬キャンプでも虫がいるといっても、極寒の雪中キャンプだと、虫はゼロと言ってもいいかと。

上の写真は噴火前の御嶽山での雪中訓練(気温は零下10度近く)の様子ですが、こんなところで、さすがに虫を見たことはないです。

なので、ここで紹介する冬キャンプは、冬に家族で行くオートキャンプと考えてくださいね。

では、冬に活動する虫を徹底調査したので、次に紹介します。

冬キャンプは虫がいないのか、冬に活動する虫を徹底調査

僕も『さなぎになって越冬しているからゼロ』と思ってましたが、実際に行くと、時々、夜のテントの中に紛れ込んできます。

そんな虫って、なんだろうかと思って、調べてみました。

成虫のまま冬を越すムラサキシジミ

なんと、子供さんや奥さんの大嫌いな『蛾』の仲間に成虫のまま冬を越す虫が結構います。

例えば、こんな↓蛾。

ムラサキシジミ
出典:Wikipedia

名前はムラサキシジミといいますが、成虫のまま冬を越すようです。

大きさは3~4cmと小型ですが、晴れた日に体温上げるためにひなたぼっこ。

こんな虫が夜にテントの光に寄ってきて、時々、奥さんや子供さんを悩ますことも。

実際、我が家でも、テントの中に入ってきて『きゃ~~』ってなってます。

実は、ムラサキシジミ以外にも、成虫で越冬しているものがたくさんいます。

例えば、こんな↓ハナアブ。

ハナアブ
出典:Wikipedia

アブといっても噛まれることはないですが、ブンブンうるさい

他にも、こんな↓クビキリギスといったバッタの仲間も成虫のまま越冬するようです。

クビキリギリス
出典:昆虫図鑑

テントウムシやカメムシ類も暖かいと冬眠場所から出てくることがあるようです

わざわざ冬に羽化するフユシャク

なんと、わざわざ冬に羽化する虫もいます。

フユシャクっていう蛾の仲間ですが、寒いときに羽化して,卵をうみます

フユシャク
出典:ネイチャーエンジニア いきものブログ

羽根がはえるのはオスだけで,こんな感じで、メスは成虫になっても,羽根がはえません。

フユシャクのメス
出典:ネイチャーエンジニア いきものブログ

大きさは、2~3cm程度と小さいですが、これも、子供さんや奥さんの大嫌いなタイプですよね。

それにしても,真冬だけ成虫のあらわれる虫って,すごい!!

冬に羽化することの良い点

  • 敵が少ないこと
  • 虫の数が少ないので,メスを見つけやすくなる

フユシャクにもいろんな種類があり、こんな感じで、冬の晴れた日に木の幹にとまっているのを見かけた方もおられるのでは?

フユシャクの仲間
出典:asahi-net.or.jp

(参考)都市部のみですが、冬でも活発的な活動をする蚊もいた

チカイエカ
出典:kisar.sakura.ne.jp

冬でも活発的な活動をする蚊はチカイエカっていう蚊。

チカイエカは主に都市部のビル街で生息しており、大きな特徴は「年間を通して活発に活動する」ということ。

動物や昆虫によく見られる「冬眠」がない蚊で、地下鉄やオフィスなど寒さが緩和される場所では積極的に吸血するそうです。

まぁ、キャンプするような自然の中にはいないようですので、ご安心を!

チャットでご相談。山キャン情報室では、「○○な情報も知りたい」など、読者様のご質問やご相談に、お答えしています。

冬キャンプの虫対策は簡単

冬に活動する虫がいるといっても、夏とは比べ物にならないくらい少ないので、蚊取り線香などは不要と思います。

でも、夜にテントの光に寄ってきて、かみさんを悩ますことがよくあるので、冬キャンプに、こんな↓ものを持参しています。

ハエたたき【電気ショックで即撃退!】
created by Rinker

大きさはバトミントンのラケットぐらい。

虫がテントに入ってきたら、電気ショックで気絶させる!たたくのではなく、払う程度で、効果絶大です!

なお、こんな↓感じで、テントの外に光量の大きなランタンで集虫するのも効果あります

コールマン ノーススターで外を明るく
My camera

以上、冬キャンプでも虫はゼロではない事を紹介しましたが、最後に、そんな冬キャンプの魅力について、簡単に紹介します。

虫はゼロではないが、冬キャンプにはいろんな魅力がたくさん

空いてるので、晴れの日に行きやすい

夏キャンプだと、

  • 「週末は混んでるから予約したけど、雨ばかり」
  • 「昨日まで天気よかったのに、予約した日は雨」

こんな経験ありますよね?

冬は殆どのキャンプ場が連休以外は空いてるので、夏に比べて、晴れ狙いが可能です

晴れると意外に暖かい

冬キャンプって寒いイメージですよね。

確かに夜中は寒いですが、晴れるて風がなければ昼間は暖かいことも

こんな↓感じで、正月を外で過ごしてみるのも楽しいですよ。

冬キャンプで正月
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天の川が見えるかも

天の川
出典:PAKUTASO

冬の星は、空気が澄んでいるの夏とは比較にならないほど、よく見える。

夜は寒いですが、たくさん着込んで、天の川や流れ星を探してみよう~。

ストーブでほっこりキャンプ

リビング
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でもやっぱり、冬キャンプは寒いので、暖房が必要。

達人は、”薪ストーブ”や”焚火”でテント内の暖をとったりしていますが、難燃性のテントが必要だったり、大変。

ほっこりキャンプ派には、石油ストーブがイチオシ

石油ストーブについてはこんな↓記事で詳細に紹介していますので、ご参考に。

まとめ

以上、冬キャンプは虫がいない?という疑問について、冬の虫を徹底調査した結果を紹介しましたが、いかがでしたか?

冬キャンプでもゼロではない事など、参考になれば幸いです。

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