電気毛布でほっこり車中泊|ポータブル電源を長持ちさせる使い方を大実験(冬キャンパーも必見です)
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

登山好きなら誰しも一度は経験する登山の前夜泊や高速道路のサービスエリアでの仮眠。

夏でも標高の高い登山口は寒いっ、秋山や冬山ってなると更に寒くて、車の中で眠れないって事ってありませんか?

そんな時のポータブル電源を使った電気毛布!

ヌクヌクでほっこりしますが、使い方を誤ると、”寒くて寝れない!”って大事件が発生することがあります。

僕もそんな一人でした。

ここでは、電気毛布を使った大実験を行い、ポータブル電源を長持ちさせる電気毛布の使い方を紹介します。

車中泊に限らず、電源なしサイトでの冬キャンプにも生かせると思いますので、是非読んでみてください。




大実験から得られた教訓|電気毛布とポータブル電源は外気にさらすとNG

まず、大実験から得られた教訓を先に紹介しますね。超シンプルですがこんな感じです。

  • 教訓1 電気毛布はシュラフの中にすっぽり入れて、「弱」で寝るべし!
  • 教訓2 ポータブル電源も寒がりなので、心配だったら添い寝するべし! 添い寝が、いやなら、他の方法で温めてあげましょう

この二つの教訓さえ守れば、夜中に寒くて目が覚めるってことはなくなると思います。

その教訓に至った経緯を説明しようと思いますが、その前に、ポータブル電源で電気毛布は何時間ぐらい使えるか仕様から計算したので、紹介します。



ポータブル電源で電気毛布は何時間ぐらい使えるか、仕様から計算しました

計算の前提条件

前提条件1:ポータブル電源の電気容量=434Wh

電気容量はmAh(ミリアンペアアワー)とWh(ワットアワー)で表示されてますが、mAhはあまりなじみがないと思いますので、Whで計算しました。

計算に使ったポータブル電源は、もっとも普及している大容量のポータブル電源で、僕も持っているAnker Power Houseです。

詳細の仕様はココに書いてます↓

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前提条件2:電気毛布の消費電力=30W(中)

電気毛布の消費電力は大きさや種類によって異なりますが、僕の持っている、コイズミの電気毛布で計算しました。

僕は寒がりということもあり、大きなサイズの電気毛布(1880×1300mm)にしたので、消費電力は60W(max時)と大きいですが、コントローラで1から5と無段階に調整できる仕様です。

ここでは、弱=15W、中=30W、大=60Wとしますね。

ただ、最近の電気毛布はほとんどが室温センサー付きで、室温の変化を感知して自動的に温度をコントロールする仕様となっており、これが後から物議をかもします

詳細の仕様はココに書いてます↓

コイズミ電気毛布
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計算結果

計算は簡単で、例えば、40Wの電気を2時間使うと40W×2h(時間)=80Wh。

これを、先ほど定義した計算条件に当てはめるとこんな感じです。

ポータブル電源で電気毛布は何時間ぐらい使えるか(理論上)

強:7時間半(434Wh÷60W)

中:14時間半(434Wh÷30W)

弱:29時間(434Wh÷15W)

ポータブル電源は放電ロスがあるため、仕様値全ての電力を使えるわけではありませんが、それを考えても、弱~中で使えば、ソロで二晩は十分使える計算!

これは楽勝だ~~ってことで安心しきってました。

が、実は大きな落とし穴が!

スーさんスーさん

落とし穴??どこかに落ちたの?


亀太郎亀太郎

そうなんです!次にその失敗例を紹介しますね~




筆者の失敗例

Anker Power Houseとコイズミ電気毛布を購入直後、ヌクヌクほっこり車中泊体験に近くのサービスエリアに行って仮眠してみました。

愛知県なので真冬といっても外気温は就寝時の夜9時で7度程度、朝5時で2度程度

電気毛布は、ベッドキット全面に敷いて、ほかほかカーペット代わりに。

電気毛布をほかほかカーペット代わりに
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ポータブル電源はベットキットの下ね(別の写真ですが、こんな感じで設置しました)。

Anker power house
My camera(Anker Power House)

シュラフは雪山用のマミー型を使ってみました。

どんだけヌクヌクなのか、電気毛布を「中」に設定して9時に就寝。事前に電気毛布を温めてたこともあり、ポータブル電源の残量は90%。

電気毛布のほっこりが暖かくて、雪山のテント泊とは天国と地獄の差!っていうか、暑いので軽装で寝ました。

12時ごろに目が覚めて、バッテリーの残量をチェック!

3時間経ったので、残量70%ぐらいかな~~って見てみたら、なんと、40%を切ってるじゃありませんか!

えっ、計算が合わない!!なんで~~~

とりあえず、電気毛布を「弱」にして、ダウンジャケットを着こんで、シュラフにもぐりこんだ。

4時に起きてバッテリーチェックしたら、なんと、残量ほとんど0%!

これじゃ、雪山とおんなじじゃん!!大失敗!

ガーン
フリーイラスト

まず気付いたのが、ポータブル電源の位置

リチウムイオン電池は寒さに弱いということは知ってましたが、ベッドキットの下の床下という一番車内で冷えるところに置いていたことがまずかったんだ~~

自動車会社の一員として、恥ずかしい大失態でした(笑)

次に気付いたのが、電気毛布の使い方

僕は電気毛布を床暖房みたいに使うつもりだったんですが、これって正しいんだろうか?

って、事で、家に戻って、翌晩、大実験を行いましたので紹介します。

腸太郎腸太郎

大実験?なんじゃそりゃ?


亀太郎亀太郎

少し大げさですが、本人至って真面目ですので、読んでねっ





電気毛布大実験

電気毛布って、普通は布団の中で使ってヌクヌクするもの。

それを、床暖房みたいに、外にむき出しで使ったら、どれくらい電気を使うのか二つの実験をしてみました。

  • 実験1:完全放熱(外に放りっぱなし)
  • 実験2:完全断熱(毛布でくるむ)

まずは、実験1から紹介します。

実験1|完全放熱:外に放りっぱなし

電気毛布を外に出してみる
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実験条件:

  • 電気毛布を外に放置(外気温 9度)
  • バッテリーとコントローラは室内(室内気温 20度)

実験結果:

  • 弱:1時間でバッテリー15%減少
  • 中: 1時間でバッテリー27%減少

放熱しっぱなしだと、電気毛布「中」では、満充電のバッテリーでも4時間もたない!

実験2|完全断熱:毛布でくるむ

電気毛布を毛布でくるむ
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実験条件:

  • 電気毛布を毛布にくるむ    (室内気温 20度)
  • バッテリーとコントローラは室内(室内気温 20度)
  • 事前に10分間予熱しておく

実験結果:

  • 弱:1時間でバッテリー2%減少
  • 中: 1時間でバッテリー6%減少
  • 強:1時間でバッテリー10%減少

完全断熱だと、ほぼ仕様書通りの結果に!

実験結果まとめ

完全放熱と完全断熱で、差は出るとは思ってましたが、正直なところ驚くべき結果となりました。

それから得られた教訓は

教訓1 電気毛布はすっぽりシュラフの中に入れて、弱で寝るべし!

この教訓をもとに、またまた、近くのサービスエリアで実践しましたので、次に紹介します。



実験結果を車中泊で実践

シュラフはスノーピークのお布団をつかってみました。

車中泊での電気毛布セット

スノピのお布団を広げて、電気毛布を敷きます

車中泊での電気毛布の敷き方
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お布団をたたんだ状態。この中にもぐりこんで、サンドイッチ状態で上下から電気毛布でほっこりする作戦です。

シュラフに電気毛布をくるんだところ
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夜中に寒々しいサービスエリアの端っこに車を停めて~

サービスエリアでの車中泊実験
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遠くに小さく見えている黄色の車が、愛車です。

んで、こんな感じで車内にセット!

車中泊でシュラフと電気毛布をセット
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条件:

  • 最低気温:マイナス1度
  • ポータブル電源:センターコンソールの上に設置
  • 電気毛布:ビール飲んでたこともあり暑かったので「弱」より少し弱め

実験結果:

  • 10時30分就寝 :バッテリー残量 87%
  • 4時20分起床   :バッテリー残量61%(26%の減少)

朝方は冷えたのでやや寒かったですが、コントローラを触るの面倒だったので、「弱」より少し弱めのままということもあり、バッテリーの減りは少なく、大成功!

今回はポータブル電源をセンタコンソールの上に置きましたが、それも功を奏したようで、次に、そのポータブル電源の弱点と克服方法について説明します。




意外に知られていないポータブル電源の弱点と克服方法

ポータブル電源は寒さに弱い

ポータブル電源はリチウムイオン電池ですが、それと同じものがスマホのバッテリー。

スキーや雪山登山など氷点下に近い気温の中でスマホのバッテリーが、あっという間に減って使えなくなった、という経験ありませんか?

雪山
My camera@権現岳

僕もこれに何度も泣かされてきました。なので、雪山ではスマホは必ず体に密着させて持ち歩いてます。

ポータブル電源も同じで、低温下(特に氷点下)に晒される条件での使用には向いていません。

寒い場所でのポータブル電源を長持ちさせる方法

車内ではもっとも冷えるところは床下ですので、ここは厳禁!

センターコンソールの上など、できるだけ、上にあげてください。

それでも心配な方には、こんな方法があります。

方法1:電気毛布で一緒に添い寝する

スノピのお布団の様に大きいシュラフの場合は、お布団をかけてやって添い寝するのが一番

ポータブル電源ちゃんが、自分の電力で電気毛布を温めて、それを使って、自分も温まる。要は熱循環サイクルを作ってあげることです。

これほどリーズナブルなことはありませんが、寝相が悪くて心配だって方は、ホッカイロで温める方法もあるようです。

方法2:ホッカイロで温める

僕は実践したことありませんが、ホッカイロや湯たんぽで、詳しく調べた強者さんのレポートがありましたので、参考にしてください。


貼り付けタイプのホッカイロなら、簡単ですし、非常に有効な手段だと思います。

以上から得られた教訓!

教訓2 ポータブル電源も寒がりなので、心配だったら添い寝するべし! 添い寝が、いやなら、他の方法で温めてあげましょう



電源なしサイトでの冬キャンプにも有効

今回は車中泊シーンでレポートしましたが、電源なしサイトでの冬キャンプにもシンデレラフィットです。

電源付きサイトに行けばいいじやんって思われるかもしれませんが、富士山麓のふもとっぱらキャンプ場でこんな景色を見ようと思うと、電源なしのサイトにも行きたいですよね。

ちなみに、ふもっとっぱらキャンプ場には電源付きサイトはありません。

ただ、冬キャンプでは地面からの冷気を遮断して使わないと、完全放熱状態になってしまうので、厚手の銀マットなどを地面との間に必ず敷いてくださいね。

キャンプの達人のブログにも詳しく書いてありましたので、よかったら覗いてみてください。





まとめ

以上、僕の失敗例をもとに、電気毛布を使った大実験を行い、ポータブル電源を長持ちさせる電気毛布の使い方を紹介しましたが、いかがでしたか?

使い方を誤ると真冬の寒さに震える思いなりますが、ちゃんと使えればヌクヌクほっこり車中泊やキャンプ間違いなしですので、実践してみてください。

大容量ポータブル電源をこれから買うって方は、ここ↓を参考にしてみてください。


亀太郎亀太郎

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