こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
このブログを読んでいる方は、登山で出たゴミの片付けに悩んでいるのでは?
そんな方に、登山で出たゴミの片付けを楽にする7つの小技を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
登山で出たゴミの片付けを楽にする7つの小技とは?
登山で出たゴミはすべて、家まで持ち帰る
これ、登山者の常識ですよね?
プラスチック・アルミは、何年たっても土に還ることはありません。
土に還る食品ゴミも、固形物だけではなく残り汁も、山の生態系を壊してしまうので厳禁。
「ちょっとだけなので・・・」と皆がゴミのポイ捨てを続けるとゴミだらけになり、最悪の場合は入山規制もあり得るでしょう。
でも、料理をすると少なからずゴミは出るもの。
ここでは、そんなゴミの片付けを楽にする7つの小技を紹介しますね。
- 胃袋に全て詰め込む(基本)
- 100均ヘラ戦法
- ティッシュ2枚戦法
- ロールパン戦法
- そもそも皿・鍋を汚さない戦法(究極)
- ゴミは小袋でギュウギュウに圧縮
- パッケージの角は家で丸くしておく
どれが、一番という事はないですが、合わせ技で一本って感じです。
では、7つの小技を一つづつ説明しますね。
小技1:胃袋に全て詰め込む(基本)
登山で出るゴミも主なものは料理からで、作った料理は胃袋に全て詰め込む。
これ、登山でゴミを出さない基本のキです。それを実践するポイントは次の二つ。
第一のポイントは腹八分になるように献立を考えること。
足らないかな?って思っても、残り汁まで全て飲み干すと意外にお腹いっぱいになりますよ。
第二のポイントは食後にお湯を少し注いで食器とスプーンなどを洗って、最後は胃の中に収めること。
この二つのポイントは、登山でゴミを出さない基本のキです。
小技2:100均ヘラ戦法
作った料理を胃袋に全て詰め込むといっても、料理によっては残飯がコッヘルや食器にへばりつく事ってありますよね?
家では洗剤とスポンジでさっと流せば一瞬に終わることが、山ではできないんですよね~
そんな時の強力な武器がこんな↓シリコンヘラ。
100均でも売っています。
これですくって胃の中に入れれば、残飯が出なくて超便利。
柄は邪魔なので先っぽは切って下さい。先っぽだけなら15g程度です↓。
小技3:ティッシュ2枚戦法
コーヒーやスープ程度の片づけにはティッシュ2枚戦法がおすすめ。
やり方はこんな↓感じ。
- まずは胃袋に詰め込む
- 水をほんの少し入れる(注:多すぎるとNG)
- 一枚目のティッシュで水分を全てふき取る
- 2枚目のティッシュで仕上げ
トイレットペーパーは水溶性なので際限なく使う必要あり、ポケットティッシュのほうが水に解けづらくて良いです。
小技4:ロールパン戦法
カレーやシチューを作る場合におすすめなのが、ロールパン戦法。
カレーやシチューを作った際のコッヘルや食器に付いた残飯って取りにくいですよね?
ヘラ戦法でもOKですが、食べ終わった後にロールパンですくって(拭いて)食べれば完璧。
味も付いて美味しく食べれるので、一石二鳥ですよ~
小技5:そもそもコッヘル・食器を汚さない戦法(究極)
そもそも、コッヘル・食器を汚さないようにすればゴミも少なくなる。
これ、究極ですよね。
例えば、ホイル焼き↓。
食べ終わった後にホイルを捨てるだけ。
アルミホイルは必要サイズだけ切って、持参すればOK。
フライパンを使う場合も考えて、こんな↓フライパンが汚れないアルミホイルがおすすめ。
また、アルミホイルはこんなサラダ↓とか作る場合も食器を汚さなくて済むので便利。
僕は使ったことありませんが、食品用湯煎調理袋↓にシチューなど食材を事前に準備して持って上がればコッヘルを汚さなくて済むという強者も多くいます。
小技6:ゴミは小袋でギュウギュウに圧縮
ティッシュやアルミホイルなどのゴミをゴミ袋にポイポイ捨てるのは絶対NG。
ポイントは、柿の種の小袋のような小さく丈夫な袋でギュウギュウに圧縮すること。
固いカタマリになるくらい圧縮するとマジで小さくなります。
そんな時に便利なのが輪ゴム。
圧縮した後に輪ゴムで縛れば、水も垂れてこなくなりますし、大きさも一回の晩御飯で握りこぶしの半分程度になります。
なので、長期のテント泊縦走の際は輪ゴムはたくさん準備しておけばいいかと。
小技7:パッケージの角は家で丸くしておく
ベーコンやスライスハムなどのパッケージの角は事前に丸くしておいた方がいい。
そのまま持って行くと、ビニールが破れ新たなビニールゴミというゴミを出してしまう羽目に。
細かい話ですが、テント泊あるあるです(;^_^A
補足:ゴミ袋の選択にも気を配るべし
生ゴミは臭いもの。
この↓写真は、1週間ほどのテント泊を終えた時のゴミですが、このまま電車に乗り込んだら周りの迷惑になりますよね(;^_^A
自家用車で帰るにしても臭くなっちゃいますよね(この時は車内が臭くなった)。
なので、こんな↓ゴミを持ち帰るための専用バッグもいいかもしれません。
開口部を3回折り返してバックルで留めるので気密性に優れているし、そもそもゴミ袋に見えないので人目も気にしなくていい。
たかがゴミ袋、されどゴミ袋ですよね。
追記(2023年9月):最近こんな↓ゴミ袋バッグを作ったので読んでみてください
登山で出たゴミ袋(ガベッジバッグ)の持ち帰りに便利な装備を100均でDIY
- ゴミ袋は破れたり結び目が解けて落ちる恐れあるので、こんな↓風にザックの下にぶら下げない方がいい
- お菓子の外袋は一度開けてしまうとただのゴミになってしまうので、外袋から出してジップロックなどの袋に入れておけば便利
まとめ
以上、登山で出たゴミの片付けを楽にする7つの小技を紹介しましたが、いかがでしたか?
どれが一番だとはいえませんが、合わせ技で一本っていう感じで、これからのテント泊登山の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。