登山でトレッキングポールの使い方!持ち方を変えて楽に歩く5つの裏技
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

登山でトレッキングポール。

テント泊など重い荷物を担いでいる場合などバランスを取りやすいですよね。

使っていない方も多いかと思いますが、僕は色々な裏技を使いつつ長年愛用しています。

ここでは、登山でトレッキングポールの使い方として、持ち方を変えて楽に歩く裏技を紹介します。

あくまで個人的な見解なので、参考程度で読んでいただけたら幸いです。


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
この記事を書いている人
九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





トレッキングポールの持ち方【基本】

登山でストックの使い方
出典:いらすとや

登山の教本によると

登山の教本にもよく紹介されているトレッキングポールの持ち方の手順はこれ↓。

  1. 手をストラップの下から通して
  2. グリップを握り手首で固定する

簡単に図解するとこんな↓感じ。

通常の持ち方
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ただ、意外な盲点も。。。

基本の握り方をしてる場合は、こんな3つの盲点があります。

  1. しっかり固定されるので安定する反面、ついついトレッキングポールに頼りすぎて、腕への負担が大きい
  2. 岩場で体勢を崩しそうになった時に、トレッキングポールが手に固定されているので危ない事もある
  3. きつい登りではグリップの下を握りたいが、歩みを緩めてストラップを手から離す必要あり面倒

なので、アンチストック派も多く、僕も使わない時期もありましたが、あるポイントに気がついて復活しました。

では、どんなポイントか?、次に紹介しますね。

『ストラップ』がポイント

ストラップがキーポイント
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登山の教本ではこんな↓記述がよくありますよね。

ストラップの上から手を通して握るのはNG

でも、きつい登りでグリップの下を握ろうと思うと、歩みを緩めてストラップから手を抜く必要があったり。。。

これ、意外に面倒〜

でも、ストラップをしない状態で長く歩くと、握り手が疲れるし〜

って感じで、不思議にストラップがポイントになりますが、次に、そんなポイントに注目した裏技を場面に応じて紹介します。

ここで紹介する裏技は登山の教本に反した部分もありますので、あくまで参考として捉えてください

登りの時に使う4つの裏技

緩やかな傾斜での裏技

❶緩やかな傾斜
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緩やかな傾斜では基本の持ち方で十分↓。

通常の持ち方
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でも、路面に転がっている石を避けたいなどポールを突く位置をさくっと決めたい場面ではこんな↓裏技がっ。

裏技❶:鉛筆持ち

裏技:鉛筆持ち
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要はグリップを握りしめるのではなく、鉛筆を持つようにそっと握ってポールの先をコントロールしやすいようにすること。

鉛筆持ちの実際の写真
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ポールの荷重はストラップに固定した手首でしっかり受け止められる。

これ、コントロールしやすいだけではなく、ぎゅっと握りしめないので手に負担もかからないので超楽ちん。

❷ややきつい傾斜での裏技

❷ややきつい傾斜
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ややきつい傾斜では、こんな↓感じでトレッキングポールの下の方を握りたい場面ってありますよね。

ストックのグリップの中間を握る
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でも、こんな傾斜が長く続くと、握りしめている手が疲れますよね〜

そんな場面の裏技がこれ↓。

裏技❷:手のひら掛け

まずは、教本に反してストラップに上から手を通します^^;

ストラップに上から手を通す
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その状態で、グリップをそっと握るだけ。

裏技:手のひら掛け
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荷重は手のひらで受けるため、握りしめる必要なく超楽ちん

❸きつい傾斜での裏技

❸きつい傾斜
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きつい傾斜では、こんな↓感じでポールの下の方を握りたいですよね。

ストックのグリップ下側を握る
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そんな時の裏技がこれ↓。

裏技❸:親指掛け

要はストラップに親指を引っ掛けるだけ。

裏技:親指掛け
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荷重は親指周りで受けるので手の負担が少ないんです。

❹かなりきつい傾斜での裏技

❹かなりきつい傾斜
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かなりきつい傾斜では、こんな↓感じでポールのもっと下の方を握りたいですよね。

ストックのグリップ最下端を握る
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かなり下を握るので、裏技の親指掛けができない時はこれ↓。

裏技❹:人差し指掛け

裏技:人差し指掛け
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荷重は人差し指周りで受けるので手の負担が少ない

ただ、繊細な手の方はあまり頼りすぎると手が痛くなるかも^^;

以上が登りの時の裏技ですが、次に下りの時の裏技を紹介します。

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下りの時に使う裏技は1つ

下の登山道
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下りの時は、さほど気にすることはないですが、こんな↓感じでストックの上端を手のひらで包み込むように支えることがありますよね。

ストックのグリップ最上端を握る
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これって安定してすごくいいけど、何度も繰り返すと手のひらが痛くなることも

そんな時はこれ↓。

裏技⑤:手のひら支え

要は、ストラップの上から手を通して、ポールを鉛筆持ちした状態で荷重は手のひらで受けるようにすること。

こんな↓感じです。

裏技:手のひら支え
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これ、長い下りで手のひらが痛くなることも無くオススメです

 

以上、裏技を5つ紹介しましたが、そんな裏技に適したトレッキングポールを最後に紹介します。

裏技に適したトレッキングポール

ストックのグリップのタイプ
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ストックのグリップには2つのタイプがありますよね。

  1. 普通のグリップ
  2. アンダーグリップ付き(グリップの下にも握り部分が付いているもの)

ここで紹介した裏技にはアンダーグリップ付きがストックがオススメ

僕はこんな↓、ヘリノックスの 超軽量タイプを使っています。

詳細はトレッキングポールならヘリノックス! 超軽量FL-120の5つの魅力を実体験から紹介で紹介しています。

まとめ

以上、登山でトレッキングポールの使い方として、持ち方を変えて楽に歩く裏技を紹介しましたが、いかがでしたか?

ここで紹介した裏技は登山の教本に反した部分もありますので、あくまで参考として捉えてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。