登山で『太もも前』や『ふくらはぎ』の筋肉痛を抑えるには『下りの歩き方』がポイント
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

このブログを読んでいるあなたは、登山翌日の筋肉痛に苦しんでいるのでは

特に『太もも前』や『ふくらはぎ』の筋肉痛は辛いですもんね(笑)。

そんな筋肉痛を抑えるには『下りの歩き方』がポイント!

個人差はあるかもしれませんが、そのポイントを紹介します。


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
この記事を書いている人
九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





登山した翌日に『太もも前』や『ふくらはぎ』の筋肉痛ってありませんか?

登山でふくらはぎと太もも前が筋肉痛
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登山翌日の筋肉痛が辛いってよく聞くことがありますが、特に、『太もも前』や『ふくらはぎ』の筋肉痛は辛い

俺はスポーツマンだから大丈夫って思ってる若い方も、翌日はイテテってなる方多いです。

では、なぜ筋肉痛になるんでしょう?

登山後の『太もも前』や『ふくらはぎ』の筋肉痛はなぜ起こる?

登山で筋肉痛はなぜ起こる
出典:いらすとや

筋肉痛は運動不足や水分補給などいろんな原因がありますが、街を歩いて筋肉痛になる事ってあまりないですよね?

では、登山ではなぜ起こるんでしょう?

筋肉痛が起こる一番の要因はこれ↓

『下山時の衝撃』

筋肉痛は下山時の衝撃がポイント
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意外かもしれませんが、登山では下りよりも登りの方が辛いですが、体への負担は下りの方が大きい

特に、下山時の衝撃は登りの時の2倍とも言われてます

登山後の筋肉痛の様子
出典:いらすとや

これが、『太もも前』や『ふくらはぎ』の筋肉に負担をかけ、登山後の筋肉痛や膝痛の原因に!

なので、下山時の衝撃を抑えてやれば、登山後の筋肉痛は抑えられる

では、どんな歩き方をすればいいのか、次に紹介しますね。

若くて筋肉量の多い方でも、一部の筋肉に集中して付加がかかるので、筋肉痛になるそうです(;^_^A

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登山後の『ふくらはぎ』や『太もも前』の筋肉痛を抑える『下りの歩き方』

『ゆっくり歩けばいい』と思うのは大間違い

間違い
出典:いらすとや

下山時の衝撃を抑えるなら、『ゆっくり歩けばいい』のでは?っと思われるかもしれませんが、それは大間違い。

ゆっくり歩いても下山時の衝撃による足のダメージは抑えることはできません

では、どうすりゃいいんだ?

次に、その答えを紹介しますね。

ポイントは『ドスンドスン』じゃなく『スリスリ』歩く事

ドスンドスンじゃなくスリスリがポイント
出典:いらすとや

その答えは『フラット走行』(英語では『Flat Fitting(フラット フィティング)』。

簡単にいうと『靴裏を見せない歩き方』のことですが、それでもわかりにくいので、下山時に特化して表現するとこんな↓感じ。

『ドスンドスン』じゃなく『スリスリ』がいい

要は『スリスリ』と音を立てないように足裏を地面に降ろすように心がけることね。

それを心がけると自然と歩幅は小さくなりますが、早く下山したいならピッチを上げればいい

これを意識すると翌日の筋肉痛や疲れが全然違いますよ~

ドスン vs スリスリ
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特に初心者にありがちなのが、平地と同じように『ドスンドスン』と音を立てて下山する事。

これで、下山すると翌日の筋肉痛は間違いなしです(笑)。

次に、そんな『スリスリ』の具体的なポイントを3つほど紹介しますね。

『スリスリ』のポイント:❶階段を避ける

『階段を下りる時は『スリスリ』歩けないじゃん』って思いますよね?

でも、大丈夫!

そもそも階段を使わなければいいんです。

こんな↓感じで、木の階段の横に『スリスリ』歩くルートができてますので、ここを歩けばいい。

下山時は階段を使わない
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登山歴が長い人は『スリスリ』ルートを探して歩くので脇道が自然にできてるんですよね~

石段も同様にこんな感じで、『スリスリ』ルートができています。

登山ルートのルートファインディング
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なので、階段に差し掛かったら、いったん立ち止まって『スリスリ』ルートを探してみて下さい!

『スリスリ』のポイント:❷段差を避ける

階段だけじゃなく、石がゴロゴロしているルートも同じ。

こんな↓登山道でも、少し立ち止まって前を見ると『スリスリ』するルートは必ずあります

ルートファインディング
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若い人でありがちなのが、石からぴょんと飛び降りる事。

例えばこんな↓登山道では、飛び降りなくて済むように事前に前を見渡して『スリスリ』ルートを探しましょう

ルートファインディング
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『スリスリ』のポイント:❸避けられない段差はストックで『ソロリ~』

❶❷の様に階段や段差を避けれれば一番いいんですが、避けられない階段や段差って当然出てきます。

避けられない段差はストックを使ってソロ~リと降りる
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そんな時はストックを使うのがベスト。

脚に衝撃を与えない様に、事前にストックを突いておき『ソロ~リ』と降りることをおすすめします。

ストックを使わない人も、『ソロ~リ』さえ意識してもらえればよいかと。

詳細なストックの使い方は登山でストックの使い方|場面に合わせて持ち方を変えて楽に歩く裏技を紹介で書いてます。

『下りの歩き方』大実験

大実験
出典:いらすとや

僕は以前から『スリスリ』を使っている事もあり筋肉痛をあまり経験したことないのですが、このブログを書くにあたり、トレーニングで使っている山で人体実験してみました。

大実験現場はココ(笑)

  • 山名:本宮山(愛知県 豊川市)
  • 標高差:約600m
  • 下山時間:約1時間10~20分
  • これまでの登山回数:約200回

実験1:敢えてドスンドスンと下山してみた

ドスンドスンと下山した翌日の様子
出典:いらすとや

翌日の筋肉痛覚悟で、階段や段差を敢えて『ドスンドスン』っと降りてみました

『スリスリ』ルートを探して下山する時に比べて約10分時間短縮に(^O^)/

下山当日は筋肉痛なく、最近よく本宮山トレしている効果かなぁ~って思ってました。

がっ!!

翌日『太もも前』や『ふくらはぎ』がバリバリになり、数日痛くてたまらんかった(泣)

実験2:スリスリ戦法で下山

スリスリと下山した翌日の様子
出典:いらすとや

実験1の筋肉痛も収まってきたので、再度、本宮山に行って、いつものスリスリ戦法で下山

その効果は絶大。

翌日の筋肉痛はゼロで、プールで1km程度泳いでも何ともなかったです。

涙ぐましい人体実験の結果、『スリスリ』の効果を実証することができたのでブログに書くことを決心した次第です(笑)。

まとめ

以上、登山で『太もも前』や『ふくらはぎ』の筋肉痛を抑える『下りの歩き方』について紹介しましたが、いかがでしたか?

個人差はあるかもしれませんが、筋肉痛に苦しんでいる方の一助となれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。