
こんにちは、山キャン情報室 管理人 亀太郎です。
突然ですが、カーナビって純正品を購入して、セットで買うものと思っていませんか?
それは、間違いです。
純正ナビは高いものだと30万円近くするものもあり、運転だけに使うってもったいないとは思いませんか?
ここでは、ipadの車載ホルダーを自作して、日よけと熱対策もバッチリで純正ナビ不要としましたので紹介します。
愛車カングーベースに自作しましたが、他の車種にも考え方は通じると思います。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
純正ナビではなくipadを車載しようと思った6つの理由
①ipad proの11インチモデルはカングーとシンデレラフィット
カングーはダッシュパネルの上にipad pro 11インチモデルがぴったりはまる
カングーはフランスの郵便車として使われていることもあり、ダッシュパネルの上にB5サイズの資料がピッタリ置けるスペースがあります。
このサイズとipad proの11インチモデルのサイズがピッタリ。こんな感じ。


②行先設定を車の中でやるのは面倒
純正のカーナビは、スマホ連携タイプ以外は、車の中で行先設定をする必要ありますよね。
これって意外に、面倒じゃないですか?
自宅で前日に「明日は〇〇まで行って車中泊して、翌日に○○登山口まで行って。。」とか計画している時に、ipadで行先設定もやっておき、車に乗ったらGO!
ipadカーナビだと、こんなことも自由自在
③車中泊やキャンプの時にamazon prime見たいので、運転時もipad proは車内にある
タブレットは目的地に着いてから使うだけって、もったいなくないですか?
キャンプや車中泊している方は、ほぼ皆さん、セルラーモデルのタブレットでテレビを見たりしていますよね。
僕もそんな一人で、車中泊やキャンプの時はこんな感じで使ってます。


④純正のカーナビよりコスパがいい
タブレットのセルラーモデルだと、毎月数千円の通信料が要るから、もったいないって考えもあります。
たしかに、ipadをカーナビに使うだけだと、純正のカーナビに比べると通信料も含めると高い!
ただ、車中泊やキャンプで使う方はそもそもipadセルラーモデルを持っている。
なので、ipadをカーナビに使えば、純正のカーナビの費用分安くできる
⑤画面大きく見やすい
なんといっても、純正ナビより、画面がデカくて、見やすい。
これに慣れると純正のカーナビが豆粒の様に見えてくるんじゃ?
⑥最強のGoogle mapが使える
普通はこんな感じでYahooナビを使ってますが、マイナーな行先を検索したい時などは、最強のGoogle mapに変えて、使えることも大きな利点です。

以上、ipad proのセルラーモデルをカーナビにした6つの理由を説明しましたが、いざそれを実行しようとすると、こんな課題がありました。
- ipadの電源をどうやってとるか?
- 日が差した時に画面が見にくくなるのでは?
- ipadをどうやって固定するのか?
- 夏場の熱対策
その課題を解決すべく、ディーラに頼んだり、自作したりしたので、改造した順に説明します。
ipadの車載ホルダー自作までの道のり|①ipad用の電源設置
ipadを駆動する電源をどこからとるか?これ、最初の課題でした。
シガーソケットからとると、配線がうっとうしい。
ならばって事で、お金はかかりましたが(1万5千円くらい)、カーショップで購入したUSB端子をディーラに持ち込み、改造してもらいました。

配線はこんな感じです。ipadを置いちゃえば見えませんよね~~

ipadを置かない時は、ワンちゃんに登場してもらうことに(笑)

「これで、完成だっ」と思いましたが、実際に使ってみると、日が差している時は画面が日光で反射して見にくい事が判明。
やっぱ、日よけ(シェード)が必要だ!!!!
ううううっ、簡単に設置出来て、オシャレなシェードをどうやって作るか?
失敗を繰り返しながら、試行錯誤して1か月がかりで、なんとか完成!
それを、次に説明します。
ipadの車載ホルダー自作までの道のり|②ipadの日よけ製作
日よけ(シェード)の部品調達
日よけにするとは思えない部品ばかりですが、こんなものを調達!
(1)フレキシブルまな板(費用:500円程度)

(2)0.3mmのステンレス板(費用:300円程度)

(3)ねじとドリルの歯(費用:500円程度)

組み立て
組み立ては簡単!
(1)フレキシブルまな板とステンレス版をこんな感じで合わせて、ドリルで穴を空けて、ねじで止めるだけ。

(2)ねじ止めした後に、ちょこっと曲げると、こんな形状になります

上の写真は試作1号で、最終品はこんな感じでまな板とステンレス版の間に隙間を空けて、夏場の熱対策として、熱が伝わりにくくしてあります。
今回の自作で一番苦労した大きなポイントです

(3)ひよけ(シェード)完成!
上から見たところ。屋根みたい(笑)。

使わない時は、カングーのセンターコンソールボックスの中にジャストフィットする設計になってます。

(4)車への設置方法
①充電ケーブルを付けたipad proをダッシュパネルの上に置きます。

赤枠の所は、磁石になっています。
②ipadケースのカバーをめくって、ケースの磁石の所と自作のシェードをパチッとくっつければオワリ。
これが完成形です!!!

自作のワリには、なかなかオシャレじゃないっすか?
ipadの車載ホルダー自作までの道のり|③ipadの固定
どうやって、固定するか?これも最初から試行錯誤してました。
市販のホルダーを買うかどうかも考えましたが、②の日よけ(シェード)を付けたら、ビックリ!
何にもしなくてよい!
シェードを付けることで重心が車の前側に行ったことで、安定したようです。
急な上り坂で急発進テストもしてみましたが、びくともしません。
ipadの車載ホルダー自作までの道のり|④夏場の熱対策
ほぼ完了と思ってましたが、夏場になって新たな課題が発生。
日よけ(シェード)をしていても、真夏に陽が当たるとipadが高温になり、熱対策が必要に。
いろいろと試してみましたが、最終的にはUSBファンで背面から空冷して熱対策することに。
(1)USBファンを購入して設置(費用:1500円程度)

(2)USBファンはこんな感じでおいて、夏場はipadを空冷して熱対策
風量を「中」にしておけばファンの音も全く気にならなかったです。

まとめ
以上、ipadの車載ホルダーを自作して、日よけと熱対策もバッチリとした内容を紹介しましたが、いかがでしたか?
日よけ(シェード)や夏場の熱対策など、いろいろ悩まされましたが、楽しい作業でした。
ipadを車載してナビにしようかなって思っている方の、参考になれば幸いです。