こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
このブログを読んでる皆さんは、「雨の日の車中泊はいやだなぁ」って思ってるのでは?
僕も、その一人。
そんな、悩みを解決しようと、雨の日の車中泊を快適にするカーサイドタープの自作したので紹介します。
構想はカーサイドタープの自作!雨の日の車中泊を快適に過ごしたい【構想編】で紹介しましたが、ここでは、その構想を実現すべく、実践しましたので紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
カーサイドタープの自作に当たって立てた5つのミッション
カーサイドタープの自作にあたって、立てた5つのミッションはこれ↓。
- 走行時は車内に収納できること
- 10分以内で設置が可能なこと
- 舗装路でも自立できること
- 強風に耐えれること
- ”ひさし”の張り出しは1m程度
出来上がりのイメージは、キャンピングカーのカーサイドタープ老舗メーカーの『フィアマ』のこんな↓感じ
『フィアマ』のカーサイドタープは自立しますが、自作で自立できるかが、最大の難関でした。
まずは、そのミッションをクリヤーするために購入した部品を紹介します。
部品編
ロゴス(LOGOS) neos Link Panel
収納サイズはこんな感じ↓(ポールは別売りなので含まれません)。
展開はタープにフレームを差し込むだけなので超簡単。展開後のサイズは畳一枚より大きいです。
詳細のスペックはここ↓。
Ogawa タープ用吸盤フック
Ogawaのカーサイドタープを車体のルーフに取り付けるためのオプション部品ですが、単独でも売っており、ネットで購入。
使い方やスペックの詳細は、ここ↓を参照してください。
無段階調整式アルミタープポール
使っていないポールは沢山持っているのですが、後で説明するように、タープ展開にバリエーションを持たせたかったので、ネットで購入しました。
ネットではいろんなメーカーから数多く売りに出されていますので、ここ↓を参照ください。
ポールステイ【これが、ポイント】
ポールステイって勝手に僕が名前を付けただけですが、要は『舗装路でもタープポールを付けれるアタッチメント』みたいなもの。
構想段階では考えていなかったのですが、仮に強風でポールが外れたら車に傷がつく可能性もあり、構想を変更しました。
とはいえ、そんなものは売っているわけなく、ホームセンターに通い詰めてこんなもの↓を購入しました。
『ツールホルダーハンマー1丁差し』なるものです。
本来の使い方は、大工さんがハンマーを腰にぶら下げるものらしいです。
これを、下の図のように使うことを想定して、2つ購入。
2つで1500円もしましたが、構想通りにならなかったら、即廃棄処分になる可能性もあり。
悩みましたが、今回の自作の中でもっともキーとなる部品なので、思い切って購入。
新たに購入した部品は以上です。次に、どうやって設置するのか、紹介します。
設置編
車に搬入する部品は、この↓2つのみ。
超コンパクトなので、車内に常に装備可能です。では、舗装路でどうやってタープを取り付けるか、順を追って説明しますね。
ポールとタープロープのセット
車中泊スペースに到着したら、まずは、ポールステイを前後輪のタイヤ前に挟み込みます。
その後、車を10cm程度前進させて、ポールステイを踏んじゃいます。
これで、ポールステイはしっかり地面に固定される(ここがポイントなんですが、写真を撮り忘れました)。
さらに、こんな↓感じで、ポールステイにポールを差し込みます。
タープロープを付けたスノピのアイアンペグはタイヤと地面の隙間に挟むだけでOK。
こんな感じ↓。
ポール側の準備は完了。
タープの車体へのセット
タープを袋から取り出し、フレームを差し込みます。
こんな↓感じ(写真撮り忘れたので家の中の写真)。
次に、車体前側のルーフに吸盤フックを取り付けて、タープを固定。
車体後側も同様にする予定だったのですが、ルーフレールが邪魔になって付かないことが判明。
試行錯誤しましたが、車に常備している、荷物固定ロープ↓を使う事にしました。
これで、ルーフレールに固定したら、完璧でした。
タープ側の準備は完了。
タープとポールを連結して出来上がり
❶と❷が終われば、タープとポールを連結して、タープロープでテンションをかけるだけ。所要時間1分弱。
❶❷❸あわせても、慣れれば10分程度で設置できそう。
出来上がりの写真はこんな↓感じ。
前から見たところもいい感じです。っていうか、ハンバーガー店も開けそう(笑)。
一番悩んだポールステイも、オリジナル性があってなかなかいい感じじゃありませんか~?
強風の時にも設営してみましたが、強風にも十分耐えれそうです。
『タイヤで踏むポールステイ大作戦』、大成功でした。
日よけにするには小さすぎますが、”雨の日のひさし”には完璧。
次に、カーサイドタープ展開のバリエーションをチェックしたので、紹介します。
展開のバリエーション
無段階調整式アルミタープポールで、いろんなカーサイドタープ展開のバリエーションが楽しめます。
ノーマル張り
タープ下でも立って歩けるので、通常はこれで十分。
オープン張り
❶のノーマル張りだと、タープ下から出る時に少しかがむ必要があるので、アルミタープポールを最長にすると、出入りにもストレスありません。
クローズ張り
雨が強い時や、プライベート空間を保ちたい時は、こんな展開も可能。
セミクローズ張り
外の状況次第では、こんな展開もいいかも。
車後方はプライベート空間を作って、前方は解放感を持たせたい時は、こんな↓感じ。
キャンプ場での通常張り
❶~❹は舗装路での展開ですが、キャンプ場などペグ打ちが可能な所は、もちろんポールステイを使わなくて設営ができます。
先日、伊勢志摩エバーグレイスでキャンプした時にやってみましたが、いい感じでした。
テント張る時は不要ですが、タープだけキャンプで車中泊する時の貴重な戦力になりそうな予感。
まとめ
以上、雨の日の車中泊を快適に過ごせるようにカーサイドタープの自作したので紹介しましたが、いかがでしたか?
構想段階で危惧していた問題もなく、大満足でした。
【構想編】はカーサイドタープの自作!雨の日の車中泊を快適に過ごしたい【構想編】で紹介してますので、併せて読んでいただければうれしいです。