こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
冬キャンプや春秋のキャンプは虫もいなくて快適ですが、冷えますよね。
こんな時に大活躍するのが石油ストーブ。
でも、「石油ストーブを車で運ぶって大丈夫?」って思われている方も多いのでは?
ここでは、キャンプで使う石油ストーブを車で運ぶ3つのノウハウを紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
石油ストーブを車で運ぶ3つのノウハウとは?
まずは、その3つのノウハウについて、そのポイントを紹介します。
- 漏れにくい石油ストーブを買う
- 漏れても大丈夫なバッグに入れる
- 予備タンクはガソリン携行缶(ポリタンクはNG)
箇条書きで簡単に紹介すると以上ですが、次に、一つづつ、そのポイントを紹介します。
ノウハウ① 漏れにくい石油ストーブを買う
『カートリッジタンク付き』はNG
先ず、車で持ち運ぶ時に適していないのがカートリッジタンク付きの石油ストーブ。
カートリッジタンク付きの石油ストーブって下の図の様に油受けがあり、その中に灯油が溜まっています。
車で持ち運ぶ際に振動であふれる場合もあり、このタイプの石油ストーブを持ち運ぶ場合は油受けの灯油を抜く必要があります。
なので、NGとまでは言えませんが、おすすめできません。
『タンク一体型&耐震自動消火装置付き』がおすすめ
漏れにくい石油ストーブとしてはタンク一体型がおすすめ。
さらに、耐震自動消火装置がついているものは、タンクからの灯油の流れを機械的にシャットするので、車で持ち運ぶ程度では漏れません。
このタイプで、キャンプに適した石油ストーブとしては
- フジカハイペット(冬キャンプの王様)
- アルパカ(韓国製のオシャレなモデル)
- トヨトミ レインボー(ランタン型で超かわいい)
が有名。ただし、アルパカの古いモデルは耐震自動消火装置が付いていないので要注意です。
これらのストーブはテント内におすすめの石油ストーブ ランキングベスト5【2024年版】で詳細に紹介していますので、よかったらどうぞ。
僕は、トヨトミ レインボー↓を使ってますが、満タンにして車で運んでも、これまで一度も漏れたことはありません。
トヨトミ レインボー仕様の詳細はここ↓を参照してね。
ノウハウ② 漏れても大丈夫なバッグに入れる
上記①を守っていただければ、漏れることはないと思いますが、もし漏れたら、危ないだけではなく、車内が汚れちゃいます。
アルパカなど専用ケースがついているものもありますが、僕の絶対おすすめなのがこれ↓。
コールマン アウトドア ドライバッグが完璧
最初は他のケースに入れていたのですが、コールマン アウトドア ドライバッグに変えて、漏れの心配が完全になくなりました。
さらに、全く匂いも漏れません。
ストーブ使わない夏場のキャンプでも大活躍。
車に畳んで積んでおけば、雨が降った場合は、大型テントやカッパとかなんでも投げ入れて、車内を濡らさないようにできます。
こんな商品↓ね。値段も手ごろだし、絶対おすすめしたい商品です。
倒れないようにしっかり固定
なお、僕の運搬状態を参考に載せておきますが、倒れないようにしっかり固定しましょう。
一体型タンクの石油ストーブといえども、倒れたら漏れちゃいます。
ノウハウ③ 予備タンクはガソリン携行缶(ポリタンクはNG)
ポリタンクは車内が臭くなるのでNG
上記①②で石油ストーブの運搬は完璧ですが、意外な落とし穴が予備タンクの種類。
1泊程度だと予備タンクは不要ですが、2泊以上だと、予備タンクが欲しい。
なので、最初はこんな↓10Lのポリタンクを持参してました。
でも、車内に長く置いておくと灯油の臭いが充満。
最初は石油ストーブから臭ってくるのかと思っていたら、原因はポリタンクでした。
ガソリン携行缶なら完璧
試行錯誤し、完全密封ならこれという事で、こんな「ガソリン携行缶(赤いやつ)」にチェンジ。
5Lタンクにしたので、車載も楽で、臭いゼロ。
石油ストーブを満タンにしておけば、予備の灯油と合わせて、3~4泊の冬キャンが可能になりました。
ガソリン携行缶にはいろんな種類があるので、ここ↓を参考にしてください。
まとめ
以上、キャンプで使う石油ストーブを車で運ぶ3つのノウハウを紹介しましたが、いかがでしたか?
分かってしまえば簡単ですが、ここに至るまでいろいろ試行錯誤しましたので、是非、参考にしてください。
では、石油ストーブでヌクヌクの冬キャンを楽しんでくださいね。