こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
登山で「この花って何の花?」って思う事ってありませんか?
でも、高山植物の図鑑アプリ『花しらべ』を使えば、その場で花の名前を一瞬に知ることができます。
ここでは、そんな『花しらべ』をiphoneに入れてパシャっと花の名前を検索する方法を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
高山植物の図鑑アプリ『花しらべ』とは?
『花しらべ』はiphone・ipad専用の花の名前検索アプリ(3123種を収録している)。
オフラインで使えるので、山の中の電波が届かない所でも使える。
僕は10年ほど前から使ってますが、最初は花びらの数などの条件を入れたり、表示された候補から探したりする感じで、なかなか思うように検索できませんでした。
でも、AI技術の進歩なのか、今は写真を撮ったら精度よく瞬時に答えが出るようになってます。
有料アプリ(610円)ですが、一度インストールすると永遠に使えます
3通りの名前検索が可能
名前検索には、3つのモード↓が可能ですが、2のカメラモードがオススメ。
- 写真アルバムで名前検索
- カメラで撮ったものをその場で名前検索【オススメ】
- 動画で撮ったものをその場で名前検索
写真意外にもいろんな検索が可能
写真意外にも5つの検索↓が可能ですが、ここでは説明省略します。
- 条件検索(花の色・大きさなど)
- 索引検索(アイウエオ順)
- 花名から検索
- 全文検索
- 科名属名検索
では、どれだけ簡単に調べられるのか『花しらべ』のパシャっと検索手順を、次に紹介します
『花しらべ』で花の名前を検索する手順
イメージしやすいように、過去に登った鹿島槍ヶ岳の登山シーンで紹介します。
爺ヶ岳手前の種池山荘が、こんな↓感じで見えてきた。
うわぁ~、登山道の両側に白い花が咲き乱れている。
「この花って何の花?」。チューリップぐらいしか花の名前を知らない僕にはチンプンカンプン(;^_^A
早速、iphoneを取り出して、『花しらべ』起動→『カメラ』を選択→パシャ。
具体的にはこんな↓感じ。
その後、『写真を使用』をクリックするだけ。
すると、『花しらべ』が自動で花を認識して、これは『コバイケイソウ』ですと答えを教えてくれます。
これでオワリ。
iphoneの写真アルバムにもフツーに保存されます。
詳細に知りたいなぁ~って思ったら、写真の所をクリックすると、詳細が分かる↓。
要は、iphoneで写真を撮る感覚で花の名前が分かっちゃうっていう優れものです。
神アプリですよね~
「本当に他の花でもわかるの?」って思ってる方もおられるかと思うので、他の例を次に紹介しますね。
『花しらべ』で花の名前を検索した例
ブログ執筆の都合上、過去に撮った写真をパソコン画面に出してパシャっと検索しています(;^_^A
コマクサ
超有名で僕でも知っている高山植物の女王『コマクサ』。
一発で正解。
花の認識範囲(四角の枠)も、コマクサの特徴をとらえる花弁を自動で認識しているようです。
エーデルワイス
木曽駒ケ岳の頂上山荘近くにある秘密の群生地で撮った『エーデルワイス』。
これも一発で正解。
別名:コマウスユキソウ、地域:中央アルプスまで教えてくれて、至れり尽くせり。
トリカブト
鷲ヶ岳の三俣山荘近くで撮った、やや物騒な『トリカブト』。
これも、トリカブトの特徴をとらえる花弁を自動で認識している。すごい!
チングルマ
木曽駒ケ岳から下った濃ヶ池近くのお花畑『チングルマ』。
意地悪で遠景の写真で検索してみてもチングルマだと認識しました。
遠景写真の場合は、誤認識する場合もあるので、なるべく近景がいいと思います
花の終わった綿毛のチングルマもしっかり、認識してくれました↓。
チシマギキョウ
岩稜帯に行くと必ず出会う『チシマギキョウ』。
完璧です!
カンアオイ(寒葵)
先日行った、奈良県の葛城山から北尾根コースを下山時に、山友から教えてもらった『カンアオイ』。
葉っぱをかき分けてやっと見つけれる花ですが、花しらべで確認してみるとビンゴでした(笑)。
感動~~。
でも、答えは百発百中ではないので、そんな例を次に紹介します。
誤認識する場合もあるので要注意
実際に使ってみると誤認識には、こんな↓2パターンあるようです。
- 花弁の範囲の特定があいまいな場合
- 見分けにくい花びらの場合
一つづつ紹介しますね。
花弁の範囲の特定があいまいな場合
まずは、花弁の範囲の特定があいまいな場合。
下の例は、先ほど一発で認識したトリカブトですが、あえて認識する範囲を変えてみた。
認識範囲は手でなぞることで位置や大きさを変えれます。
こんな↓感じで、6つの花弁を一つの認識範囲に変えると、とんでもない答えが返ってきました。
花弁の認識範囲は自動で決めてくれますが、間違って範囲が設定されるとNG。
いろいろと試すと、そんなシーンも少なからずありました。
なので、花は接写した方が誤回答の確率は下がります。
見分けにくい花びらの場合
これは『ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)』の写真ですが、答えは3つ出てきました。
確かに、ミヤマダイコンソウ・オッタチカタビはミヤマキンポウゲに似てますよね~
ここまできたら『花しらべ』の限界かも知れません(;^_^A
まとめ
以上、高山植物の図鑑アプリ『花しらべ』をiphoneに入れてパシャっと花の名前を検索する方法を紹介しましたが、いかがでしたか?
スマホで写真を撮りながら、同時に花の名前も検索できるって素晴らしいことだと思います。
ご参考になれば幸いです。