こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
登山にはいろんな暗黙のルールやタブーありますよね。
ただ、意外と知られていないルールやタブーも。
ここでは知っている様で意外と知らない登山のルールとタブー 10連発を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
よく知られている登山のルールとタブー
登山のルールは「自分の命を守るため」「山の環境を守るため」「他の登山者に迷惑をかけないため」。
例えば、こんな↓ルールはよく知られていますよね。
- 登り優先
- ゴミを残さない、残して良いのは足跡だけ
- 草木をとらない、とって良いのは写真だけ
- 早寝早立ち
これらはいろんなサイトで紹介されているので省略し、ここでは『ちょっと心がけるだけでほかの登山者に迷惑をかけないルールやタブー』を10個紹介します。
周知のルールもあると思いますので、さら〜〜っと読んでみてください。
山小屋泊の時は靴に『名札』をつけよう【ルール】
よく聞く話が『山小屋に泊まって出発しようとしたら僕の靴がない(泣)』ってこと。
山小屋の靴置き場は共用で、さらに同じ靴や似た靴を履いている方も多いので、先に出発した人が間違えることが原因。
間違えた人には悪気はないと思いますが、登山靴は山歩きの命。そんな事態に遭遇したらマジ大変ですよね〜
なので、靴置き場に登山靴を置く時は必ず目印を付けておきましょう(推奨ではなく必須)。
個人的には100均で売っている名札を事前に準備しておくのがベストかと。
『コンビニ袋』は安眠妨害【タブー】
テント泊で寝に入っている時、隣のテントから聞こえる『カシャカシャ音』。
これ、僕も何度も経験して、目が覚めて眠れなくなることも。
原因は『コンビニ袋』をまさぐる音。
コンビニ袋は軽くて便利ですが、静けさの中ではこの「カシャカシャ音」はハンパなく響き渡るんですよね〜
テント泊だけじゃなく、山小屋泊でも同じ。
最低限、よく使う袋だけでも、隣の人から怒鳴られない様に、音のしない『スタッフバッグ』を使うことをおすすめします。
『ヒソヒソ話』も安眠妨害【タブー】
完全に暗くなる夜の20~21時ごろには眠りにつくので、それ以降は静かにする暗黙のルールありますよね。
ただ、夏の北アルプスを縦走する方とかは、19時ぐらいから寝ている場合も。
そんな時間帯に騒ぐのは言語道断だが、いつまでも起きてヒソヒソと話しているのも、周りで寝ている登山者にとっては大きな迷惑。
もち、悪気はないとは思いますが、気をつけましょうね。
早立ちの時は『夜逃げの準備』【ルール】
早朝から登山をする方は、寝る前にしっかり『夜逃げの準備』をしておきましょう。
『夜逃げの準備』とは物騒な話ですが、周りに気が付かれない様に早立ちしましょうって事。
『夜逃げの準備』をおろそかにして、寝静まった部屋でヘッドランプを付けてガサガサゴソゴソするのは最悪ですもんね。
山小屋泊ではスタッフの方に事情を話せば、ザックなどは廊下や共用スペースにに置くこともOKとなる場合もあるので、お願いしてみてください。
『登り優先 原理主義者』は大きな迷惑【タブー】
「登り優先」は基本ルールなので、登山する方なら誰でも知ってますよね。
でも、登ってくるおじさんの『登り優先なのでどけ〜』って感じの『登り優先 原理主義者』は逆に大きな迷惑。
「登り優先」は基本ルールですが、あくまで原則で本来は「安全優先」。
まぁ、そんなおじさんと遭遇したら触らぬ神に祟りなしって思う様にした方が良いかもです。
詳細は登山で『登り優先』なのはなぜ? 背景を整理すると『下り優先』の場合もで紹介しています。
『自慢話』も大きな迷惑【タブー】
これ、登山アルアルですが『おじさんの自慢話』。
特におじさんの『若い頃の武勇伝』は大きな迷惑。
話し始めてすぐ『自慢話』が始まったら、『すみません、ちょっと用事を思い出しました』ってソロ〜っと離れましょう。
ただ、そんなおじさんだけじゃなく、楽しくいろんな事を教えてくれるおじさんの方が多いですのでご安心を(笑)。
『三角点・標柱での休憩』も大きな迷惑【タブー】
上の写真をみてください。これ、絶対やってはいけない行為。
山頂の三角点や標識って、みなさん写真撮影したいもの。
そんな時に三角点や標識近くに座って休憩してる人やザックを置きっぱなしにしてる人、困りますよね〜
なので、上の写真はタブーです(この時は誰もいなかったのでお許しを^^;)。
『熊鈴』はサッと手の届く位置にぶらさげよう【ルール】
僕は熊と遭遇して以来、人の少ない登山道では『チリーン🎵』と『ガラガラ🎵』の2種類をぶら下げて歩いてます。
ただ、すれ違う際などうるさいかもしれないなぁ〜なんて思うことが多くて、熊鈴をサッと手の届く位置にぶらさげるように工夫してます。
これは、ルールというよりマナーに近いものですが、手でサッと抑えると消音しますもんね。
詳細は熊鈴はうるさい?マナーを守って快適な登山をするための熊鈴の付け方で紹介していますので読んでみてください。
『100円玉セット』を携帯しよう【ルール】
山のトイレのチップは自然環境を守るための登山者の当然の義務(ルール)。
でも、チップを入れようと思ったら『あっ、財布はザックの中じゃん』って戸惑うケースってありませんか?
登山アルアルですが、トイレチップ専用の『100円玉セット』をジップロックで作っておき、携帯しておくことをお勧めします。
個人的にはサコッシュに財布を入れておくことが一番だと思います(詳細は登山で財布はどうしてる?『どんな財布』を『どこに入れる』のがいいのか実体験から紹介で紹介しています)
『猿』はしらんぷりしよう【ルール】
猿は目を見たら威嚇されます。もし、目が合ってしまっても、すぐに視線を外せば飛びついてくることはありません。
なので、『しらんぷり』することが一番。
写真を撮る場合は、しらんぷりしながらカメラだけはお猿さんに向ければなんとかなります。
上の写真も『知らんぷり戦法』でとったもの。これで、威嚇などされた経験ないので効果的かと。
まとめ
以上、知っている様で意外と知らない登山のルールとタブー 10連発を紹介しましたが、いかがでしたか?
知ってるよ〜って方も多いかと思いますが、実践の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。