登山にハイドレーションは不要?ペットボトルの方が意外に便利な5つの理由
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

登山で歩きながら水分補給が可能なハイドレーションシステム。

トレランの方には必須装備だと思いますが、登山ではペットボトルが意外に便利で、個人的にはハイドレーションは不要と言ってもいいかもしれません。

ここでは、ハイドレーションの短所もとりあげ、ペットボトルの方が意外に便利な5つの理由を紹介します。

やや独断と偏見も交じってますが、ご参考にどうぞ~


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
この記事を書いている人
九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





長く愛用してると見えてくるハイドレーションの意外な短所

ハイドレーションシステムの意外な欠点
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ハイドレーションシステムの最大の長所は『歩きながら、簡単&安全に飲める』って事。

詳細説明は省略しますが、『何?』って方は、こんな↓商品説明を読んでいただければわかるかと。

ハイドレーションシステム(プラティパス製)
created by Rinker

仲間と登ってる時など「水飲みたいけど、隊列を崩すのも悪いなぁ~」って時に便利。

なので、長く愛用してましたが、こんな↓短所も見えてきた。

ハイドレーションの意外な短所

  • ザックを下ろした時に飲みにくい
  • 残量が分からないので、水分補給をためらう
  • 不用意にザックを下ろすと、飲み口が汚れる
  • 夏は水がぬるくなる
  • 冬はチューブが凍る(凍結防止チューブカバーは別売りであり)

その欠点を解消しようと試行錯誤しましたが、行きついた結論は

登山ではペットボトルの方が便利

ってこと(笑)。

やや独断と偏見もありますが、次に、その5つの理由を一つづつ紹介します。

❶ ペットボトルをホルダーに入れておけばサクッと飲める

ペットボトルホルダーを使えば歩きながら飲める

水分補給の定番は『ペットボトル』。

その場合、下の写真の様に「ザックのサイドポケット」か「ザックのショルダーベルト」に入れる方法ありますよね。

ペットボトルを入れる場所
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「ザックのサイドポケット」は歩きながら取り出すのは面倒なので、「ザックのショルダーベルト」に取り付ける方がいい。

更に、ペットボトルがブラブラしないようにショルダーベルト固定型のペットボトルホルダーが一択。

例えば、こんな↓商品。

ペットボトルホルダー
created by Rinker

僕はモンベルを使ってますが、こんな↓感じでショルダーベルトに2か所で固定できます。

モンベルペットボトルホルダーの説明
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これだとハイドレーションと同様に歩きながらでもサクッと飲めます。

”固定ゴム”付きが必須

はしご場を登るシーン
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  • こんな↑場所でペットボトルを落としたら後続者に危険なので、ペットボトルを固定できる”固定ゴム”付きが必須
  • ボトルの大きさに合わせてゴムのテンションを調整できるタイプがおすすめ

モンベルペットボトルホルダーの説明2
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大休憩時は『ハイドレーション』より『ペットボトル』が断然いい

ハイドレーションだと、ザックを下ろして水を飲む姿が、やや滑稽です。

こんな↓所で、ザック下ろしてチュウ~チュウ~して飲むシーンを想像してもらえると分かるかと(笑)。

ハイドレーションではザックを下ろすとチュウチュウが大変
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こんな↓景色のいい所ではザック下ろしてノンビリ休みたいものですよね。

ペットボトルならザックを下ろしても問題なく飲める
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ペットボトルならザックを下ろしても、問題なく飲めます。

大休憩時は『ハイドレーション』より『ペットボトル』が断然いいと思いませんか?

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❷ ペットボトルなら飲む量を調整できる

水がなくなりそう~
出典:いらすとや

ハイドレーションだと、残量が分かりませんよね。

例えば、1L補給してて、終盤で「これ以上飲んだら水がなくなっちゃう」って我慢してたら、結局0.5Lも残すことも良くある話。

その逆もあり、僕はこれで何度も失敗しちゃいました。

その点ペットボトルなら飲んだ量が一目で分かります

❸ ペットボトルなら飲み口が汚れにくい

ハイドレーションは飲み口が汚れる場合がある
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ハイドレーションの飲み口は、上の写真の様にダラ~~っと垂れている。

それが、やや問題!

ザックを不用意に下ろすと、飲み口が地面について、泥だらけになることも。

その点、ペットボトルなら飲み口が汚れにくいですよね~

❹ ペットボトルなら水場で冷水への交換が簡単

水場
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夏山では冷たい水を飲みたい。

水場は稜線上にはありませんが、沢沿いには点在してることも多いので、そこでは新鮮な冷たい水に交換したくなるもの。

ハイドレーションだと、ザックから水パックを取り出したり/チューブを外したりが面倒なので、多分やる人はいないでしょう。

ペットボトルなら水場で冷水への交換が簡単です。

つまらない話の様ですが、僕がハイドレーションに一番不満を持っていること。

❺ ペットボトルの方が重量バランスがいい

最後に、重量バランスについて紹介したいと思います。

疲れないザックの背負い方の基本は、下の写真の様に重たいものを背中側に置くこと。

疲れないザックの背負い方
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詳細は登山で肩こりしない『ザックの背負い方』と『パッキングの仕方』で紹介しています。

ハイドレーションでは、水パックポケットがザック背中側に付いているので、確かに理にかなった位置。

でも、ショルダーベルト固定型のペットボトルは、こんな↓風に身体の前側にあるので、もっと理にかなった位置にあると思いませんか?

ペットボトルの方が重量バランスは良い
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実際にザックを背負った僕の感触でもショルダーベルト固定型の方が重量バランスはいいかと。

これは、僕の偏見かも知れませんが、身体の周りに掛かるモーメント力を考えても、物理的には腰への負担が少ない筈です。

まとめ

以上、登山にハイドレーションは不要なのか、短所もとりあげ、ペットボトルの方が意外に便利な5つの理由を紹介しましたが、いかがでしたか?

やや、独断と偏見もありますが、参考にしていただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。