こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
夏の車中泊。車内で扇風機をつけても暑くて寝苦しい経験ってありませんか?
僕もそんな経験をした一人として、そのノウハウをお伝えしようかと。
ここでは、夏の車中泊の暑さ対策には扇風機だけではダメな理由とその解決方法を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
夏の車中泊に扇風機だけではダメな理由
なぜ、扇風機だけではダメなのか?
その理由はサウナ風呂の「ロウリュ」を考えてもらえればわかるかと。
「ロウリュ」って、熱波師なる人がうちわやタオルでバサッバサッってやるヤツね。
これって、超暑いですよね(笑)。
原理は夏の車中泊も同じ(ここまで暑くはありませんが(笑))。
僕はカングーにベッドキット付けて、こんな↓イメージで後席周りで寝ています。
後席の窓しか開けなかった時は、風の流れはこんな↓感じ(前席の窓も同時に開けても同じ)。
上のイラストにある様に、就寝エリアは吹き溜まりになっていて暑い~~。
こんな所で扇風機を回しながら寝ても「ロウリュ」と同じ修行になっちゃいます(笑)。
でも、大丈夫。次にその対策を紹介しますね。
解決方法1:リヤゲートを半開きにする
リヤゲートを少しでも開けると風の流れが変わります
サイドの窓は当然開けてると思いますが、それに加えてリヤゲートを半開きにするだけ。
たったこれだけで、風の流れがこんな↓感じで変わります。
理屈じゃわかっていても、身体にそよ風があたり「サウナ状態」から解放されますよ。
是非、実践してみて下さい。
寝る時は半開きでもロック必要
ただ、寝る時ってロックしておきたいですよね?
寝てる時に知らない人から「ガバ~」っとゲート開けられたらビックリですもん(笑)。
カングーは観音開きな事もあり、ロック状態で車内レバーで半開きにすると、不思議にロックは効いたまま。
なので、外から開けられることもないので防犯は問題ありませんが、通常のリヤゲートでは開いちゃう。
でも、大丈夫。
半開きでも防犯できる専用パーツがネットで販売されてます。
パーツはこの↓二つだけ。
取り付け方は、48rider.comさんのブログで、こんな↓感じで紹介されてます。
- リアゲートのロック部に挟み込むだけの簡単取り付け。
- ハイエース以外にも使えるし、価格も3,000円でお釣りがくる程度。車中泊ユーザーに非常にオススメです。
引用元: 48rider.com
ただ、風がない時や微風の時は暑い。次にそんな時の対策を紹介します。
解決方法2:リヤゲートを半開きにして扇風機を使う
ポイントは「扇風機で空気の流れを強制的に作る」こと
風がない時や微風の時はこんな↓感じで、扇風機をサーキューレーター代わりに使うと風が通りやすくなります。
もちろん、風のある時は効果は倍増。
これで、安眠間違いなしです。
扇風機を購入する場合は、こんな↓扇風機がおすすめ。
- DCモーターの静音タイプ(必須)
- 羽根径は17cmは欲しい(小さいとうるさい)
- 使わない時はコンパクトに折りたためるもの
- 風量が調整できるもの(必須)
詳細は車中泊におすすめの扇風機は「静かさ」と「小さめサイズ」がポイントで紹介しています。
最後に、番外編として究極の暑さ対策を紹介しますね。
解決方法3:究極は高地で車中泊
真夏はゲート半開きと扇風機を組み合わせても、寝苦しい時はあるもの。
そんな時の究極の対策は「高地で車中泊」。
理論的には1000m高い所だと気温は6度低く、自然の効果も合わせると体感温度は10度以上は確実に低い。
そんな、夢の様な日本全国の車中泊ポイントを高度順にまとめました。
- 1201m RVパーク 八ヶ岳高原「原村」もみの木(長野県)
- 1052m RVパーク サクラリゾート(山梨県)
- 960m RVパーク 美肌温泉 ゆーとろん(長野県)
- 896m RVパーク 木曽ふるさと体験館(長野県)
- 860m RVパーク だいくら(福島県)
- 829m RVパーク 南きよさと(山梨県)
- 805m RVパーク 鬼無里の湯 ホテル&コテージ(長野県)
- 772m RVパーク 応徳温泉 道の駅六合(群馬県)
- 750m RVパーク ゆとりすと(高知県)
- 730m RVパーク こすげ(山梨県)
- 705m RVパーク 赤岩の里(群馬県)
- 1938m 道の駅 美ヶ原高原(長野県)
- 1280m 道の駅 田辺市龍神ごまさんスカイタワー(和歌山県)
- 1226m 道の駅 草津運動茶屋公園(群馬県)
- 1101m 道の駅 みとみ(山梨県)
- 996m 道の駅 こぶちさわ(山梨県)
- 990m 道の駅 なるさわ(山梨県)
- 946m 道の駅 木曽川源流の里 きそむら(長野県)
- 934m 道の駅 奈良井木曽の大橋(長野県)
- 922m 道の駅 信州平谷(長野県)
- 915m 道の駅 尾瀬檜枝岐(福島県)
- 899m 道の駅 富士吉田(山梨県)
- 898m 道の駅 モンデウス飛騨位山(岐阜県)
- 896m 道の駅 朝霧高原(静岡県)
道の駅は仮眠する場所なので、マナーには十分心がけてください
まとめ
以上、夏の車中泊の暑さ対策には扇風機だけではダメな理由とその解決方法を紹介しましたが、いかがでしたか?
ちょっとした工夫で安眠間違いなしです。
ぜひ実践してみてください。