カシミール3dのスマホ版!無料じゃないけど買い切りの『スーパー 地形』が凄い
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

登山では必須となりつつある『山地図アプリ』。

皆さんはどんなアプリを使ってますか?

僕の愛用の山地図アプリは、カシミール3dのスマホ版で、 無料じゃないけど買い切りの『スーパー 地形』が凄いんです。

ここでは、どんな所が凄いのか、紹介しますので、参考に読んでみて下さい。


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
この記事を書いている人
九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





『スーパー地形』とは?

スーパー地形アプリ
出典:スーパー地形

神ソフト『カシミール3d』がスマホで使える

「スーパー地形」は、パソコン版の神ソフト「カシミール3d」の基本機能が、そのままスマホで使えます。

「カシミール3d」の開発者 DAN杉本さんがスマホ用に開発したものなので当然ですけど。

カシミール3dとスーパー地形の連動
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それに加えて、アプリとしての機能は豊富で、例えば、

  • GPS機能によるトラック(軌跡)の記録が可能
  • GPSナビゲーション(音声付き)も可能
  • オフライン(圏外使用)に対応
  • カシミール3dとのGPSデータのやり取りが可能
  • 鳥瞰図が一瞬にして見れる(後述)

などなど、やりたいことは全て完璧にこなしてくれます。

    2018年度日本地図学会賞作品賞を受賞したらしいですけど、当然かもしれません。

    無料じゃないけど買い切り

    無料じゃないけど買い切りなのでお得感あり
    出典:いらすとや

    パソコンで使う『カシミール3d(フリー基本セット)』は無料で使えますが、スマホアプリ『スーパー地形』は有料

    でも、『有料なんて使えない』って思わないでください。

    スマホアプリ『スーパー地形』は、iphoneだと初回に960円支払うだけの買い切り!

    但し、Androidは年間750円です。

    これを高いとみるのか?安いとみるのか?

    例えば、

    • 後述する鳥瞰図やスーパー地形図をカシミールで使おうと思うと、毎年1680円必要
    • 有名な無料アプリYAMAPでも、スーパー地形と同等機能を追加したプレミアムプランだと、毎年3996円必要

    なんですよね~

    それに対して『スーパー地形』はショートケーキ2個分程度の価格で全ての機能が永遠に使えると思えばお得と思いませんか?

    ダウンロードはストアーから簡単に~

    ダウンロードは超簡単。

    例えば、iphoneの場合、App Storeで『スーパー地形』と検索して、こんな↓感じでダウンロードするだけです。

    スーパ地形のダウンロード
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    鳥瞰図がサクサク見れる

    鳥瞰図(カシバード)で槍ヶ岳を見る
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    鳥瞰図って?

    鳥瞰図とは鳥の様に空を飛びながら眺めた地形図のことで、こんな↓感じ。

    鳥瞰図とは?
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    国土地理院地図の等高線を見ただけでは、山の凹凸などイメージしにくいですよね~

    現代的ないい方をするとドローン映像と思ってもらえればいいかと。

    『YAMAP』でも鳥瞰図は見えるけど。。

    そんな鳥瞰図は『YAMAP』でも「3Dリプレイ」機能を使えば見ること可能。

    ただし、プレミアムプランに入る必要があり、年会費が3996円掛かります(;^_^A

    『スーパー 地形』なら会費不要でグリグリ動かせる

    スーパー地形はショートケーキ2個分程度の初期投資で永遠に使えます

    使い方はこんな↓感じ。

    ❶見たい地形図(スーパー地形図)を出して、『GPS』→『3D』をタップ

    鳥瞰図(カシバード)を見る
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    ❷こんな↓感じで、鳥瞰図がサクッと出る(登山ルートを作っていれば同時に見れます)

    鳥瞰図(カシバード)で登山ルートを見た例
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    ❸見たい方向や見る位置などは、画面を指でなぞるだけでグリグリ動く

    別の角度から鳥瞰図(カシバード)を見る
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    見る角度や高度などは一本指や2本指のピンチなどでグリグリ動かせますが、詳細はマニュアルを参照してください

    ❹拡大縮小は画面を指でつまんでスライドさせるだけ

    鳥瞰図(カシバード)を見た他の例
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    チャットでご相談。山キャン情報室では、「○○な情報も知りたい」など、読者様のご質問やご相談に、お答えしています。

    高密度の地形データ『スーパー地形図』が使える

    最大の特徴は、アプリの名前の由来にもなっているスーパー地形図が見れるという事。

    スーパ地形図の特徴はこんな↓感じ。

    スーパ地形図の特徴

    • 全国をカバーする地図情報の5mメッシュをベースとした高密度の地形データ
    • 独自の技術で地形を強調
    • 細かな地形の凹凸がわかりやすい

    もちろん地理院地図や空中写真とも組み合わせられるし、Googleマップや昔の古地図なども使えます。

    等高線だけで見たい場合は、こんな↓感じで『国土地理院地図』のみ表示。

    国土地理院の地図
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    地形を一目で確認したい場合は『スーパ地形図』にワンタッチで切り替え。

    スーパー地形の地図
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    スーパ地形図は地形の凹凸が分かりやすく、平地だとこんな↓感じ。

    スーパー地形で見た平地
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    見えなかった地形が見えてくるので、NHKのブラタモリでもこの地図を使っているそう。

    ルート設定などもスマホ単独で手軽にできる

    登山ルートの標高差をグラフ化
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    ルートはカシミール3dで作ってスマホに転送することもできますが、スマホ単独でも簡単にできます。

    なんでも出来ちゃいますが、僕がよく使っている機能は

    • 地名・山名・緯度経度などで山の検索
    • 登山ルートの作成
    • 登山中の音声案内
    • 軌跡(トラック)の記録
    • 鳥瞰図表示
    • 立ち位置から地名や山名が分かるパノラマ展望図
    • ある地点からある地点が見えるかどうかを計算する見通し判定

    などなどですが、

    詳細は書ききれないので、こんな↓スーパー地形の公式ガイドブックもありますので読んでみて下さい。

    スーパー地形 公式ガイドブック(山と渓谷社)
    created by Rinker

    便利な使い方

    ❶鳥瞰図で登山前のイメージトレーニング

    登山前に地形の特徴を事前に確認しておけば安心ですよね~

    例えば、立山の五色ヶ原ではスーパ地形で見た画像が目の前で広がっているのに感動↓。

    『スーパ地形図』と『空中写真』でイメージトレーニング
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    ❷アップルウォッチとの連携

    アップルウォッチと連携できるので、地図を文字盤でも確認できます。

    僕は『スーパ地形』を文字盤から起動できるようにして、こんな↓感じで使ってます。

    アップルウォッチとスーパー地形の連携
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    画面が小さいですが、意外に楽しめますよ~

    ❸ショートカット機能

    登山中にワンタッチで地図を拡大縮小したい時、ありますよね?

    そんな時は、拡大したい所を1本指でダブルタップすればサクッと拡大。

    1本指でダブルタップして拡大
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    縮小したいときは2本指でダブルタップするだけ。

    二本指でダブルタップして縮小
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    ❹マニュアルをしっかり読んでおく

    『スーパ地形』は機能が多すぎて使い方が分からないといった意見もよく聞きます。

    そんな方は、時間のある時にマニュアルを読むことをおすすめします。

    マニュアルの呼び出しは、『設定』→『マニュアル』とタップするだけ。

    スーパ地形でマニュアルを見る方法
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    すると、約50通りの使い方メニューが出ます。

    スーパー地形のマニュアル
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    その中から、見たいものを選ぶだけ。

    マニュアルは具体例を挙げて説明してますので、非常に分かりやすいかと。

    まとめ

    以上、カシミール3dのスマホ版で、無料じゃないけど買い切りの『スーパー 地形』を紹介しましたが、いかがでしたか?

    YAMAPなどのアプリも便利ですが、興味があれば使ってみて下さい。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。