こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
皆さん、スズメバチと遭遇したことってありますか?
スズメバチは熊より怖いともいわれてますが、スズメバチにもいろんな種類があります。
ここでは、登山で最も危険なスズメバチはどれ?か調査したので紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
スズメバチにもいろんな種類がある
日本国内には16種類のスズメバチが存在しますが、ここでは登山で気をつけたい危険な3種類を紹介します。
❶オオスズメバチ
スズメバチ類のなかで最大種。
体長は40mmを超えるものもおり、強力なアゴと太い毒針をもつ。
凶暴で、毒性は強く、しかも毒液の量も多い。
❷キイロスズメバチ
体長は18〜24mmほど。
写真の様に濃い黄色の体が特徴。
気性が荒く攻撃的で巣の近くを通るだけで刺されることも。
❸クロスズメバチ
体長は11〜18mm程度でスズメバチの中では小型で攻撃性は高くない。
毒性は他のスズメバチに比べて強くない。
信州では幼虫を「はちのこ」として食べており、こんな↓感じでグロいですが、意外に美味しいですよ。
種類によって異なりますが、無用な争いを避けたいので登山道から外れた場所に巣を作る傾向があります。
ただし、巣から一定の範囲内への侵入や、巣を揺らすなどして刺激すると攻撃性が高まり危ない。
次に、そんなスズメバチの巣ってどこにあるのか紹介します。
スズメバチの巣ってどこにあるんだろう?
❶オオスズメバチの巣
オオスズメバチは、殆どが土の中に作ることが多く、次いで樹洞。土の中にある樹木の根の空隙や切り株の空洞部分にも。
なので、外から分かりにくい↓ので危険です。
掘り起こすと外皮は波模様をしていて薄く、底が抜けた形をしています↓。
❷キイロスズメバチ
キイロスズメバチは茂みや樹木の枝など少し高い位置に巣を作ります。
また、民家の軒下や橋の下などに作ることもあります↓。
これ、皆さんがよくテレビでも見かけるかとおもいます。
❸クロスズメバチ
クロスズメバチは地蜂とも呼ばれ、土中に巣を作る。
登山者が知らずに巣を踏んでしまうと巣が襲われたと思って大群で登山者に襲いかかることがあるため、事故に発展しやすい。
登山で最も危険なスズメバチは?
大きさでは『オオスズメバチ』がダントツ
まず、大きさでは
- オオスズメバチ:40mm以上もいる
- キイロスズメバチ:18〜24mm
- クロスズメバチ:11〜18mm
オオスズメバチがダントツに大きい。
凶暴さでは『オオスズメバチ』と『キイロスズメバチ』
攻撃性の高いスズメバチといえば、オオスズメバチとキイロスズメバチ。
クロスズメバチは攻撃性は比較的低いが、刺激すると攻撃性が高まるらしいのでさほど変わらないかもしれません。
登山で遭遇する確率が高いのは『オオスズメバチ』『クロスズメバチ』
登山でよくある事故が、登山道脇にあるスズメバチの巣に誤って足を踏み入れてスズメバチを刺激すること。
なので、地面近くに巣を作っているオオスズメバチとクロスズメバチが遭遇する確率高いと思います。
総合判定
どれをとってみても、『オオスズメバチ』が最も危険なようです。
ただ『キイロスズメバチ』『クロスズメバチ』も全く引けを取らないほど危険ですよね。
まとめ
以上、登山で最も危険なスズメバチはどれ?か調査した内容を紹介しましたが、いかがでしたか?
最も危険なスズメバチは『オオスズメバチ』ですが、他のスズメバチも決して侮ってはいけないようです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。