
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
皆さん、スズメバチと遭遇したことってありますか?
スズメバチは熊より怖いともいわれており、登山では気を付けておく必要あります。
ここでは、登山でスズメバチと題して、クマより怖いスズメバチの危険な季節や時期を徹底調査したので紹介します。
対策と処置は登山でスズメバチ|刺されない為の6つの対策と”もしも”の時の応急処置を徹底調査で紹介しています。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
登山でスズメバチ|熊より怖いって本当?

登山中の野生動物による年間の死亡事故を調べてみました↓。
- ヒグマ・ツキノワグマ:0件~数件
- 毒ヘビ:数件~10件前後
- スズメバチ:20件前後
なんと、スズメバチは断トツの1位で、クマや毒へビよりも危険な生物。

スズメバチは攻撃性がある上、猛毒を持っています。
刺されるとアナフィラキシーショックという、重度の全身性のアレルギー症状で亡くなる例が多いんです。
次に、危険な時期(季節)はいつなのか紹介しますね。
名前の由来には二つの説があり。
- 大きさが「スズメのように大きい」
- 巣の模様が「スズメの模様に似ている」
登山でスズメバチ|危険な時期(季節)は?

まずは、スズメバチの活動時期を調べてみました。
スズメバチの活動時期は春夏秋

活動時期は、春から秋。
具体的には4月から11月ごろまで活動します。
簡単にまとめると、こんな↓感じです。
- 4月〜6月 :「女王バチ」が巣作り
- 7月〜11月:その後「働きバチ」が成長し、数がどんどん増える
- 12月〜3月:新しく誕生した「女王バチ」のみが越冬し、それ以外の「働きバチ」は死んでしまう
特に9月~11月初が危険

特に9月〜11月初は、気性の荒さがピークになり危険。
なぜ、狂暴化するのか?ここに↓まとめてみました。
- 新女王バチを守るため:秋は種の存続をかけた重要な時期で、働きバチは外敵から新女王バチを守るために、警戒心を強める
- エサが不足するため:エサは昆虫や花の蜜・樹液などで、秋になると気温が下がるためエサの数が不足する
- オオスズメバチからの攻撃を警戒しているため:攻撃性の高いオオスズメバチはエサが少なくなると他種のスズメバチを集団で襲うことがあり、他種のスズメバチは外敵に対して警戒心が強くなる
子孫を残す戦いなんですね~
以上、危険な時期を紹介しましたが、そもそも巣ってどこにあるのか、次に紹介します。
登山でスズメバチ|そもそも巣ってどこにあるの?
種類によって異なりますが、無用な争いを避けたいので登山道から外れた場所に巣を作る傾向があります。
ただし、巣から一定の範囲内への侵入や、巣を揺らすなどして刺激すると攻撃性が高まり危ない。
まず、種類から紹介しますね。
「スズメバチ」にもいろんな種類がある
日本国内には16種類のスズメバチが存在しますが、ここでは登山で気をつけたい危険な3種類を紹介します。
❶オオスズメバチ

スズメバチ類のなかで最大種。
体長は40mmを超えるものもおり、強力なアゴと太い毒針をもつ。
毒性は強く、しかも毒液の量も多い。
❷キイロスズメバチ

体長は18〜24mmほど。
写真の様に濃い黄色の体が特徴。
気性が荒く攻撃的で巣の近くを通るだけで刺されることも。
❸クロスズメバチ

体長は11〜18mm程度でスズメバチの中では小型で攻撃性は高くない。
毒性は他のスズメバチに比べて強くない。
信州では幼虫を「はちのこ」として食べており、こんな↓感じでグロいですが、意外に美味しいですよ。
スズメバチの巣ってどこにあるんだろう?
❶オオスズメバチの巣
オオスズメバチは、殆どが土の中に作ることが多く、次いで樹洞。土の中にある樹木の根の空隙や切り株の空洞部分にも。
なので、外から分かりにくい↓ので危険です。

掘り起こすと外皮は波模様をしていて薄く、底が抜けた形をしています↓。

❷キイロスズメバチ
キイロスズメバチは茂みや樹木の枝など少し高い位置に巣を作ります。
また、民家の軒下や橋の下などに作ることもあります↓。

❸クロスズメバチ

クロスズメバチは地蜂とも呼ばれ、土中に巣を作る。
登山者が知らずに巣を踏んでしまうと巣が襲われたと思って大群で登山者に襲いかかることがあるため、事故に発展しやすい。
まとめ
以上、登山でスズメバチと題して、クマより怖いスズメバチの危険な季節や時期を徹底調査した内容を紹介しましたが、いかがでしたか?
対策と処置は登山でスズメバチ|刺されない為の6つの対策と”もしも”の時の応急処置を徹底調査で紹介しています。
併せて読んでいただければ幸いです。