「そこに山があるから」って誰の名言?調べてみるとそこには悲惨な奇跡の発見が!
出典:Wikipedia

こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

誰でも一度は耳にしたことのある「そこに山があるから」。

でも、意外に知られていなにのが、誰がその名言を残したものなのか?

ここでは、そんな名言を残した登山家と、その登山家にまつわる奇跡の発見を紹介します。


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
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九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





「そこに山があるから」はイギリスの伝説的登山家 ジョージ・マロリーの名言

ジョージ・マロリー
出典:Wikipedia

ジョージ・マロリーはイギリスの伝説的登山家。

1886年生まれで、当時未踏峰だったエベレストに挑戦し、1924年の3度目の挑戦の際に、頂上付近の北壁で行方不明に。

亡くなる1年前に、この名言を残しています

そもそもマロリーってどんな人なのか、次に紹介しますね。

ジョージ・マロリーってどんな人?

ジョージ・マロリーはイギリスの伝説的登山家

マロリーは今から約150年前の1886年6月18日にイングランドで生まれました。

教師をしていましたが、登山家として有名で、1920年代にイギリスが国威発揚をかけた3度のエベレスト遠征隊に参加。

その第3次遠征の1924年6月8日 or 9日にエベレスト北壁にて37歳で死没した伝説の登山家

マロリーとエベレスト登山

マロリーとエベレスト
出典:沈黙の山嶺

マロリーはイギリスが国威発揚をかけた3度のエベレスト遠征隊に第一次から参加しています。

要約すると、こんな↓感じ。

  • 1921年 第1次遠征:ルートは確立はされていないので偵察的な意味合い
  • 1922年 第2次遠征エベレストの登頂を目指し、当時の最高到達地点には到達しましたが、標高8850mには届かず
  • (1923年3月18日の記事で「そこに山があるから」という名言を残す)
  • 1924年 第3次遠征:パートナーのアンドリュー・アーヴィンと2人で頂上を目指したが、北東稜の上部、頂上付近の北壁で行方に。

マロリーが挑戦して30年後の1953年5月29日に、同じイギリス隊のメンバーのエドモンド・ヒラリーテンジン・ノルゲイが初登頂し、マロリー以来のイギリスの悲願が達成されたことに。

その後、マロリーはエベレスト山頂にたどり着いたのか?決め手を得ようと、いくつかの遠征隊が遺体を捜索するも行方不明のままでしたが、なんと行方不明から75年後に発見されましたので、次に紹介します。

マロリーの遺体は行方不明から75年後に奇跡的に発見された

エベレストで75年後にマロリー発見
出典:みつまめのLITTLE DOLLS for your life

英国放送協会とアメリカのテレビ局製作のドキュメンタリーシリーズ「NOVA」が共同で企画したマロリー捜索隊が1999年に組織される。

捜索隊の1人が頂上付近の北壁でうつ伏せになった古い遺体を発見

遺体には、ザイルが巻かれており擦過傷ができていたことから、滑落して死んだものと推定された。

遺体は寒冷な気候下なので驚くほど良く保存されており、上着に『マロリー』と名前の入ったタグが残っており、びっくり仰天。

ホント、奇跡ですよね!

カメラが残っていればエベレストに登頂していたかがわかるが、発見されず、登頂したかどうかは闇の中に

マロリーが伝説の人と呼ばれているのも、わかる気がします。

 

そんな伝説の登山家マロリーに関しては様々な書籍がありますので、最後に紹介します。

チャットでご相談。山キャン情報室では、「○○な情報も知りたい」など、読者様のご質問やご相談に、お答えしています。

マロリーに関する書籍の紹介

マロリーの遺体発見に成功した米捜索隊が綴った手記。

そして謎は残った―伝説の登山家マロリー発見記
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人類初のエベレスト無酸素補給登頂を成し遂げたメスナーが、マロリーの足跡をたどりながら、エベレスト初登頂の謎に迫る本。

マロリーは二度死んだ(ラインホルト・メスナー著)
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他にも、こんな本も。

ジョージ・マロリー
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遥かなる未踏峰
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まとめ

以上、名言「そこに山があるから」を残した登山家と、その登山家にまつわる奇跡の発見を紹介しましたが、いかがでしたか?

マロリーが伝説の登山家と語り継がれる理由もガッテンしていただけたかと。

最後まで読んでいただきありがとうございます。