登山靴のソールを張り替える目安は？でも新品を購入した方がいいことも

こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

登山靴のソールって使っていくうちにすり減りますよね。そんな登山靴のソールを張り替える目安はいつ頃なんでしょう？

ここでは、登山靴のソールを張り替える目安を紹介しますが、新品を購入した方がいいこともあるのであわせて紹介します。

やや、僕の独断と偏見もありますが、読んでみてください。

登山靴のソールって？

ソールとは上のイラストにある様に登山靴の一番下にあるゴムの部分。

登山靴に限らず、一般の靴にも当然ある代物ですが、登山をする上でもっとも大事な部分と言ってもいいかもしれません。

ソールにも、こんな↓風にいろんなパターンあり。

1. トレッキング用：ブロックが大きくて、溝が深く、岩場でもしっかりとグリップするもの
2. ハイキング用：岩場とかはあまり歩かない前提で、浅めの溝で軽快に歩けるもの
3. トレイルランニング用：溝は浅いが、ブロックが細かく、全方向にグリップするもの

ここでは、僕の使っているトレッキング用を前提として紹介します。

ソールを張り替える目安

メンテナンスや使用状況・保管状況により変わりますが、登山靴の寿命は製造から約5年といわれています。

なので、張り替えは2年に1回程度が目安。

3年から5年とも言われてますが、車の車検期間と同じと考えてもらえば良いかと。

当然ですが、2年に一回はあくまで目安なのでソールのすり減り状態も確認してください。

なお、ソール張り替え回数のボーダーラインは3回くらいが目安だそう。

使用せずに保管していた場合でもソールのゴムは経年劣化しますので、ショップに持参してチェックしてもらうと良い。

ソールはどこで張り替えればいいの？

モンベルの登山靴

僕はモンベルの登山靴を愛用してますので、まずモンベルから紹介します。

モンベルの場合は、以下の2通りで張り替えやってくれます。

1. 店頭に持ち込み
2. 郵送で依頼

僕はモンベル店に持ち込んで実物を見て見積もりしていただき、張り替えたら郵送で送ってもらい代引きで支払うパターンを使っており、これが、一番良いかと思います。

お店では『修理痕が残る可能性がある』や『見た目に変化がある可能性がある』など注意事項を説明いただくのですが、気になったことはありません。

モンベル以外の登山靴

モンベル同様に、石井スポーツや好日山荘でも同様な対応をとられている様なので海外メーカの靴などの張り替えはお店に持って行って相談すれば対応してくれると思います。

近くに登山用品専門店がない場合はここで↓お願いしている方も登山仲間にいますよ。

なお、自分で張り替えるって方もおられますが、靴は登山の命綱なので自己責任でお願いしますね。

以上、張り替えのタイミングと場所を紹介しましたが、実は『張り替える』より『新品を買う』方がいい場合もあるので、次に、紹介します。

『張り替える』より『新品を買う』方がいい場合もある

そもそもソールの張り替えができない靴もある

例えば、こんな軽登山靴（ノースフェイス ミッドカットシューズ）。

こういう商品はソール交換ができません。

見た目ではわからないこともあるので、もし、将来張り替えを考えようかなって思っていたら、購入前に店員さんに確認した方がいい。

現在の靴に不満な点が少しでもあれば『新品を買う』方がいいことも

僕が数年前に『アルパインクルーザー2000』のソールを張り替えに行った時の店員さんとのやりとり。

僕：「既に1回ソールを張り替えてるんですが、張り替えお願いします」

店員さん：「長く使ってもらってありがとうございます。痛いところなどないですか？」

僕：「全く問題なく使えてるんですが、何日も歩いてると外反母趾が痛くなることも(^^;;」

店員さん：「アルパインクルーザー2000にワイドモデルが出てるのですが、試し履きしてみませんか？」

30分ぐらい店内で試し履きすると、唯一違和感のあった外反母趾に当たる感覚なし〜

僕：「めちゃくちゃいいんですが、ワイドなので少し重いんじゃ？」

店員さん：「いえいえ、最新型は逆に100ｇ程度軽くなってますよ」

っていう経緯でワイドモデルに買い換え、これまでで最高の履き心地を得ております。

こんな感じで、現在の靴に不満な点が少しでもあれば『新品を買う』方がいい場合もあります。

ただ、こんな場合は、絶対『張り替え』がおすすめ

自分の足に馴染んでいる場合

登山靴（特にレザータイプ）って最初は硬い。でも、履いているうちに、だんだん馴染んできます。

そんな、自分の足型に馴染んだ靴は世界に一つの宝物。

そんなお金に変えられない宝物を簡単に手放すことって、もったいないです。

急いでいる時

モンベルの場合だと、張り替え期間は2～3週間くらい（実際はもっと早く仕上がることが多い）。

それだけ聞くと、新品に買い換えた方が翌日から使えるので即戦力では新品に軍配が上がりそうですが、その逆。

なぜかって、新品の場合は近場の山での慣らしが必須。慣らしをしないまま、北アルプス縦走なんて、恐ろしくてできませんよね？

ソールを張り替える場合はこれまでの履き心地は変わらないので、意外にも即戦力になります。

注意：海外製の靴でソールの在庫がない時は、海外から取り寄せるために最大1か月半程度かかる場合もあり

安く上げたい時

お金に変えられない宝物ですが、新品を買うよりソールを張り替えた方が安い。

一般的にソールの張り替えは1万〜2万円程度。新品だとメーカーにもよりますが、3万〜4万円程度なので、半分の値段。

お金に変えられない宝物が半額程度でよみがえるなんて経済的かもしれません。

まとめ

以上、登山靴のソールを張り替える目安を紹介し、新品を購入した方がいいこともあるのであわせて紹介しましたがいかがでしたか？

やや独断と偏見もありますが、参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。