
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
キャンプでお酒を飲んで楽しく過ごした後は、早く寝袋にくるまって寝たいもの。
ただ、そのまんま寝ると夜中にパニックになることも^^;
ここでは、キャンプで寝る時はどうしてる?と題して、寝る前に必ずやっておくべき5つの鉄則を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
キャンプで寝る時はどうしてる?

みなさん、キャンプで寝る時はどうしてますか?
夜中に思いもかけないトラブルでパニックになって眠れなくなることも。
僕は、こんな↓5つの鉄則を心がけています。
- ゴミ袋をたぬきから守る
- タープを低くする
- 装備は車やテントに移動!できないものはタープ中央に!
- 手元に電灯・お茶
- 焚き火は早めに消火
ここでは、僕の失敗談を交えながら、一つづつ紹介しますね。
キャンプで寝る時の鉄則|❶ゴミ袋をたぬきから守る
失敗談:たぬきの餌食事件

南乗鞍の山奥のキャンプ場でキャンプした時のこと。
爆睡してたら、テントのすぐ横でガサガサと動物の気配(直線距離では1m以内)。
でたぁ〜熊だ!!
ガサガサは5分以上続き、生きた心地がしなかった^^;
翌日、外に置いてあったゴミ袋は破られて中身が散乱してぐちゃぐちゃに。
管理人さんに話したら『そりゃ、たぬきだよ』って。
僕の場合は運良くたぬきが多かったですが、熊だと笑い話にもならないですよね(笑)
慣れると恐怖心は無くなりますが、最近はこんな↓ことを心がける様にしています。
鉄則1:ゴミ捨て場のあるキャンプ場を選ぶ
最近のキャンプ場では、ゴミステーションが完備しているところも多い。
なので、ゴミ捨て場のあるキャンプ場を選べばいいんです。
例えば、僕のよく行っている孫太郎オートキャンプ場のゴミステーションはこんな↓感じ。

海辺ですが、受付時に『寝る時、生ゴミはゴミステーションに必ず入れて下さい』と指導も入ります。
過去に入れ忘れて、夜中にたぬきと格闘したことあり^^;
ゴミ捨て場のあるキャンプ場は、こんな↓サイトでも紹介されています。
使用済みの携帯トイレや生ゴミなど、フィールドで出たゴミをパックなどに外付けして持ち帰るためのバッグです。
鉄則2:ゴミ捨て場がなければ、車の中に保管
ゴミは袋の口を縛っておくくらいではNG。
動物たちは匂いを嗅ぎつけてやってきます。
なので、ゴミ捨て場がないキャンプ場では、車の中に保管した方が無難。
『ええっ!』て思うかもしれませんが、熊に襲われるよりはマシだと思って下さい。
ゴミ袋を二重にして、輪ゴムでしっかり縛ればなんとかなります
鉄則3:最悪、スクリーンテント内に保管
車の中にゴミ袋を入れるのだけは嫌だって方もいるかと。
ツールームテントのリビングスペースやスクリーンテントを使っている方は、その中に入れておくという方法もあり。
ただし、匂いが漏れない様にゴミ袋を二重にして、輪ゴムでしっかり縛ってください。
でも、たぬきさんの嗅覚は敏感なので自己責任でお願いします(^_^;)
キャンプで寝る時の鉄則|❷タープを低くする
失敗談:タープパタパタ事件

寝ている間に風が強くなって、ガイロープが抜けてテントやタープがパタパタすることってありませんか?
テントならまだしも、タープのパタパタはタープ自体が倒壊する危険も。
懐中電灯とトンカチ持って夜中に起きることが何度もあり、寝不足に(^^;;
なので、最近はこれ↓を必ずやる様にしています。
鉄則:寝る前にタープを低く
タープは居住性を考えて、極力高くセッティングするので、横風でグラグラする場合も。
そんな場合は、ガイロープとポールを横風に強い位置関係にすればいい。
図解するとこんな↓感じ。

ガイロープとポールを横風に強い位置関係にしようとすると、必然的にタープ自体が低くなりますので
タープを低くする
って思ってもらえればよいかと。
この技はあまり紹介されていませんが、物理の原理↓からも横風に強く、耐風性能は格段に上がりますので是非っ。

注意:ガイロープが横長くなるので夜中に足を引っ掛けない様に
キャンプで寝る時の鉄則|❸装備をタープ中央に寄せる
失敗談:装備ビチョビチョ事件

キャンプ場の天候は変わりやすいので寝る前は晴れていても、夜のうちに雨が降ることも。
雨が降らなくても、夜露でビチョビチョに〜
なので、寝る前にテント内へ移動できるものは、テントに入れておきたい。
っと言うことはわかっていても、翌日起きたら『あらら〜濡れちゃってる』って^^;
鉄則:装備は車やテントに移動!できないものはタープ中央に!
まず、車やテント内に移動できるものは車やテントに移動。
これが基本。
特にチェアーやランタンの様な濡らしたくないものは車の中ね。
テーブルや鍋・やかんなど、最悪濡れてもいいものは、こんな↓感じで、タープ中央に寄せておいたらいいかと。

横風対策でタープは低くしてあるので、濡れにくくなってます。
なお、鍋・やかんなどは風で飛ばない様に水を入れて重くしておいたらいいです。
キャンプで寝る時の鉄則|❹手元に電灯・お茶
失敗談:ガイロープ引っ掛け事件

夜のテントサイトは暗い。
常夜灯があるところはまだしも、南乗鞍の無印良品キャンプ場は常夜灯がなく、夜になるとマジで真の闇。
その代わり、雲がない時は満点の星空が空全体に見えるので、僕は常夜灯不要論者です(笑)
そんなところで夜中にトイレ行こうとしてよくやらかしたのが、ガイロープの引っ掛け。
転びそうになるだけじゃなく、タープなどは倒壊につながり、びっくりして目が覚めちゃう!
鉄則:手元に電灯・お茶

備えあれば憂いなし。
寝る時に手元に懐中電灯とお茶を必ず置いておきましょう。
スマホでもいいですが、寝ぼけて落としたら大変なので、こんなLEDライトがおすすめ。

キャンプで寝る時の鉄則|❺焚き火は早めに消火
失敗談:眠りたいのに眠れない事件

寝る前の焚き火完全消火は、キャンプの基本の『キ』。
でも、寝ようと思っても、なかなか消えないってことありませんか?
これ、マジで困りますし、僕もよくやらかしてます。
鉄則:焚き火は早めに消火

石油ストーブは簡単に消えますが、焚き火の消し方には、
- 自然鎮火
- 火消し壺に入れる
- 水を張った防火バケツに移す
という3つの方法がある。
火消し壺が最も効果的だが嵩張るので、どうすればいいのか?
答えは簡単。
寝る1〜2時間前に焚き火をきりあげ自然鎮火
燃えている薪を火バサミで『グサグサ』と割って小さくすれば、早く燃え尽きます。
食器などの後片付けに時間かかるので、早めの消火を心がければ問題ないかと。
それでも、早く消したいって方はこんな↓火消し壺がいいかも。
まとめ
以上、キャンプで寝る時はどうしてる?と題して、寝る前に必ずやっておくべき5つの鉄則を紹介しましたが、いかがでしたか?
面倒だな〜って思われるかもしれませんが、備えあれば憂いなしで、実践してみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。