ポールを突き抜けるワンポールテント用のテーブルを自作
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

このブログを読んでいる皆さんは、『ワンポールテントで使えるテーブルが欲しい』って悩んでいるのでは?

僕は10年程ワンポールテントを使ってますが、ひょんなことから、悩み始め、自作しちゃいました。

ここでは、ポールを突き抜けるワンポールテント用のテーブルを自作した経緯とその内容を紹介します。


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
この記事を書いている人
九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





自作しようと思った経緯

まずは、なぜ、DIYしようと思ったか、その経緯を簡単に紹介します。

詳細はキャンプで「ロースタイル」はしんどい?腰痛持ちの「ハイスタイル」への変更計画で紹介しています。

『ロースタイル』がしんどくなった

ロースタイルチェアーとロースタイルテーブル
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上の写真は、現在のキャンプスタイル。

チェアーもテーブルも全てロースタイルで揃えています。ただ、最近、問題発生!!

腰痛持ちには「ロースタイル」はしんどい(;^_^A

ならば「ハイスタイルに変更するぞ~~」って思いきや、ここで問題がっ!

『ハイスタイル』にするには、センターポールが邪魔

ピルツ15内の立って歩ける範囲
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僕の持っている小川ピルツ15は高さ3.1mあるけど、立って歩ける範囲は上の図の様にワンポールテントの周りに限られるんですよね~

なので、テーブルを真ん中に置きたいが、センターポールが邪魔

こんな↓専用テーブルも売ってますが、ロータイプが主体な上、折りたたんで車載するには大きすぎて、僕的には不合格。

ワンポールテント用の市販テーブル
created by Rinker

ならば、自作するしかないっってことに!

次に、その自作テーブルの構想・設計編を紹介します。

構想・設計編

ワンポールテント用のハイテーブル構想

自作テーブル構想
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自作テーブルに課したミッションは、こんな↓4つ。

  1. センターポール周りの動線に沿ってテーブルを配置
  2. センターポールを突き抜けたテーブル
  3. 車に積む際は超コンパクト【最重要】
  4. テーブルの組み立ては超簡単に

このミッションをクリヤすべく設計したので、次に紹介します。

ハイテーブルの設計

車載のコンパクト性を最重要視し、天板と脚は分解タイプとしました。

天板は板厚15mmの合板をこんな↓感じに加工します。

自作テーブル構想
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コンロを置いた上で、ランチョンマット4枚が余裕で乗せれる大きさなので、夫婦2人で使うには十分なサイズ。

脚は以前使っていたアルミ製キッチンテーブルの脚を再利用(SDGsね)。

テーブル脚は再利用品
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この脚のボルト部分を天板に通して、ナットで固定するだけ。

たった、これだけです(笑)。

脚が長いのでテーブルがグラグラすることが予想されましたが、対策は後で紹介します。

テーブル天板の車載スペースはほぼゼロ

テーブルの車載イメージ
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車載の際は、天板を愛車カングーのベッドキットの上に乗っけるだけ。サイズはオリジナルなのでピッタリです。

天板の厚さは15mmなので、ほぼ車載スペースはゼロ

脚はベッドキット下の荷物室に転がしておくことに。

テーブルの組み立ては超簡単に!

キャンプ場での組み立てイメージ
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組み立ては、テントを設営する際に、テーブルの穴にセンターポールを突き抜けさせれば問題なし。

脚の組み立ては、テントを設営した後に、こんな↓感じでやれば、一人でも十分可能だと。

テーブルに脚を付けるイメージ
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次に、その製作編を紹介します。

チャットでご相談。山キャン情報室では、「○○な情報も知りたい」など、読者様のご質問やご相談に、お答えしています。

製作編

テーブル天板の製作

製作といっても、ホームセンターでサイズを指定して切ってもらうだけですが、問題は直径10cmの大穴をどうやって空けるか?

やはり専用のホルソーしかないって事で、穴を一つ空けるだけですが、泣く泣くこれ↓を購入。

大型ホルソー(直径100mm)
created by Rinker

これを電動ドリルに取り付けて、ドリルの回転数を抑えつつ、失敗しないように慎重に空けていく。

ホルソーで穴開け
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大穴完成(以外に楽勝でした)。

100Φのホルソー
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さっすが、専用ホルソー君、完璧でした!

脚を取り付けてみると、グラグラする~(泣)

脚の取付穴も電動ドリルで空けて、さっそくアルミの脚を取り付けてみた。

予想通り、ハイテーブルのため脚が長いので横から押すとグラグラして安定性がイマイチ

グラグラするイメージ
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想定内でしたが、グラグラ対策が必要の様です。

天板と脚の取り付け部を補強すれば解決しますが、車載時の収納性を考えると天板に細工はしたくないっ

数日間悩みましたが、神のお告げか、グッドアイデアを思いつきました。

グラグラ対策に100均のドアストッパ3個が大活躍

神のお告げに従い、100均でドアストッパを3つ購入。

100均のドアストッパ
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早速、グラグラ対策のシミュレーションをしてみました。

っといっても、こんな↓感じで、ドアストッパをセンターポールと穴の間に挟み込むだけ(笑)

ドアストッパ取り付けイメージ
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こんな↓原理で、センターポールとテーブルが一体になり、グラグラしないはず。

グラグラ対策の原理
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家の中でシミュレーションしてみましたが、ビクともしませんでした。

グラグラが止まったイメージ
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強風でセンターポールが揺れるとテーブルも揺れるはずですが、そんな時は一時的にドアストッパを外してやれば、問題ないかと(;^_^A

塗装して完成

グラグラ問題は解決したので、板が反らないように、両面に塗装して完成。

塗装してテーブル完成
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けやき色の天板とアルミ脚のコラボがオシャレですね(自画自賛)。

まとめ

以上、ポールを突き抜けるワンポールテント用のテーブルを自作した経緯とその内容を紹介しましたが、いかがでしたか?

皆さんの所有しているワンポールテントや車のサイズに合わせて自由に作れるので、ハイテーブルに限らず自作の際の参考になるかと思います。

実戦へ投入したレビューはキャンプで「ハイスタイル」にしたら想定以上に楽ちんになった話で紹介しています。