
こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
登山に行くと、必ず見かけるジェットボイル。
僕もジェットボイル愛好家で、山のパートナーとして大活躍しています。
登山の最大の楽しみが『山頂コーヒー』。でも、山頂では風が強かったり、時間がなかったり、なかなかゆっくりコーヒが飲めないもの。
ここでは、ジェットボイルでコーヒーと題して、山頂で手軽にドリップコーヒーを淹れる小技を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
ジェットボイルで手軽にドリップコーヒーを淹れる小技 ①装備編
コーヒー党の僕として、山頂で疲れた体を癒してくれるコーヒーは、なくてはならない存在。
それも、インスタントじゃなくて、ドリップコーヒーが飲みたい。
でも、どうしたら軽くて簡単にドリップコーヒーを作れるか、試行錯誤を繰り返し、いきついた究極の小技を紹介しますね。
必須装備は①〜④の四つです。
①ジェットボイルZIP
②チタンコッヘル
③モンベル O.D.コーヒードリッパー
④コーヒーフィルター
⑤木製スプーン(おまけ)

全てまとめて2Lのスタッフバッグに収まります。

それでは、一つずつ簡単に紹介します。
①ジェットボイルZIP
僕のなくてはならない相棒です。詳細の仕様はここで確認してください!
②チタンコッヘル(エバニュー チタン パスタもクッカーM)
探しに探して、ジェットボイルZIPが中へすっぽりと入るこれを見つけました。
ドリップコーヒー専用じゃなくて料理にも使いますが、ドリップコーヒー入れる際に必須。その理由は②の作り方編を見てね。
水切りが付いているのでパスタ作りにもバッチリです。

③モンベル コンパクトコーヒードリッパー
モンベルから売りに出ている携帯用のコーヒードリッパーで重さはケースも込みで、7g。

コンパクトに折り畳めて、洗って繰り返し使えるエコノミカルでエコロジカルなコーヒードリッパー(特許取得済)。約60マイクロメートルの目を持つマイクロ・メッシュ地でドリップすることによって、旨味が凝縮されたアロマオイルを透過し、豆本来の味を楽しめます。コーヒーだけでなく、お茶にも使用できます。市販のペーパーフィルターとの併用も可能。
通常はこんな感じで箸を使って支えるようになってますが、安定感が悪い上、風で吹き飛ばされそうに何度もなって、山頂で使うにはイマイチ。
なので、使い方を変えています。詳細は②の作り方を見てね。

④コーヒーフィルター
こんな、家庭用のフィルターでOKです。
次に、この装備を使ったドリップコーヒーの作り方を説明しますね。
ジェットボイルで手軽にドリップコーヒーを淹れる小技 ②作り方編
技と言っても、わかってしまえば超簡単。
では、山で使っている時の写真を使って、順番に説明しますね。
手順1:ジェットボイルでお湯を沸かしながら、ドリップコーヒの準備
風が強い時はコッヘルの中でコーヒー粉をモンベルコンパクトドリッパーに入れる作業をすると、風よけにもなって安心。

手順2:沸騰したお湯をコッヘルの中に移し替える
コッヘルに移し替えることで、ドリップコーヒーに適温の80°ℂまで温度が下がります~。
でも、なぜ移し替えるかっていうと、次の手順を見てもらえればわかります。
手順3:ジェットボイルZIPの上にコンパクトドリッパーを乗っけて、お湯を注ぐ
ジェットボイルとコンパクトドリッパーのサイズの相性がよくてピッタリ収まるんです。
風が強くても飛ばされることはありません。
ここに行きつくまで一年くらい掛かりました(笑)
こんな↓感じです。

コンパクトドリッパーのサイズが絶妙ですよね~~
手順4:出来上がり~
後は、コンパクトドリッパーを取り出して、少し、温めなおして出来上がり。
ソロの時はそのまんま飲むことをおすすめします。
飲むときは、ネオプレーン(外側のカバー)を少し下げれば飲みやすいです。

ネオプレーンが付いているので保温性がよくて冷めにくいですが、途中で冷めてきたら温めなおせばOK。
2~3人の時は口を付ける前に、分けるようにしてくださいね(笑)
おまけ:後片付けのポイント
- 使ったコーヒー豆はフィルターのまま取り出して放置
- 晴れていれば、コンパクトコーヒードリッパーは5分くらいで乾きます
- 使ったコーヒー豆はフィルターのままごみ袋に入れて持ち帰りましょう
以上、ジェットボイルでドリップコーヒーを作る究極の小技を紹介しましたが、最後にその魅力を紹介します。
山頂で飲むドリップコーヒーの魅力
山頂で飲むドリップコーヒーの魅力は、言葉で語っても百聞は一見に如かずって事で、その写真の一部を紹介します。
北岳の北ノ肩小屋でのモーニングコーヒー
テントの中で寝ころんで朝日を見ながらのモーニングコーヒー
感動で涙しながらコーヒーを飲んだ記憶が。

鹿島槍ヶ岳山頂から劔岳を見ながらの山頂コーヒ
お花畑を見ながら山頂に到着して、丸太ベンチでお昼のコーヒータイム。
コーヒー飲みながら一時間ぐらいぼ~~っとしてました(笑)

薬師岳山頂直下でのコーヒータイム
薬師峠テント場からナイトハイクで、熊におびえながら薬師岳に朝日を見に。
下山前に山頂直下の薬師小屋で山小屋の主人と話しながら、ドリップコーヒー飲みながら一休み。

白馬大池山荘からの出発前のコーヒータイム
栂池〜白馬大池〜白馬岳と縦走した時の白馬大池山荘泊テント場で一泊。
朝の出発前の日の出待ちのモーニングコーヒー。

徳沢園テント場でのコーヒタイム
恒例の涸沢紅葉狩りでの一コマ。
山友と二人で、テント場脇のベンチで、コーヒ飲んでまったりこん。

まとめ
以上、ジェットボイルでコーヒーと題して、山頂で手軽にドリップコーヒーを淹れる小技を紹介しましたがいかがでしたか?
この技のおかげか、山友と行くと、山頂コーヒー係を仰せつかっています(笑)。
他にも『こんな技もあるよ!』っていうのがあれば、参考にさせていただきたいので、コメント下さいね。