キャンプブームは本当に終わったの?実はそれを歓迎しているキャンパーが多い
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こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。

「キャンプブームは終わった」といわれてますが、本当なんでしょうか?

ここでは、キャンプブームで困ったこと・良かったことを実体験をもとに整理してみましたので紹介します。

まとめてみると、ブームの終焉を歓迎しているキャンパーも多いこともわかったので、気になる方は読んでみてください。


この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~
この記事を書いている人
九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。

2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。

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そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。





キャンプブームは本当に終わったのか?

確かにキャンプブームは一段落して落ち着いたような感じですが、キャンパー人口が減った訳ではないんです。

どんな変化があったのか、少しまとめてみました。

2020年:キャンプブームが起こったきっかけは新型コロナ

新型コロナ
出典:いらすとや

今までもキャンプブームといわれる時期が何度かありましたが、2020年から始まった新型コロナウィルスの蔓延で大爆発。

密閉・密接・密集の3密を避けるために、これまでキャンプをやったことのない多くの人々が新たにキャンプ場に足を運ぶ様に。

その結果、アウトドアメーカーの売り上げも急増してキャンプギアが飛ぶように売れ始め、キャンプブーム到来とマスコミが騒ぎ出した

2024年2月:スノーピークの大幅減益から『キャンプブームは終わった』との報道

キャンプブームは下火に
出典:いらすとや

新型コロナが落ち着いて3密と騒がれなくなってきた矢先の2024年2月にスノーピークが大幅な純利益の減少を公表

スノーピークが利益減少の理由を『コロナ禍で高まったキャンプ需要が落ち着いた影響』と説明。

これがマスコミにより『キャンプブームは終わった』と報道され、キャンプ人気がなくなった印象を与えてしまった

現在:キャンプ人口が激減したわけでもなく『カルチャー』として定着

我が家のキャンプシーン
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実際はキャンプ人口が激減したわけではなく、逆に増加傾向にあるそうです。

では、なぜキャンプブームが終わったといわれるのか、まとめてみると理由はこんな↓感じ。

  • ブームに乗って始めた『にわかキャンパー』がキャンプ離れした
  • キャンプギヤは一度購入すると長く使うものなので、新しくギアを購入する人が減った
  • ただ単にマスコミの露出度が減ったことも一因

結局はアウトドアのカルチャーとして定着したといっていいと思います。

次に、そんな一時的なキャンプブームで僕がマジで困ったことを紹介します。

キャンプブームで困ったこと

『にわかキャンパー』によるマナーの悪化

にわかキャンパー
出典:いらすとや

僕が一番、うんざりしてたのが、『にわかキャンパー』によるマナーの悪化

例えば、

  • 消灯時間を過ぎても騒ぐ(例:ヒソヒソ話でも結構うるさい)
  • 焚き火の処置(例:火がついたまま寝てる人もいてびっくり)
  • 寝る前のゴミの処置(例:朝起きたら野生動物によりゴミ袋がバラバラ)
  • 大光量のランタンが眩しすぎる

数え上げればきりがなく、キャンプに不慣れだけで悪気はないとも思いますが、正直辟易してました。

予約が取りにくくなった

青川峡キャンピングパークを予約する裏技2
出典:いらすとや

キャンプブーム最盛期の時は、キャンプ場の予約が取れにくく、予約を確保するために四苦八苦した人も多かったのでは?

ハイシーズンなら諦めもつきますが、春や秋でも予約が取れにくい状態がありましたよね。

個人的見解ですが、予約が取れにくいので複数日を予約しておき、行く日を除きキャンセルする方もおられるのではないかと疑うばかり(すみません)(^^;;

ギアが高くなり、さらに品切れ状態が続く

ギヤは高くなる
出典:いらすとや

自分もそうですが、キャンプ場で同じテントやタープが張ってあると、やや拍子抜け感ありますよね。

キャンプあるあるですが、他人と被らないテントやギアを求めた争奪戦

それにより、人気アウトドアブランドのキャンプギアが品切れ状態になることが多々あり、需要と供給のバランスからギア自体の値段も上がるという悪循環が^^;

 

以上、キャンプブームで困ったことをまとめてみましたが、逆に良かったこともたくさんあり、次に紹介します。

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キャンプブームで良かったこと

新設のキャンプ場が続々と増えた

キャンプ場が増加
出典:いらすとや

キャンプブームに乗って新しいキャンプ場が次々と開設。

このペースってすごかったですよね。

キャンプ場が増えるということは選択肢も増えるってことで、良かったなって思います。

既設のキャンプ場も負けじと整備が進んだ

昔ながらの既設のキャンプ場で気になるのが、水回りやトイレの古さ。

新設のキャンプ場に負けじと既設のキャンプ場も進化。

例えば

  • お湯を使える水回りの増設
  • トイレのウォシュレット化
  • 密閉式のゴミステーションの設置
  • Wi-Fiの完備
  • 電源付きサイトの増設

このことは、個人的にはブームがもたらした最大の効果かなって思います。

僕のよく行っている三重県の孫太郎オートキャンプ場では、こんな↓グランピング施設も併設され、料理などは近くのホテルから供給されている様です。

設備が良くなった
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ギアの種類が増えたので選択肢が多くなった

キャンプギヤの増加
出典:いらすとや

他人と被らないものを使いたいという心理から、個性的なブランドを選ぶ人も。

そんな需要から、キャンプギアの種類が大幅に増えたことも嬉しい限りです。

以上、キャンプブームで良かったことをまとめましたが、諸手を挙げてキャンプブームの終焉を喜んでいるキャンパーもいるようで、最後にその理由を実体験も交え紹介します。

キャンプブームの終焉を実は歓迎している人も多い

理由1:『にわかキャンパー』が減ったので落ち着いてキャンプができる

人が少ないのでリラックスできる
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ブームの時に遭遇した『にわかキャンパー』による迷惑行為。

実際にキャンプ場に行くと明らかに全体的にマナーが良くなっていることを実感します。

理由2:キャンプ場の予約がしやすくなった

キャンプに行き続ける
出典:いらすとや

ブームの時の予約争奪戦が落ち着いてきて、フレキシブルにキャンプの日程を組みやすくなってきました

なので、晴れ狙いも比較的容易になってきた様に思います。

ただ、人気の高いキャンプ場や大型連休中は、依然として予約が難しい状況が続いていますが、それは致し方ないかと。

理由3:ギアが安くなった

キャンプギヤが安くなる
出典:いらすとや

ブームの最盛期に起こった、人気ブランドのキャンプギアの品切れとそれに伴う価格の高騰。

現在はギヤは比較的安くなり、さらに中古市場には、さまざまなキャンプギアが出回っている様です。

古参キャンパーにとっては、ブームが落ち着いたことによる大きなメリットといえそうです。

ブーム終焉しても「キャンプに行き続ける」

アウトドアブランド PYKES PEAKの「キャンプブームに関するアンケート調査」結果からはこんな結果も!

  • 99%のキャンパーがブーム終焉しても「キャンプに行き続ける」
  • 40%以上が「ブーム終焉でマナーが良くなった」
  • キャンプに行く回数は「変わらない」(74%)、「増える」(24%)

詳細はここ↓

まとめ

以上、キャンプブームは終わったのか?という疑問からキャンプブームで困ったこと・良かったことを実体験をもとに紹介しましたがいかがでしたか?

ブームの終焉を歓迎しているキャンパーも多いということも納得できたかと。

最後まで読んでいただきありがとうございます。