こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
皆さんは、キャンプではどんなチェアを使ってますか?
チェアにはハイスタイル・ロースタイル、アルミ製・木製など、いろんなタイプがありますが、30年間キャンプをやってきた経験からは、ロースタイルの木製チェアが一番。
その中でも、値段は高いですが、キャンパー憧れのカーミットチェアがイチオシ。
ここでは、カーミットチェアはなぜ高いのか、10年以上の愛用者の僕が今でも手放せない魅力を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
カーミットチェアはなぜ高い?
カーミットチェアのカーミットはアメリカの人の名前。
バイク好きのカーミットさんは、バイクで持ち運べて収納性がよくて、キャンプで使うのに頑丈で快適なチェアを探していましたが、市場にないため、1984年に自分で作ったのが始まり。
キャンパーなら誰でも一度は購入したいと思うはずですが、なんといっても値段が高い。
お店によって変動はありますが、一脚で3万円程度。
安いチェアーなら3000円程度から売ってることを考えると、超高いですよね。
そんなカーミットチェアーが高い理由は『一つ一つ手作りのハンドメイド』だから!
でも、購入時は高くても、10年以上使っても全く後悔していません。
では、どんな魅力があるのか、次に紹介しますね。
10年以上の愛用者の僕が、今でも手放せない魅力とは?
カーミットチェアにはこんな↓5つの魅力が満載で、一つづつ紹介します。
- デザイン
- 大自然に溶け込む
- ハンドメイド感
- コンパクトで組み立てが楽ちん
- 座り心地が抜群
カーミットチェアの魅力1:デザイン
キャンプのチェアというと、アルミ製のものを使っている人が多いですよね。
確かに、アルミ製は軽くて持ち運びにも便利ですが、おしゃれさに欠けますよね。
木製のカーミットチェアは、なんといっても、かわいいデザイン。
アメリカンテイストな割に、高いデザイン性から室内で使用する人も多く、シンプルでスタイリッシュな北欧家具にも調和します。
カラーバリエーションも豊富にあるので、自分の好みに合わせれることも可能。
カーミットチェアの魅力2:大自然に溶け込む
木製チェアのいい点は、大自然に溶け込むナチュラルなデザインで、テーブルも木製で合わせると、テント内がおしゃれに。
カーミットチェアに使われているオーク材は、ヨーロッパなどで家具だけでなく船やウィスキーの樽などにも使われており、堅く重厚感があり耐久性にとても優れた木材です。
シートの生地には1000デニールナイロンが使われていて、長年使っても座面の部分の生地が伸びることもありません。
カーミットチェアの魅力3:ハンドメイド感
カーミットチェアはハンドメイドなので、塗装ムラなど、ある程度の個体差があります。
ただ、これが逆にハンドメイドならではの味わいがあり、僕のカーミットチェア愛は、ここが一番大きいかも。
カーミットチェアの魅力4:コンパクトで組み立てが楽ちん
分解して収納できることも特徴で、想像以上にコンパクトに。
そもそも、バイクのサイドバックに入れる事を想定して作られているので、携帯性は抜群。
二脚でこんな↓サイズ感です。
収納サイズは長さ 56cmで重量は2.4kgと、想像以上にコンパクト。
収納バッグは”しっかり”としており、高級品の漂い(笑)。
一つの収納バッグに、これだけの部品が入ってます。
それを、工具いらずで組み立てるだけ。
背中と腿の部分のフレームは曲線となっており、最後に組み立てる様になってます。
慣れると2分程度で組み立てられますよ。
組み立て完了。
カーミットチェアの魅力5:座り心地が抜群
上の写真の様に曲線となっている背中と腿の部分のフレームが、ピタッと体にフィットします。
この曲線のフレームのお陰で、安定感があり、座り心地が抜群。
以上、個人的にはいい事だらけで10年以上愛用していますが、こんな↓欠点もあり。
10年近く使って不満はありませんが、唯一不満なのが、収納バッグにしまう時にバックがキツキツの設計で、なかなか入りにくい事。
僕は登山口駐車場で休憩したりする事にもさっと取り出したいので、組み立てたまま収納していますので、問題ないです。
以上、長年使った魅力を紹介しましたが、次に、そんなカーミットチェアの魅力を感じさせる使用シーンを紹介します。
カーミットチェアの魅力を感じさせる使用シーンの紹介
①冬キャンではピルツ15内で使用
冬キャンでは、オガワキャンパルのピルツ15を使ってますが、ロースタイルって事もあり、頭上も広々してピッタリ。
孫太郎オートキャンプ場(紀伊長島)
カーミットチェアの木のぬくもりが心地がほっこりしますね。
②夏キャンではタープ内で使用
夏キャンではカングー内のベッドキットで寝る事にして、タープだけキャンプをしてますが、カーミットチェアーでオシャレな空間を演出(自画自賛)。
渚園キャンプ場(浜松)
御嶽CIAOキャンプ場(御嶽山)
この時は、下界は40度近くの猛暑なのに、標高1800mのキャンプ場は秋の気配。
それに加えて、他のキャンパーは一人もいなくて、我が家で独り占めでした。
特にキャンプ場のウッドデッキとカーミットチェアの相性は抜群。
③絶景スポットでのコーヒータイムに使用
景色いい所でサクッとカーミットチェアを取り出して、コーヒタイムするのもオシャレじゃないですか?
富士山麓の朝霧高原付近
ただし、人の少ない交通の邪魔にならない場所に限ります
④登山の前夜泊のお伴に使用
設営時間10秒程度(笑)。個人的には最もカーミットチェアの恩恵に浸る瞬間。
御嶽ロープウエイ駐車場での登山前の朝食タイム
新穂高温泉第3駐車場で笠ヶ岳登山前日の晩御飯タイム
当然ですが、駐車場が空いてて余裕がある時に限ります
カーミットチェアにもいろんな種類があり、最後にそのスペックも含め紹介します。
カーミットチェアにはいろんなタイプがあります
①カーミットチェア【スタンダード】
もっともオーソドックスなカーミットチェアで、カラーバリエーションは豊富なこともいいですね。
- 組立てサイズ:幅53×高61cm
- 収納サイズ:11 x 16 x 56cm
- 座面高:約30cm
- 重量: 約2.4kg
いろんなサイトから販売されており、価格もタイミングによって変わりますので、ここで↓しっかり下調べしてください。
②カーミットチェア【ハイバック】
個人的にはスタンダードがコンパクトでおすすめですが、背の高い方で背もたれが足りないと感じる人向けの商品です。
スタンダードより10cm背もたれが長く、それ以外は全く同じです。
- サイズ:幅53×高71cm
- 収納サイズ:11×16×高さ67cm
- 座面高:32cm
- 重量:3kg
詳細スペックはここ↓を見てね。
③カーミットチェア【ワイド】
こちらは、ややメタボタイプの方や、ゆったり座りたい方に向けた商品です。
スタダードより5cm幅が広い。5cm広いと座り心地は結構変わるでしょうね。
- サイズ:幅57×高さ61cm
- 収納サイズ:11×16×高さ56cm
- 座面高:約30cm
- 重量:約2.6kg
④レッグエクステンション
カーミットチェアはシート高さが30cmのロースタイルですが、ロースタイルが苦手な方にはこんなオプションも用意されてます。
これを付けると、シート高さを30cmから43cmに底上げが可能。
ビックリするようなオプションがありますね~(笑)。
まとめ
以上、カーミットチェアはなぜ高いのか、10年以上の愛用者の僕が今でも手放せない魅力を紹介しましたが、いかがでしたか?
価格は確かに高いですが、アルミ製チェアからの買い替えなど、検討してみて下さい。
最近、腰痛持ちとなりまして(笑)、購入しました。詳細はカーミットチェアーにエクステンション付けたら腰痛が激減で紹介しています。