こんにちは、山キャン情報室 管理人の亀太郎です。
現在閉鎖中の「チャオ御嶽スノーリゾート」にオートキャンプ場があったって知ってます?
たったの数か月足らずの営業だったようですが、素晴らしい所でした。
ここでは、そんな閉鎖中の「チャオ御嶽スノーリゾート」にあった幻のオートキャンプ場を紹介します。
- この記事を書いている人
登山歴:2007年~キャンプ歴:1995年~ - 九州の大学卒業後、愛知県の自動車会社で車体構造の研究に従事する傍ら、1995年からデスクワークのストレス解消にオートキャンプを始める。
2007年からは、「山頂でテント泊をしたい」との単純な発想から、登山を独学で学び(一時期、山岳会に所属)、今はソロテント泊主体に活動中。
そんな経験もふまえ、大手メディアでは取り扱っていないノウハウや小ネタ情報を発信しています。
閉鎖された「チャオ御嶽スノーリゾート」にあった幻のオートキャンプ場とは?
チャオ御嶽スノーリゾートの成り立ち
1998年に開業した御嶽山の北斜面に位置するスキー場。
ゲレンデは標高1800~2200mと日本でも指折りの標高の高さを誇るスキー場なので、中部地区ではパウダースノーが楽しめることで有名。
反面、高速道路からから遠いという立地条件や2014年の御嶽山噴火の風評被害もあり、2018-19年のシーズンから営業中止となっています。
オートキャンプ場はいつできた?
オートキャンプ場がオープンしたのは2018年7月14日。
高山市長のHPで、こんな風に紹介されています。
- 高根町の「チャオ御岳マウンテンリゾート」が、本日リニューアルオープンいたしました。
- 今年から、夏場においてもゴンドラを運行し、2200メートルから見る雄大な山岳景色と、夜は輝く満天の星空を満喫いただけるようになりました。
- 頂上駅にはレストランが開店し、麓駅近くにはオートキャンプ場もオープンました。
引用元: 高山市長の2018年7月14日付けHP
新設されたオートキャンプ場はスキー場の臨時駐車場を使ったもので、センターハウスの近くにあります。
いつから閉鎖されているのか?
キャンプ場が閉鎖されたのは2018年末(なんと、オープンした年)。
当時の運営会社から「2018年の集中豪雨などで十分な準備ができなかった。。」などの発表がされ、スキー場自体がオープンできず、現在に至っているそうです。
クラウドファンディングでこんな↓復活プロジェクトも立ち上がったそうですが、資金が集まらず中断したとのこと。
過去にチャオ御岳スノーリゾートの運営に関わっていた経緯からこのたび、チャオ御岳スノーリゾートの復活に挑戦してみようと、プロジェクトメンバーを立ち上げました。
っということは、キャンプ場が開いていた期間は、「2018年7月14日~夏営業終了」までの3か月足らず。
まさに、幻のオートキャンプ場となってしまったようです。
でも、奇跡的にもそこでキャンプをした僕にとっては素晴らしい所でしたので、次に紹介します。
御嶽山の幻のオートキャンプ場は素晴らしかった
キャンプ場のオープン初日に、友人でスノボ大好きAくんが偶然にもチャオに遊びに行ってたんです。
Aくん「チャオに新しいキャンプ場ができたみたいなので、行ってみたら」
僕「なぬ~今週末に行くわ」
って事で、キャンプ場オープンの翌週(2018年7月21~22日)に、「タープ+車中泊」のセットだけ持って行きました。
オープン直前の集中豪雨の影響で、まだサイトの整備などが完全にできていない状態でしたが、素晴らしくいい所でした。
なにが、素晴らしかったか、紹介しますね。
❶御嶽山・乗鞍岳が一望できるロケーション
なにが、素晴らしいかっていうと、ロケーションが凄すぎるんです。
キャンプ場から南側を見ると御嶽山がバーンっと見えます。こんな↓感じ。
その反対側はこんな↓風に乗鞍岳が目の前に
乗鞍岳をこんなアングルで望めるところは他にはないと思います。
富士山が目前に見えることで有名な「ふもとっぱらキャンプ場」にも負けていませんよね~~
❷電源付きウッドデッキサイトで快適
工事の遅れで「電源付きウッドデッキサイト」に電源が来ていなかったので、フリーサイト料金(確か3000~4000円)で使わさせてもらえました。
そんなウッドデッキは超大型。こんな↓感じね。
オガワキャンパルの大型ヘキサタープでも、こんな↓風に余裕。
ただ、難点はサイトの地面が硬いこと。
僕の持っているこんな↓最強の鍛造ペグでも、場所によっては歯が立たなかったです(笑)。
でも、ウッドデッキでタープを固定できたので、問題なかったです。
やっぱ、新品のウッドデッキ上は超快適~♪♪
❸標高1800mなので真夏でも夜は寒い
キャンプ場の標高は1800mと日本でも有数の高さ。
当日は下界で40度を超える猛暑でしたが、キャンプ場は超涼しいです。
夜になると涼しさを超えてマジ寒いくらい。
かみさんが寒いっていうので、車中泊用のカセットガスファンヒーターで暖をとる始末(笑)。
カセットガスファンヒーターの詳細は冬の車中泊の暖房にカセットガスファンヒーター『風暖』なら一泊100円でヌクヌクで書いてます。
寝る時は、車中泊でしたので「電気毛布+シュラフ」で安眠できたです。
真夏なのに電気毛布っと思うかもしれませんが、備えあれば憂いなしでした(笑)。
電気毛布の使い方は冬の車中泊で電気毛布は寝袋の中に敷けばポータブル電源は長持ちできる!で書いてます。
❹ハイシーズンでもガラガラ(っていうか誰もいなかった)
7月の中旬といえば、子供さんは夏休み中のハイシーズンですよね。
でも、ガラガラでした。
っていうか、僕たちだけで誰もいませんでした。
たまたま、麓でクマ出没騒ぎがあったそうで、猟師さんが軽トラで見回りに来て、気を付ける様にって(@_@;)
なので、夜は音楽を最大ボリュームにして鳴らすことに(笑)。
なんか、楽しい思い出ばかりが残ってますが、アクセスが悪すぎてお客さんが来ないってことが最大の問題かもしれません。
帰りは「開田高原アイスクリーム工房」に寄れる
「開田高原アイスクリーム工房」では知る人ぞ知る超おいしいソフトクリームが食べれます。
ハイシーズンは長蛇の列ができる時もありますが、是非、食べてみて下さい。
以上、キャンプ場の素晴らしい部分を紹介しましたが、その現状を調べたので紹介します。
御嶽山の幻のキャンプ場の現状
色々調査しましたがキャンプ場に関する記述はなく、唯一あったのが僕たちが行った1か月後のこんな↓キャンプ場の様子。
オープンして1か月経っても、お客さんは少ないままの様ですね。
Google Mapから入手した現状はこんな↓感じで様変わりしてました。
新品だったウッドデッキやそれ以外の設備など全て撤去されている様です(;^_^A
閉鎖された「チャオ御嶽スノーリゾート」の復活を祈るのみです
まとめ
以上、閉鎖中の「チャオ御嶽スノーリゾート」にあった幻のオートキャンプ場を紹介しましたが、いかがでしたか?
こんな素晴らしいキャンプ場が閉鎖されたままなんて、キャンプ好きには耐えがたい話です。
僕のブログで訴えてもなんの影響力はありませんが、皆さんで念じてもらえれば幸いです。